どうも、ひやしうめです。GW企画第2弾です。
今回紹介するのは、SV式火炎瓶エルフーンです。
お待たせしました。以下の構築記事で使用した型です。
今回は結構強い型だと思っているので、読んでいただけると嬉しいです。
それでは紹介へどうぞ。
サムネ用のわた
火炎瓶持たせたらよく燃えそう()
エルフーン@火炎玉
性格:臆病
特性:悪戯心
テラスタイプ:水
努力値:H188 B20 C4 D188 S108
実数値:159-*-108-98-119-165
技:ムンフォ 投げつける 光の壁 アンコール
調整:
H:16n-1
B:余り
C:端数
D:控えめ眼鏡カミのムンフォを壁込みで95.2%の高乱数2耐え
S:最速ラオス抜き
火炎玉を投げつけて起点を作るエルフーン、通称火炎瓶エルフーン。
なんか火炎玉投げてること以外は、割と普通目の補助エルフーン。
基本は火炎玉投げつける or 光の壁で起点を作成する。
特に、初手のラオスやランドの蜻蛉展開に対して負荷を与えやすいのが利点。
詳細な説明は以下から。
考察経緯
私「そろそろ火炎瓶投げたくね???」
→投げるべ(火炎玉&投げつける採用)
→火炎瓶だと特殊が鬱陶しいんだよなぁ
→光の壁採用
→相手の補助技うざいからアンコ採用
→完成!!!
真面目に解説すると、自分がよく使う構築は初手によく水ラオス/ランドロス/ハッサム等が投げられ、蜻蛉返りからゲームメイクされることが多かった。
そこで、それらに対して火炎玉投げつけるが一貫するのでは?と考え採用。
・対水ラオス → スカーフ蜻蛉なら裏に火傷が入る、それ以外は上から火傷を入れられる
・対ランドロス → チョッキ等の耐久振りの後攻蜻蛉に対して火傷でアド取れる、スカーフ蜻蛉はアイテム確認&裏に火傷入れられる
・対ハッサム → バレパンは耐えて火傷入れられる、剣舞されたらアンコで縛れる
しかし、ブリジュラスや暁ガチグマ等の初手に来やすい特殊枠がいると選出択になる。
そこで、択を緩和するために光の壁も採用。
物理には火炎玉投げつける、特殊には光の壁で起点を作れるようになった。
なお、火炎玉エルフーンと聞くと真っ先にすり替えの方を思い浮かべる方もいると思う。
しかし、以下の理由から投げつけるの方が有用だと個人的に考えている。
- 火傷の即時性が高い
(投げつけるは投げた直後に火傷、すり替えはターン終わりに火傷) - 悪戯心でも悪タイプに無効化されない
- 攻撃技なので挑発されても使える&化けの皮や黄金の体などにも強い
- 拘りトリックを投げつけて無効化できる
(すり替えだとお互いに押し付け合う択が発生する)
すり替えだと先制で使えたり、敵の道具を奪えたりするメリットはあるが、上記のように投げつけるのメリットがかなり大きい。
特に、火傷の即時性の高さと無効化されにくさに優れる。
また、火炎玉採用の地味な利点として欠伸耐性が挙げられる。
自ら炎上することで、欠伸ループを自然にカットできるのだ。
その性能上、欠伸ガチグマにやたら耐性があるのがこの型の面白いところ。
- ブラッドムーン → 光の壁でダメージ大幅カット、アンコして裏の起点にしてもいいし、直引きしてもいい
- 大地 真空波 → 元から半減なので痛くない
- 欠伸 → 自ら炎上することで無効(炎上芸w)
- 月の光 → アンコで縛れる(瞑想等の他の補助技も同様)
- 残飯 → 火炎玉を投げて火傷させることで実質回復無効
以上の考察により、環境上位のポケモンに刺していける起点作成型*1となった。
余談だが、火炎瓶エルフーンは「変態型エルフーン考察」シリーズの第1弾のネタだったりする。だからSV式なんですねぇ
こうして再び考察することになったのを思うと感慨深い*2。
なお、上記は7世代の考察だが、なぜか8世代の火炎玉エルフーン考察もある。
私は書いた記憶ない*3のにね、不思議だね()
popocckoitazuragokoro.hatenablog.com
特性
アンコール/光の壁を先制で打てる悪戯心。
すり抜けも選択肢に入らない訳ではない*4のだが、眼鏡カミの上から光の壁を打ったり、エナジーカミの壁枯らし身代わりをケアするためにも、悪戯心の方が優れる場面が多かった。
調整/テラスタイプ
まず素早さラインから。
いつもは準速ラオス抜きにさらに+1した最速ブリジュラス抜き*5で抑えるところだが、最速ラオスの上から火傷を入れられることが大事だと思ったのでS実数値165(臆病S108振り)まで確保。
HPは火炎玉を持つ関係上、炎上でスリップダメージが入るので16n-1となるH実数値159(H188振り)。
D方面は、眼鏡カミやブリジュラスに対して行動回数を確保したかったので、光の壁込みで控えめカミの眼鏡ムンフォを高乱数で2耐えするD実数値119(D188振り)。
Cは端数振り。
余りはBに振った(B20振り)。
テラスタイプは、対パオで氷技を半減しつつ火傷を入れたいこと、テラス後も水ラオスの水流連打耐性を確保したいことから水テラス。
場合によっては他テラスも視野だが、基本耐性テラスでいいと思う。
以上より、
性格:臆病
テラスタイプ:水
努力値:H188 B20 C4 D188 S108
実数値:159-*-108-98-119-165
となった。
持ち物
コンセプトより、火炎玉。
前回電気玉(変態型エルフーン考察 SV編 その8 コットン×電気玉エルフーン)だったし、変な玉投げるの大好きとか思われてそう()
基本的に物理相手なら即ぶん投げるが、特殊相手だと投げないのでよく炎上している()
だが、投げる以外に役に立たない電気玉と違い、
- 欠伸耐性がつく
- 炎上ダメージで自主退場できる場合がある
- トリックしてきた相手を火傷させる
等、意外と生きる場面があったりする。
技
メインウェポン。殴れないエルフーンはgmksという自分の中にある理論に従って採用している。
なお、今回はCに振ってないので火力がゴミ。嫌い*6。
- 投げつける
火炎玉を投げつける。相手は火傷する。威力は30。
火炎玉を相手に投げつけるから火炎瓶エルフーン。火炎瓶はやっぱ投げてこそだよなぁ!?
すり替えと比較した際のメリットは前述した通りなので考察経緯参照。
悪やらサフゴやらに無効化されないのは偉い。
あと、今回の型も拘りトリック相手に大活躍してくれた() 意外とトリックされるんだね...
- 光の壁
火炎玉投げつけるだと物理には対抗できるが、ブリジュラスや暁ガチグマ、ハバタクカミといった特殊ポケモンに何もできない。
よって、その欠点を克服するための光の壁。
やることは壁貼って交代だが、それだけで後続に50%の特殊ダメージカットを付与できるためかなりゲームメイクしやすくなる。
少なくとも、起点作成エルフーンを初手投げするなら欲しい技だなと思う。
- アンコール
今作最強技。エルフーンの技に困ったらとりあえず入れといていいレベル。
火炎玉投げつける型も電気玉同様相手の身代わりに弱いので、ケアできるアンコールはほぼ必須。
用途もめちゃくちゃ多いのであって困らない技。
ダメージ計算
ポケモンの横についている数字は実数値です。
与ダメ(H-D)
・水ウーラオス(175-81)
132~156(75.4~89.1%) 確定2
・ブリジュラス(197-86)
61~73(30.9~37.0%) 乱数3(79.7%)
被ダメ(A or C)
・水ウーラオス(A200)の水流連打
21~24(13.2~15.0%)×3 確定2耐え
・悪ウーラオス(A200)の暗黒強打
59~70(37.1~44.0%) 確定2耐え
・ハッサム(A200)のバレパン
126~150(79.2~94.3%) 確定耐え
・水ウーラオス(A200)の蜻蛉返り
50~59(31.4~37.1%) 乱数3耐え(22.1%) ※蜻蛉された時のダメージの参考程度
・ランドロス(A216)の蜻蛉返り
53~63(33.3~39.6%) 確定2耐え ※蜻蛉された時のダメージの参考程度
・ハバタクカミ(C205)の眼鏡ムンフォ(壁込み)
69~81(43.3~50.9%) 乱数2耐え(95.4%)
・暁ガチグマ(C205)のブラッドムーン(壁込み)
68~81(42.7~50.9%) 乱数2耐え(97.3%)
・ブリジュラス(C177)のラスカ(壁込み)
67~81(42.1~50.9%) 乱数2耐え(97.3%)
運用方法
基本的に、物理には火炎玉投げつける、特殊には光の壁で起点作成を行う。
その後は後続に引くなり、アンコールで起点作成の役を最後まで遂行するなり自由。
後ろに置いておいても先制光の壁やアンコールなどで立て直しに使えたりするので損はない。
相性のいいポケモン
火傷や壁を起点に積めるポケモン。サフゴがいると面倒なので、サフゴに強いとなお良し。
鉄壁ボディプレをする実質積みエース型ドラン。
火傷+鉄壁まで積めてしまえば、無振りランドの地震がテラスなしでも3割程度しか入らない超耐久を得られる。
ランド入りに対して、初手エルフーンランド対面で
エルフーン投げつける ランド蜻蛉(特殊ポケモンバック)
→エルフーン光の壁 相手なんか攻撃
→ドランバック 相手なんか攻撃
→相手の特殊ポケモン起点に鉄壁......
みたいな流れで、相手の裏ごと詰ませる展開が多くて強力だった。
エルフーンとのタイプの相性補完も神なので、アンコールからの起点作成と相性いいのもgood
- パオジアン
電気テラス剣舞。サフゴを起点にできる積みエース。剣舞を詰めた後の抜き性能は随一。
テラス権がほぼ必須なのが難点。結構動きが窮屈になる。
- トドロクツキ
サフゴを起点にできるエース。テラス権をあまり必要としないのが偉い。
エルフーンの苦手なオーガポンに強いのも偉い。
パオだけクッソ重いのがダメ。
使用感
最初は、以下のパーティで使用。
のサポートからで詰ませ、でスイープ*7。
その後、以下のパーティでも使用。
こちらは、目標のレート1800を達成できました。
詳細は以下から。
使用感は以下の通り。
- 火傷と壁で後続の起点にしていく動きが順当に強い
- 初手ランドやラオス、ブリジュラスあたりが流行っていた頃は先発がかなり安定した
初手炎ポンが増えてからはイマイチになったが、後続から展開させる動きも普通につよい - 暁ガチグマに邪魔されにくいのは地味ながら強い
- スカーフ蜻蛉から特殊アタッカーや炎タイプに引かれる動きには弱め
といった感じ。
正直、かなり強かったです。
まあ、レート1800も達成できてるし、一定の強さはあることを証明できたんじゃないかなと思う。
ちなみに、同じように投げるなら火炎玉じゃなくて電気玉でもいいんじゃないかと思ってそちらも使ってみました。
持ち物:電気玉
性格:臆病
特性:悪戯心
テラスタイプ:水
努力値:H252 B116 C4 D84 S52
実数値:167-*-120-98-106-157
技:ムンフォ 投げつける 光の壁 アンコール
調整*8:
H:ぶっぱ
B:余り
C:端数
D:臆病眼鏡カミのムンフォを壁込みで99.7%の高乱数2耐え
S:最速コノヨ抜き(>麻痺したブーストツツミ抜き)
電気玉の場合は、初手スカーフラオス蜻蛉→サフゴ引き、みたいな動きされた時に火炎玉よりも相手に負荷がかかるのがメリット。
こちらはこちらでそこそこ回してみたのですが、電気玉でも無難に強かったです。
が、流石に補助に寄りすぎ&あまりに無難 of 無難すぎて使っててあんまり楽しくなかったのがナンセンスポイント。
まあ、調整とかはかなり使いやすかったので、興味持ったら参考にしてみてください。
以上、今回の火炎瓶エルフーンは補助型エルフーンとしてはかなり特有の動きができる偉い型なので、興味あれば是非使ってみてください。
あとがき
ここまでお読みいただきありがとうございました。
SV式火炎瓶エルフーン、いかがだったでしょうか?
私としては珍しくかなり補助寄りのエルフーンでしたが、かなり完成度の高い型に仕上げられたので個人的には満足しています。
変態型エルフーン考察シリーズのはじまりの型というのもあって思い入れも深いですしね。
興味の出た方がいらっしゃいましたら、是非使っていただけると嬉しいです。
質問や相談など何かありましたらコメントやX(@elfugenger_poke)までお願いします。
感想は、Xのハッシュタグ「#変態型エルフーン考察」に入れてくれると嬉しいです。
それでは今回はこの辺で失礼します。
この怒涛の執筆速度褒めてくれ()
1記事あたり2日くらいで執筆しています
*1:ちなみに、炎テラスして火炎玉の火傷無効&テラバ採用でサフゴ処理!wとかも考えたが、普通に汎用性なさそうなのでやめた経緯がある()
炎テラスした後に有利に戦えるビジョンが全く見えなかったのよね...。あと、サフゴは後続の起点なので無理にエルフーンで倒さない方がいいという結論になったのもある。
*2:ちなみに、肝心の中身については今見ると文体がだいぶ痛々しいのであまり見たくない。まあ、5年以上前の記事だからね、仕方ないね。
*3:私じゃなくてポポッコさんという方がパクった執筆した記事。
ちなポポッコさんに許諾とってないんで無断転載です><
まあでも、FFの中でも関わりの深いポポッコさんだし、向こうも僕の記事載せまくってるから怒られるこたぁないでしょ()
あ、あとポポッコさんの「変態型エルフーン考察その2」、私はまだ待ってますからね!!(鮮烈なラブコール)
*4:実はすり抜けで身代わり貫通投げつけるできるのは、エルフーン、ワタッコ系統、カラマネロ系統の3種のみ。いつの間にワタッコが投げつける新規習得していてビビった(7世代ではワタッコは投げつけるを覚えない)
*5:個人的今作エルフーンの素早さ調整黄金ライン。とりあえずこのラインキープしておけば抜きたいポケモンは大体抜けるイメージ。
*6:C振らないと無振りツキすら乱数とかマジ!? っぱ時代はC振りエルフーンだよなぁ!?
*7:大体電気玉の時と一緒。まあ、起点作成って時点で役割似てるしそら構築も同じになるわな
*8:細かい調整の説明
まず、Sラインは必ずしも最速ラオスの上を取らなくてもいい&麻痺時ツツミは抜きたい&追加でコノヨまで抜いておきたかったので実数値157。
次に耐久面だが、火傷スリップがないので総合耐久意識でHぶっぱ。
火炎玉型を使った際にD方面が少し過剰な気がしたので、臆病カミの眼鏡ムンフォ2耐えまでDラインを下げた。
代わりに、火傷での物理耐久補助がない&物理攻撃を受ける機会が多いと感じたことから、余りは全てBに振った。
こんな感じ。