こんにちは、ひやしうめです。
予告の通り、私がポケモンに触れられなかった時に考察していた変態型エルフーンについての紹介をしていきたいと思います。
あくまで、机上論での考察ですので実戦で使えるかどうかは保証しません。そこのところを宜しくお願いしますm(__)m
さて、今回紹介するのは火炎瓶エルフーンです!!
火炎瓶とか物騒なこと言ってるけどただの火炎玉です。
エルフーン@火炎玉
性格:臆病
特性:すり抜け
努力値:H188 B84 S236
実数値:159-*-116-97-95-182
技:ムンフォ 投げつける 身代わり 我武者羅
調整:
・H 16n-1 火傷ダメの割合最小
・B 残り
・S 最速ジャローダ(113族)抜き
とりあえず抜いておくに越したことはないジャローダを抜くとこまでSを伸ばし、残りを適当に耐久に割いたが、調整は諸説あると思います。
なぜ火炎玉を持たせたのか
きっかけはS7に遡る......
S6で謎の晴れパでなぜか初の1800に乗ってしまい、調子こいていた私はまた18いけるやろと思いトリパを使っていた......
しかし、
現実は非情だった......(ハガネールとかムウマ連れてる方が勝てるのはおかしいだろ...)
このパーティの何がダメかを考えたところ、ミミッキュを軽視しすぎていることが原因だとわかった。私はなんとかしてミミッキュに泡を吹かせたいと考えた。
そこで思い浮かんだ戦術が火炎玉投げつけるであった......
長い簡潔に!→ミミッキュクソ重いから火炎玉で皮剥がしながら燃やそう!
火炎玉+投げつけるのメリットとは?
1. 投げつけるによりミミッキュの皮を剥ぎながら火傷を撒ける
言わずもがな火炎玉投げつけるの最大の利点。これによりミミッキュを大きく弱体化させることができる。
2. 麻痺、眠り、毒などへの耐性をつけられる。
自ら炎上することによって、あくび展開、耐久ポケの毒、害悪戦術などの麻痺展開への耐性をつけることができる。
3. 挑発で止められない
投げつけるは攻撃技なので挑発されても火傷を撒くことができる。
なぜエルフーンでやるのか
1. 身代わりを貫通して投げつけることができる
他のポケモンと比べた時の1番の差別化点。
実はすり抜けかつ投げつけるを覚えるポケモンはエルフーンとカラマネロ系統のみ。
つまり、身代わりを張ったミミッキュに対して皮を剥ぎながら火傷を撒くのは、ほぼこいつの特権である。(カラマネロはフェアリー弱点でSもミミッキュより遅いので不向き)
2. Sが高い
エルフーンはS116族なので多くのポケモンの上から火傷を負わせることができる。また、投げた後にSの高さを生かして、上からもう一回何かしらの行動をすることができる。
3. がむしゃらを覚える
火炎玉を投げた後の行動で特に強いと思ったのが我武者羅という技。投げた後に身代わりでHPを調整してからの我武者羅で相手のHPをごっそり持っていくことが可能。
自分が炎上してしまっても、我武者羅のHP調整に火傷ダメを生かせるのもポイント。
相手に火傷を入れれば、こちらのHPを身代わりでうまく調整することで、我武者羅+火傷ダメで相手を突破するといった芸当も可能。
4. キノガッサに強い
タイプ的にキノガッサに強く出れる。今回の調整ならガッサの岩石*2+火傷ダメを耐えることができる。(A200ガッサ岩石→エルフーン:59~70 37.1%~44.0%、火傷ダメ9)
ミミッキュとキノガッサに強く出られるので、いわゆるミミガッサ系統の構築に強い。
5. 補助技が豊富
今回は採用していないが、火傷させるだけじゃなく様々なサポート(アンコ置き土産挑発追い風トリルetc.)をさせることも可能。
また、「エルフーンの前で下手な補助技を使うとアンコから嵌められる」という認識から、相手の悠長な補助技を誘いにくく、挑発されやすいため、火炎玉投げつけるとの相性がいい。(だからエルフーンの前で悠長積み技するの本当にやめて><)
6. 読まれない
何より意表がつけるってやつです。
鬼火打てないやつに火傷させられるとか普通思わないでしょ?
7. かわいい
とても大事。私がこいつを使う1番の理由です。
特性
すり抜けを採用。すり抜けのメリットは上記の通り。
他にも、身代わり戦術(グライオン、分身バトン、毒みが宿みが、ムラっけ)などに対しても強くなる。
今回は補助技が身代わりのみとなったのですり抜けの方がメリットが多いが、他の補助技を採用するなら悪戯心もアリ。
技
攻撃技。この技は確定でいいと思う。ガッサへの遂行、我武者羅した相手へのトドメ、削りなどこの技が欲しい場面は多い。(C97エルフーンムンフォ→無振りガッサ:132~156 75%乱数1)
- 投げつける
コンセプトなので確定。この技を使う理由は上記の通り。火炎瓶を相手に投げつけてヒャッハーしてるエルフーンを見ることができる。(なお後投げすると自ら炎上します。完全に危ない奴)
- 我武者羅
この技を持つことで、一発芸なこの型にある程度の汎用性を持たせることができる。
最も簡単にエルフーンで相手の想像を超える火力が出せる技。エルフーンを舐めてかかってきた耐久ポケを崩すことも可能。
また、HPわずかであればこの技を打ちながら火傷で自主退場することもできるので、起点回避もできる。そこからビーストブーストやグロパンの起点にすることも可能。
- 身代わり
我武者羅のHP調整、炎上する前の状態異常回避など、読まれてなお使い道のある技。
この技や火傷ダメでHPを減らしてから我武者羅のムーブが非常に強力。
エルフーンはやどみがのイメージが強いため、身代わりを張れば悠長なことはされにくいので我武者羅を決めやすい。
身代わりと我武者羅は、他の補助技にしてサポート特化にするのもアリ。その場合は特性を悪戯心にすることを推奨。また、分身バトンなんかのサポートなら火炎玉を電気玉にして使うのも面白いかもしれない。(その場合は火炎瓶じゃなくてスタングレネードとかになるんですかね)
運用方法の例
この辺から実戦数が少ないがために机上論での話となるので、あまり当てにしないでくださいm(__)m
1. VS対面構築
など
これらのパーティは物理アタッカーが多いので不意の火傷が刺さりやすい(はず)。
特に、に非常に強く出れるのはこのエルフーンの強みである。
ただし、裏にが控えている場合、このエルフーンは腐ってしまう(火炎玉投げつけるにほぼ無償で後投げされてしまう)ので注意が必要。
2. VS欠伸ループ
など
欠伸ループに後投げすることで、自らが炎上するのでループを切ることができる。ただ、身代わりに対して吹き飛ばしされてしまうので我武者羅もしにくく、あまり有利にはならないかもしれない。
一応挑発を持っていれば欠伸役を止めることができる。
3. VS受け回し など
火傷は刺さらないが、自らが炎上するので相手の毒が刺さらない。これらのポケモンを倒すことはできないが、身代わり+我武者羅で後続の苦手なポケモンを強引に削って崩すことができる。
特にや
は身代わりを張ることで完封することができる(地震も熱湯も身代わりが確定耐え)ので、ここを起点に崩していける。
が身代わり持ちだったとしてもこちらは貫通してムンフォなり我武者羅なりできるので非常に有利に立てる。なんなら相手次第では投げつけるでポイヒすら発動させない。
物理受けのも氷の牙+身代わりダメ+砂*2+火傷*2(159-68-39-9-9-9-9=16)を耐えるので、牙に後投げから崩せる。相手がゴツメ持ちなら我武者羅を決めながら退場するので、怠ける隙を与えずに削りを入れられる。(エルフーンから大ダメージを受けるとは普通思わないので、我武者羅ターンに回復されることは基本ないはず)
おそらくこのエルフーンが最も活躍できる戦場だと思われる。(それって火炎玉の意味なくない......?)
A115グライ地震→エルフーン:28~33 17.6~20.7%
(C97エルフムンフォ→HDグライ:39~46 21.4~25.2%)
C73ドヒド熱湯→エルフーン:18~21 11.3~13.2%
A132カバ牙→エルフーン:56~68 35.2~42.7%
4. VS身代わり系
など
起点づくりのなんかに対して身代わりから入ることで麻痺を入れられない。(ただし倒すことが難しいのであまり意味はないかも......)
また、身代わり系は軒並み貫通して我武者羅を入れることが可能。ポイヒに至っては完封レベルだったりする。
も上述の通り身代わりを貫通して我武者羅をぶち込める。
には強くはないものの身代わりを張っていたとしても、とどめを刺したり我武者羅で強引な削りを入れられる可能性がある。
5. 起点づくり、後続との連携
従来のエルフーンのような置き土産やアンコールとは違った起点を作ることができる。
- 物理アタッカーを火傷させることで後続の積みの起点にする。
- 我武者羅による削りでグロパンやビーストブーストの起点を作る。
また、後続のポケモンとの様々な連携を取ることが可能。
- 物理アタッカーを火傷させて、後ろの物理受けの負荷を小さくする。
- 火傷を撒くことで祟り目を強化する。
- 苦手なポケモンを我武者羅で削って後続の圏内に入れる。
使用感
10戦くらい使用した時の感想です。
パーティは
@火炎玉
@メガ石
@メガ石
@輝石
@毒玉
@Z
の少し受けよりなサイクルパです。
- エルフーンが出せない サイクルパだとエルフーンの役割が希薄なためこいつを出す機会がほとんどなかった。
- ミミッキュを焼くのが難しい 初手ミミッキュは呪いが多いので火傷が美味くない、裏から来たミミッキュに後投げすると炎上してしまいやることがバレてしまうなど、当初の目論見が上手くいくシーンはなかった。そもそもこのパーティミミッキュそんなに重くないし()
- 投げつけるが腐りやすい 炎タイプが相手にいる場合100%選出されエルフーンにもバンバン後投げされるので、投げつけるが腐る未来が容易に見えた。よって選出できなかった。
- 我武者羅めちゃくちゃ強い この技はほとんど読まれなかったのでカバを崩してグロスの圏内に入れたりと大活躍だった。しかし、炎上のせいで身代わりが3回しか張れず、我武者羅のダメージが中途半端(身代わり→身代わり+火傷→身代わり+火傷となるのでHPが24も残ってしまう)になることもあったので火炎玉でよかったのかは謎。(炎上ダメで有利になることもあったけどね)
これらのことから、サイクルに入れるのはあまり向いていないことがよくわかった。このエルフーンの強みは対面構築への強さと受けポケへの崩しだとなので、それらが苦手なパーティに入れると良いと思う。(なお私にはそのパーティが全く想像つきませんでした) 後ろに積みポケやゲンガーなんかがいるとより活躍できると思う。
(てかそもそも火炎玉投げつけるより我武者羅がつよいだけじゃね?感が半端じゃない)
あとがき
ここまでお読み頂きありがとうございました。火炎瓶エルフーン、いかがだったでしょうか。
考察をするだけして、実戦はほとんどしていないのであまり強みはわからなかったかもしれません。(というか実は私もあまりよくわかっていません><)
しかし、もし興味を持ってくださった方がいらっしゃいましたら、ぜひ使ってみてください。この型はまだまだ発展途上ですのでじゃんじゃん使って改良を重ねてくださると嬉しいです。
そして、使ってみたらぜひ感想等をコメントやツイッター(@elfugenger_poke)にお願いします! 何か改善案がある、こんなパーティで使用してみた、ここがダメだった等々何でもいいのでお願いします!(そろそろ一人で新型を考察するのも限界が見えて来たので......)
それでは、また次の記事でお会いしましょう!!
[追記 2020/4/1]
第8世代での考察をフォロワーさんのポポッコさん(@kokatrisu297)が書いてくれました!!
本記事を軽く引くくらいめちゃくちゃリスペクトしてくれているので、ぜひ読んでみてください!
popocckoitazuragokoro.hatenablog.com
本記事を読んでから読むと120%楽しめると思います。というか随所の言い回しが私が書いたみたいで草生え散らかした
(そう、その1とか言ってるんで察した人もいるかもしれませんが、変態型エルフーン考察、次も書く予定です。多分今回より強い型だと思うんで楽しみにしていて下さい!それでは!)