こんにちは、ひやしうめです。
このシリーズも気づけば8回目になりました!今回も変態型エルフーン考察をしていきたいと思います。
今回紹介するのはHCDギガドレエルフーンです。このシリーズではもはやお馴染みかもしれないCD振りでギガドレを持たせたエルフーンについて考察しました。
それでは紹介していきたいと思います。
ビッグバン吸い込み!!!くらいの勢いで体力吸収してくれ(切実な願い)
ちなみにカービィシリーズ大好きなんで、同志がいたら語り合いたい(てかスタアラのサントラ凄まじすぎてビビる)
エルフーン@半分回復実
性格:控えめ
特性:悪戯心
努力値:H164 B4 C180 D148 S12
実数値:156-*-106-132-114-138
技:ムンフォ ギガドレ 宿り木 身代わりorアンコor挑発
調整:H 4n
HD C161レヒレのムンフォをギガドレの回復込みで2耐え
コケコのめざ氷2発できのみ発動
控えめテテフのサイキネを87.5%耐え
C ギガドレでH振りレヒレを超低乱数2、212-110カバを94%ほどの乱数2
ムンフォでコケコを確定2
S 準速レヒレ抜き
CとDに厚く割くことで、本来は2耐えが難しい控えめレヒレのムンフォをギガドレで耐えよう!というのがコンセプト。ついでに多くの水地面電気タイプに有利が取れるようになった。
考察経緯
レヒレに有利なエルフーンを考えたい!(実はHDにかなり振らないと控えめムンフォは2耐えできず、挑発があると宿みがの展開も面倒になる)
→ギガドレを採用すれば、挑発にも強く出られて、回復込みで控えめレヒレのムンフォ受かるじゃん!!!(天才の発想)
→6世代のHBCギガドレエルフーンの考察メモが手元にあったので、それを元に考察を始める*1
→混乱実を持たせてHCDに振り分けることで、レヒレに対して行動回数を稼げるようにした。副産物として、コケコやカバに対しても強く出ることができるように
→完成!!
といった感じの思考で完成しました。一般的なエルフーンと比べて、草タイプとしての役割*2を重視した型です。
そのため、基本的にはサイクルに入れることを推奨します。
特性
宿り木やその他補助技が上から打てる悪戯ほぼ一択
調整
まず条件として、
の4点があった。
1と3を満たすために、最も効率の良さそうな数値を探したところ、C132(控えめC180振り)がレヒレへのギガドレのダメージが良くCも11nで綺麗だったため採用。
また4の通り、控えめレヒレの上からギガドレしたいのでS138(S12振り)は絶対。
残りの努力値で、1と2を満たしつつなるべくHに割いて4nに近い数値にできる振り方を探したところ、H156, D114(H164, D148振り)となった。
よって
性格:控えめ
努力値:H164 B4 C180 D148 S12
実数値:156-*-106-132-114-138
となった。
*実はギガドレの仕様を勘違いしていたため、効率の良い調整になっていない可能性があります。もしより効率の良い調整を見つけたら追記しようと思います。
追記
新しくいくつか調整を考えたので以下の記事にまとめました。よかったらご覧ください。
追記終わり
持ち物
役割対象への行動回数を増やすための半分回復実。
技
メインウェポン。ガッサや悪闘龍への遂行技。非常に優秀な技で、役割遂行のためには必須。今回はCに厚く振っているため、それなりの火力が出る。
今回着目した技。もともと好きな技であることもあり、長いこと考察していた。
純粋な草打点であり、かつ回復ソースとして使用することで各定数をずらすことができる。
もともとエルフーンは相手のサブウェポンなどで疲弊しやすく、本来有利な相手への繰り出しが難しかったが、この技と宿り木によりゾンビのような粘りを見せることができる。
記事を書いている最中にあることに気がついた。それはギガドレは与えたダメージの1/3回復ではなく1/2だったこと。そのせいで調整が綺麗じゃない可能性があることが判明した。ただし、今までやろうとしていたことは可能なため、問題はない(はず)
汎用性を持たせるためのほぼ必須技。交代を読んで負担をかけにいったり、体力の余裕があるときに撃ってHP管理をしていく。
一般的な宿みがエルフーンのような使い方というよりは、削り兼回復ソースとしての使い方がメイン。攻撃技と合わせて相手にガンガン負担を与えていく。
(実は自分のエルフーンとしては採用が珍しいと思う)
- 選択枠
最後の枠は選択枠となる。どんな技を入れてもいいが、基本的には以下の技を推奨。
- 身代わり
最有力候補。基本はこれ推奨。宿り木と合わせて宿みがを展開できるようになるので、汎用性が非常に高い。また、きのみ発動の体力調整をすることも可能。HPが4nの関係上、身代わりを置ける回数が少ない点には注意。
- アンコール
かつてのエルフーンの代名詞*3。瞑想を積んでくるレヒレに強く出ることが可能。対レヒレだけを考えるなら最も欲しい。
ただ、身代わりのスペースが無いため身がアンコの起点づくりはできず、弱体化点も目立つ。そのため、身代わりよりは汎用性が低い。
- 挑発
展開阻止、起点回避、耐久潰しと広い範囲に刺さる汎用技。身代わりのような詰めに持っていける性能も、アンコのように役割対象への安定感もない代わりに、役割範囲を浅く広げられる技というイメージ。
ダメージ計算
ポケモンの横についている数字は実数値です。
与ダメ(H - D)
・コケコ(145-96) 75~88(51.7~60.6%) 確定2
・レボルト(155-100) 72~85(46.4~54.8%) 乱数2(61.3%)
・マンダ(170-111) 128~152(75.2~89.4%) 確定2
・ランド(196-103) 69~82(35.2~41.8%) 確定3
・グライ(182-139) 51~61(28.0~33.5%) 乱数3(0.1%)
・メガギャラ(171-150) 96~114(56.1~66.6%) 確定2
・レヒレ(177-150) 78~92(44.0~51.9%) 乱数2(8.5%)→最低回復量26→39
・レヒレ(145-150) 78~92(53.7~63.4%) 確定2
・カバ(212-110) 102~122(48.1~57.5%) 乱数2(94.1%)
・水ロトム(157-128) 90~108(57.3~68.7%) 確定2
・スイクン(207-135) 84~102(40.5~49.2%) 確定3
・メガラグ(175-131) 172~208(98.2~118.8%) 乱数1(93.7%)
被ダメ(A or C)
・ガッサ(A200)の岩石 64~76(41.0~48.7%) 確定3(2発目で混乱実確定発動するため3耐えまで可能)
・ランド(A216)の地震 57~68(36.5~43.5%) 確定3(97.6%で混乱実発動し3耐えできる)
・カバ(A133)の氷の牙 62~74(39.7~47.4%) 確定3
・メガラグ(A222)のれんち 120~142(76.9~91.0) 確定2
・メガギャラ(A207)の+1氷の牙 144~170(92.3~108.9%) 乱数1(56.2%)
・レヒレ(C161)のムンフォ 76~91(48.7~58.3%) 乱数2(97.2%)
・レヒレ(C161)のこご風 60~72(38.4~46.1%) 確定3
・レヒレ(C147)のムンフォ 69~82(44.2~52.5%) 乱数2(20.3%)
・レヒレ(C115)のムンフォ 55~66(35.2~42.3%) 確定3
・レヒレ(C161)のメガネムンフォ 114~135(73.0~86.5%) 確定2
・アシレ(C195)のムンフォ 93~109(59.6~69.8%) 確定2
・コケコ(C147)のめざ氷 60~72(38.4~46.1%) 確定3(混乱実確定発動するため3耐えできる)
・レボルト(C216)のめざ氷 88~104(56.4~66.6%) 確定2
・スイクン(C110)の冷凍ビーム 68~80(43.5~51.2%) 乱数2(5.8%)
・テテフ(C200)のPFキネシス 135~159(86.5~101.9%) 乱数1(12.5%)
運用方法
基本はサイクル。有利なポケモン(水電気地面龍ガッサなど)にあと投げし、攻撃技で負担をかけたり、宿みがを展開していく。相手を確実に倒すというよりは、役割対象を削るのが仕事。エルフーンは舐められている宿みがが面倒なことから、役割対象が突っ張ってくることが多々あるため、そこに有効打を刺して削っていく。
今回の型は特に対レヒレに重点を置いて考察したので、レヒレ対面どうすれば良いかを運用例として紹介する。
基本的にはレヒレのムンフォにあと投げする展開を想定する。(それ以外の技は基本的に安いため。一番安いのきましたねとか言おう!)
机上論であるため、実戦では引く気配を察知したら宿り木を押すなり釣るなりして有利に進めてください()
- 控えめHCレヒレ
ムンフォが76~91ダメージ、こちらのギガドレのダメージが78~なので最低39回復することができる。(なおここの記述をするまで回復が26だと思っていました。)
ギガドレを挟むことにより、156-91+39-91=13でムンフォ二発を確定耐えする。
よって動き方としては、
- 相手ムンフォ(76~91ダメ)→こちら受け出し
- こちらギガドレ(78~、回復39~)→相手ムンフォ(確定耐え、ダメージによっては混乱実発動)
- こちらギガドレ(混乱実が発動していないときは一度身代わりを挟んで混乱実を発動させてからギガドレ)→相手ムンフォ(実が発動していれば、HPが最低79+39=118になっているため確定耐え)
- ギガドレ(撃破)
これで基本的には勝ち。
しかし、瞑想もちや混乱実レヒレをケアできていない。
これらは、上記の3の段階でムンフォを耐えるHP(91以上)あるときに限りケアが可能。
ケアする場合の動き方は
- 同上
- 同上
- こちら宿り木(HP91以上あるときのみ)→相手ムンフォor瞑想
- ムンフォしてきたときは、ギガドレ圏内になっているのでギガドレ(相手がH175想定ならギガドレ宿り木ギガドレが78+21+78=177で確定。混乱実も宿り木でタイミングをずらせる)、瞑想してきたら宿みがしてギガドレ圏内に押し込む。
- 控えめCSレヒレ
こちらは基本的には抜かれておらず、ギガドレでHP156のレヒレまでは確定が取れるため、
- 相手ムンフォ(76~91ダメ)→こちら受け出し
- こちらギガドレ(78~、回復39~)→相手ムンフォ(確定耐え、ダメージによっては混乱実発動)
- ギガドレ(撃破)
- 控えめレヒレ(こご風を打たれた場合)
こご風を打たれると、上を取られてしまうため面倒。一応こご風+ムンフォは85%ほどで耐えることができるので、勝てないわけではない。
- 相手こご風(60~72ダメ)→こちら受け出し(Sダウン)
- 相手ムンフォ(76~91ダメ、85%で耐える)→こちらギガドレ(78~、回復39~、混乱実込みで最低でも118は体力が確保できる)
- 相手ムンフォ(確定耐え)→ギガドレ(CSなら撃破、HCだった場合は8.7%の低乱数を信じるしかない)
- ギガドレを耐えられた場合はここのムンフォで死ぬ
- 臆病CSレヒレ
ムンフォを約80%で二耐えするので、そこさえクリアできればギガドレ2発で突破可能。
- 相手ムンフォ(69~82ダメ)→こちら受け出し
- 相手ムンフォ(80%で耐える)→こちらギガドレ(78~、回復39~、混乱実発動)
- 相手ムンフォ(確定耐え)→ギガドレ(撃破)
- 図太いHBレヒレ
ムンフォが55~66入ったらHBだと思ってもらって構わない。基本的には混乱実ケアでギガドレ→宿り木→ギガドレで問題ない。
挑発されたらその分被弾回数が減っているため、ギガドレ連打でゴリ押せる。瞑想はうまく宿みがで削ってギガドレ圏内に押し込みたい。
- 控えめメガネレヒレ
最近増えてるやつ。
上が取れてるアンド混乱実が発動すればギリギリ二発までは耐えるので、ギガドレ二発でワンチャンはある。
- 相手ムンフォ(114~135ダメ、87.5%で混乱実発動)→こちら受け出し
- こちらギガドレ(78~、回復39~)→相手ムンフォ(確定耐え)
- こちらギガドレ(H156までなら撃破、H177だった場合は8.7%の低乱数を信じるしかない)
- 控えめスカーフレヒレ
何もできずに基本的にムンフォ二発で臨終する。3%くらいで一応ムンフォ2発耐えレバ、ギガドレ二発で勝てる()
ちなみにここまでドヤ顔解説しましたが、ムンフォのCダウン引いた瞬間にプランが崩壊します。悲しい><
相性のいいポケモン
水や電気を呼ぶポケモンが相性がいい。
初手のステロ撒きや、Xを止めるためのレヒレ、Yを上から倒すためのコケコ などにエルフーンが強く出られる。また、エルフーンの苦手な鋼にはリザードンが強い。
不意の草技で削りを入れることで、リザの通りを良くすることが可能。
メガはどちらでも相性がいい。が強いていうならレヒレが苦手なXの方がより向いていると思う。
激流型の苦手な水タイプにこのエルフーンが刺さる。エルフーンの苦手な炎や鋼にはゲッコウガが比較的強い。耐久が低いためサイクルがあまり回らないことに注意。
エルフーンの相棒。レヒレがめちゃくちゃ苦手なのでエルフーンとうまく補完がとれる。エルフーンはそんなに長期のサイクルを回せるポケモンではないため、裏には削れた相手を一掃するエースを用意しておきたい。いっそこいつをスカーフにするのもアリかも。
レヒレが苦手な積みエース筆頭。エルフーンで削ってこいつの圏内に入れるプレイングが可能。ゲッコウガと違いサイクルをある程度回せるのが魅力的。火力が低めなのが欠点。
使用感
で使用。
残念ながら試運転ではレヒレに遭遇しなかったため、どの程度レヒレ入りに動かせるのかは不明だった。(ギガドレの回復量を把握ミスしていた原因もこれ。レートをさぼっていた仇がきた) それ以外の構築にも出せるようにしたつもりではあったが、エルフーンの苦手なポケモンが環境に多く、選出率は控えめであった。
とりあえず使用して感じたことは次の2点である。
- レヒレ入りはグロス入りが多い。よってグロス、ヒトムに強い構築にしないとエルフーン選出はパワーが足りない。(あとついでにヒトムレヒレグロスのレヒレはメガネが多いので受からない)
- カバ入りにも出していきたいが、だいたいリザードンがセットでいるのでこちらもリザに厚くしていかないとサイクル負けする。
これらはエルフーン入りを組む上での課題ではあると思うが、サイクル基調にした場合に露骨に響いてくるなぁというのが正直な感想。
まとめると、型としては弱くはないと思うが構築を組むのが非常に難しく、なかなか選出できない、といったところか。
これに対する回答は私にはまだ出ていないので、誰か考えてください><
あとがき
ここまでお読みいただきありがとうございました。HCDギガドレエルフーンいかがだったでしょうか。何か参考になれば幸いです。
型としては弱くないと思うので、興味がありましたらぜひご自身で構築を考えて使ってみてください!
何か質問やコメント等ありましたら、コメントやtwitter(@elfugenger_poke)までお願いします。
それでは今回はこの辺で失礼します。
リアルがちょっと忙しいのでポケモンをする時間が少なくなりそう>< 今季のレートはもう諦めました()
...新ネタの試運転やらないとなぁ...(遠い目)
*1:HBCお盆にすることで、リア友のガブスイクンカイリューを殺すために開発されたポケモン。れいびスイクンに対してお盆ギガドレ宿り木を駆使することで後投げから勝つことが可能。さらに控えめにすることでカイリューをマルスケ込み確定2にできる。
*2:エルフーンは基本的に宿みがをする関係上、水や地面、電気タイプにもやたら突っ張られるという特徴がある。草打点を持つこともほぼないので、ラグだろうと突っ張ってきたりもする。草タイプとして見られていないので、とても歯がゆい。
*3:最強だった絶対先制アンコール。昔はエルフーンの前で変化技を使う=起点とかいうトンデモ技だった。エルフーン特有の択が常に発生するのが悩み。今はサイコフィールドだの悪に無効だのZ打たれるだので使いどころが難しすぎる。