変態型エルフーン考察 SV編 その5 葉緑素珠エルフーン
どうも、ひやしうめです。
今回紹介するのは、葉緑素珠エルフーンです。
所謂晴れ下エース型ですね。実況者のアシ○キ氏に先越されてましたが、私は2017年から晴れエルフーン使ってるので許してください>< (こんなタイミングでネタ被るとか思わなかったんよ......)
ということで紹介へどうぞ。
サムネ用綿
エルフーン@命の珠
性格:控えめ
特性:葉緑素
テラスタイプ:炎
努力値:H108 C252 S148
実数値:149-*-105-141-95-155
技:ムンフォ ソラビ テラバ 成長
調整:
H:10n-1
C:特化
S:晴れ時最速ブーストツツミ抜き
まあ、言わずと知れた晴れエースです。
意外と知られていないですが、エルフーンの夢特性は葉緑素。成長もしっかり覚えてくれるので、実は晴れエース適性があります。
晴れエースとしての強みはタイプ一致フェアリー技を打てること、素のSが高いことの2点。
Cが低いのは欠点ではありますが、実は命の珠+成長を合わせればソーラービームでH振りハバタクカミがほぼ確定です*1。
とはいえこいつを今の環境で活躍させられるかというと、正直に言えばかなり厳しかったのですが、机上論だけでは嫌ということで実際に使ってみた感想等をまとめられればと思います。
それでは詳細な説明は以下から。
考察経緯
私「そろそろエルフーンでサフゴ殺りたくない???」
→晴れ成長使うべ
ということで、晴れエース型を使うことにした。
ちなみに、筆者はかなり昔に晴れエルフーンを使っていた*2ので、この型を使うことへの抵抗は一切なかった。
晴れアタッカーエルフーンを使う理由は、ただサフゴを倒したいだけでなく、一応ちゃんと今の環境だと強いのでは?と思ったからである。
というのも、ステロ+珠成長ならば環境のBig6(7匹)のほとんどを倒すことができるからだ。
- カイリュー →ステロ+珠成長ムンフォでH振り等倍カイリューが確定
- ハバタクカミ →珠成長ソラビでH振りカミが93.7%の高乱数1
- 水ウーラオス →珠ソラビでH振りチョッキラオス確定
- サーフゴー →晴れ下珠炎テラバでH振りサフゴ確定
- パオジアン →晴れ下珠炎テラバで等倍パオジアンが75%の乱数1
- 炎オーガポン →ステロ+晴れ下珠成長炎テラバで無振りテラスオガポが50%の乱数1
- 暁ガチグマ →晴れ下珠成長炎テラバでH振り等倍ガチグマが確定
以上のように、ステロが撒けて成長が積めている状態であれば環境TOPのポケモンを大体ゴリ押すことができる。
また、環境最速であるSブーストツツミを晴れ下なら抜ける素早さラインも非常に偉い。
そして何よりエルフーンにサフゴは投げられやすいので自らカモを呼び込むことができる。
これらの考察から、晴れエルフーンは活躍できる!と(当時は)思って採用してみることにした。
特性
晴れ下で素早さが2倍になる葉緑素。
マイナーすぎてあまり知られてない。何せ筆者も6年前に使うまでは知らなかった()
すり抜けは結構有名なのにね...。
調整/テラスタイプ
C:火力足りないので特化。
S:環境最速がブーストツツミなので、晴れ下で抜けるようになる実数値155(S148振り)
H:残り(H108振り)。なんかちょうど珠ダメ割合最小となる10n-1で綺麗。
テラスタイプは炎。草/フェアリー/炎の技範囲の広さと、対サフゴを担える点から。
また、草との耐性変化の補完が良く、積みの起点も作りやすい。
以上より、
性格:控えめ
テラスタイプ:炎
努力値:H108 C252 S148
実数値:149-*-105-141-95-155
となった。
ま、晴れエルフーンならこれがド安定になりますね
持ち物
エルフーンは素の状態ではC種族値77と火力が足りないので命の珠。
珠があれば、成長なしの晴れ下炎テラバでH振りサフゴが確定となる。
なお、自傷スリップは結構痛いので他のアイテムの採用も視野ではある。
技
メインウェポン。等倍範囲が広く、環境上位のポケモンにも通りがいい。
他の晴れエースと比較した時のエルフーンの優位点なので欠かせない。
メインウェポン2
通りはそこまで良くないが火力がえげつない。
具体的には、H振りチョッキランドがステロ+珠成長ソラビで8割で飛ぶレベル。生半可な等倍ポケモンでは受けられない。
- テラバースト
対サフゴ用。昔はめざ炎だったのを思うと随分強くなったな...と感じる()
晴れ下で火力が1.5倍となるので、ソラビと同等の威力が出せる。サブウェポンではあるが実質的にメインウェポン級の火力。
- 成長
晴れ下でAC+2する積み技。余談だが、エルフーンの火力上昇積み技はこの技くらいしかない。はよ悪巧み寄越せ*3。
積まないと絶妙に火力が不足する場面があるので、できる限り積むよう心がけたい。
積むことさえできれば、生半可な炎タイプはステロと合わせてゴリ押しできます()
ダメージ計算
ポケモンの横についている数字は実数値です。
与ダメ(H-D)
・ノーマルテラスカイリュー(198-120)
マルスケ無:128~152(76.6~91.0%)
→マルスケ込み確定2
・チョッキ水ラオス(207-81)
68~80(51.9~61.0%) 確定2
・ハバタクカミ(131-155)
68~80(51.9~61.0%) 確定2
- 炎テラバースト
・電気テラスパオジアン(155-86)
68~80(51.9~61.0%) 確定2
・暁ガチグマ(220-86)
120~142(54.5~64.5%) 確定2(残飯1回込みでも確定2)
・炎オーガポン(155-116)
126~150(96.1~114.5%) 乱数1(81.2%)
被ダメ(A or C)
・水ウーラオス(A200)の水流連打
21~24(14.0~16.1%)×3 確定2耐え
・悪ウーラオス(A200)の暗黒強打
60~72(40.2~48.3%) 確定2耐え
・カイリュー(A204)のノーマルテラス神速
64~76(42.9~51.0%) 高乱数2耐え(96.1%)
・ハバタクカミ(C205)の活性眼鏡ムンフォ(炎テラス)
42~51(28.1~34.2%) 高乱数3耐え(98.7%)
運用方法
他のポケモンで晴れとステロ(と欠伸等の起点作成)をしてあげて、成長積んで全抜き。
やること自体はシンプルで分かりやすい。
ただ、耐久がかなりシビアなので誰を起点に積むかは常に気にして動いたほうがいい。
また、テラスによる耐性変化で技を受けられるのがかなり負け筋になるので、相手のテラスは常に読んで行動したい(死ぬほど難しい)。
相性のいいポケモン
順当に日照り役が相性いいです。それ以外に語ることないので今回は割愛。
使用感
今回はエルフーンが3タテするまでチャレンジしました。
最初は以下の構築で使用。
晴れエースっぽい奴らは全員見せポケ()。
コータスのステロ欠伸展開だと晴れターンが足りないと思ったので、ガブでステロを撒いてから展開することに。
コータスはステロの枠に†炎の渦†を採用して、エルフーンの起点をキャッチできるようにした*4。
だが、実際に使ってみたところ
- が中々通らない。カミと技範囲が似通っているせいで選出誘導が上手くいっておらず、カミ対策の鋼テラスライコやら鋼テラスラッシャに狩られる始末
- アタッカーがエルフーンだけでは単純にパワー負けしている
といった感じで中々上手く決まらなかった。勝率も2勝4敗でかなり悪かった。
そこで、を同時選出して役割集中で突破することを狙って見ることに。
コータスは2回晴れを展開したいので、熱い岩から脱出パックに変更。
以下の構築で改めて潜り直した。
この構築でやっとのことでエルフーンで3タテを成し遂げることができた。対戦相手の選出は。ちゃんと環境TOP相手に対して勝つことができた。ついでに別試合でちゃんとサフゴも倒した。
なお、この構築の勝率は2勝4敗。さっきの構築と合わせても4勝8敗でたったの33%しか勝率がない()
お察しかもしれませんが、晴れエルフーンかなり弱いです。
以下使用感メモ
- エルフーンの耐久があまりにも繊細すぎる。珠スリップも合わせて簡単に先制技県内に入るのが良くない
- エルフーンを晴れ下で出した時点でアタッカーなのが読まれるので、相手とのテラス択が常に発生する
- 天候のターン制限があるのも厳しい。このスペックなのに活躍にリミットがあるので滅茶苦茶動かしづらい
- 起点にできる相手が少ない。そもそもコータスで満足にステロ欠伸まで通すのが難しいのに、エルフーンが素で起点にできる相手(旧世代だとコケコやランドなど)が少ないのが致命的
とにかくエルフーンというポケモン自体のスペック不足を感じた。
やっぱり所詮は合計種族値480族か...()
ということで、今の環境で晴れエルフーンを通すのは難しかったです><
でも、技の通り自体は悪くないので興味ある人は研究してみてください。
あとがき
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今回はだいぶ弱い寄りの型となってしまいましたが、エルフーンの新たな型開拓のきっかけになれば幸いです。
質問や相談など何かありましたらコメントやX(@elfugenger_poke)までお願いします。
感想は、Xのハッシュタグ「#変態型エルフーン考察」に入れてくれると筆者が大喜びします。
それでは今回はこの辺で失礼します。
試運転終わってこれから記事書くぞ!ってとこで実況者に動画上げられるの悲しみ><
せっかく先に使ってたのに私がパクリみたいじゃない!!()
*1:過去世代だと、メガリザードンYがステロ+珠成長ムンフォで75%の乱数1発だったりする。つまり、エルフーンでリザードンを見ることができる(というか筆者はエルフーンでリザードン倒してた)
*2:7世代で初めて使用。なんなら筆者の最高レートが晴れエルフーン軸です()
当時は使用者もほぼおらず、誰も使っていないエルフーンの型を開拓できたことに何より喜びを感じていた。まさかそれが今や変態型しか考察しない身となるとは...。
ちなみに当時の構築、7世代なのでメガもZもあるのに基本選出はメガZなしです() おまけに唯一のメガ枠はハガネール... (???)
しかも、種族値平均低すぎて構築内で3番目に種族値高いのがエルフーンになってる始末(レヒレ→オニシズクモにしていた時)でしたw こんなのでどうやって勝ったんだ当時の私......。
なお、当時の構築記事が実はまだ残っていたりします。ちなみに初レート構築記事で文章が痛々しい頃なので今見返すのはちょっと恥ずかしいところです...。
[SMシングル シーズン6] 全てを捻り潰せ!! 新世代エルフーンとムウマハガネール [最高1858] - 冷やした梅はただの梅
*3:なんかのyoutubeの動画のコメント欄で「エルフーンでサフゴを悪巧み炎テラバで倒した」みたいなコメントあったけど、ものすごく羨ましかった。なんで君のエルフーンは悪巧みを覚えるんだい??エアプコメはやめようね><
*4:この「ガブでステロ→渦コータスで起点をキャッチ」という戦術は筆者が7世代の時にやっていたものである。
当時はステロ分業戦術は割と上手くいっていて、エルフーンでよく3タテしていた。