どうも、ひやしうめです。
GWですね。せっかくの連休なので執筆頑張りたいです。
今回紹介するのは、コットン×電気玉エルフーンです。
ただの電気玉投げつける型*1ではなく、一捻り加えた型となっています。
それでは紹介へどうぞ。
綿サムネ
かわいいね
エルフーン@電気玉
性格:臆病
特性:悪戯心
テラスタイプ:フェアリー
努力値:H188 B4 C140 D124 S52
実数値:159-*-106-115-111-157
技:ムンフォ 投げつける コットンガード アンコール
調整:
H:16n-1
B:意地鉢巻パオジアンの氷柱落としをテラス+コットン1積みで約92.2%の高乱数2耐え
C:余り(なるべく高く)
D:臆病眼鏡カミのムンフォを最高乱数切り耐え
S:最速コノヨザル抜き (>麻痺した最速ブエナツツミ抜き)
起点作り役......、と見せかけて電気玉とコットンガードを駆使してパオジアンを屠るエルフーン。
基本は電気玉投げつける + アンコールの起点作成要因だが、対物理に関してはコットンガードを駆使して殴り合う。
ただの起点作成要因に留まらず、殴り合い要素も持ち合わせるのがこの型の長所。
詳細な説明は以下から。
考察経緯
エルフーンでパオジアンを処理する術は、過去のHBカムラエルフーンで考察した。
しかし、そこで考察を終えてしまうのは変態型使いとして二流である。
何通りもの方法で敵を撃破する術を持ってこそ一流の変態型使いだ!!
という今テキトーに考えた格言のもと、別の方向性も模索してみることに。
ここでHBカムラエルフーンの考察から、パオに勝つために必要な要素として以下の3要素が必要なことに気がついた。
①悪戯コットンガードによる物理耐久向上
②テラスタルによる耐性変化
③S逆転ギミック
HBカムラエルフーンでは、③S逆転ギミックとして「カムラの実」を使用している。
ここに考察の余地があるのでは?と思い、電気玉投げつけるを採用してみた。
テラスコットン→電気玉投げつける→ムンフォの流れにより、襷パオだろうと倒すことが可能になる。
電気玉投げつけるを採用する利点は以下3点。
- 倒せなくても麻痺による後続の起点作成ができる
- 攻撃技なので、襷を潰せる&挑発されても打てる
- 拘りトリックに強い
このことから、ただパオジアンを倒す一発ネタだけでなく、相手の妨害に強い起点作成役としての役割も持たせることができた。
また、コットンガードを起点作成役に持たせた副産物で、行動回数を無理やり増やすことができるというメリットを得た。
例えば、本調整のエルフーンはカイリューにアイアンヘッド→神速とされると倒されてしまう。そのため、実質的な行動回数は1回しかない。
しかし、コットンガードを使うことでアイアンヘッド→アイアンヘッド→神速まで確定で耐えるので、コットン→投げつける→アンコールと行動することが可能。
つまり、コットンガードを使うターンを抜きにしても実質的な行動回数を2回に増やすことができている。
以上の考察より、ある程度の単体性能を併せ持ち、かつ妨害に強い起点作成役といった型となった。
ただ補助をするだけで終わるエルフーンが個人的に嫌いなので、いい感じに単体性能を持たせることができてよかったと思う。
なお、電気玉を持たせたエルフーンについては過去(SM時代)にも考察しているので是非。
こちらも、ただの起点作成役には留まらないように考察しているので結構面白いと思う。
特性
コットンガード/アンコールを先制で打てる悪戯心。
コットンが先制で発動できないとパオジアンに勝てないので、他の選択肢はなし。
調整/テラスタイプ
まず素早さラインだが、麻痺込みで最低限ブーストツツミ抜き(実数値155)までは確保したい。
そこからもう少し上げるとコノヨザルまで抜けるので、実数値157(臆病S52振り)に設定*2。
HBについては、最低限パオに勝てる程度でOKと判断。
H実数値159(H188振り)、B実数値106(B4振り)で鉢巻パオの氷柱まで大体2耐えできることがわかったので、このラインに設定した。
D方面は、眼鏡カミに対して麻痺を入れたかったので、臆病カミの眼鏡ムンフォを大体耐えるD実数値111(D124振り)。
余りは全てCに振った(C140振り)。
今回の型は補助だけでなくアタッカー色も強いため、できる限りCは高くしたいのが理由*3。
テラスタイプは、対パオで氷タイプは等倍であれば十分だったため、聖剣半減・火力上昇とメリットの大きいフェアリー。
鋼技を食らうことも多いので水テラスや鋼テラスも候補ではあるが、コットン採用の場合は聖剣半減が偉すぎるので個人的にはフェアリー一択。
以上より、
性格:臆病
テラスタイプ:フェアリー
努力値:H188 B4 C140 D124 S52
実数値:159-*-106-115-111-157
となった。
持ち物
コンセプトより、電気玉。
基本、投げる以外に役立つことはない。
火炎玉と違い自分は麻痺にならないので、相手にバレづらいメリットはある。
技
メインウェポン。対パオ用に必須。
C振ってるので火力結構出る。好き。
- 投げつける
電気玉を投げつける。相手は麻痺する。威力は30。
痺れ粉でも麻痺させられるが、以下の点で投げつけるの方が優れている。
・悪タイプ/草タイプに無効化されない
・命中100
・挑発されても打てる
・襷を削れる
・マント以外のサフゴを麻痺させられる
・拘りトリックに強い
この拘りトリックに強いという点が地味に優秀で、試運転中も相手が押し付けてきたスカーフを何度かポイ捨てしてやった()
- コットンガード
防御を3段階上げるチート積み技。対パオにおいて、フェアリーテラスと掛け合わせることで氷柱への物理耐久を実質5倍まで跳ね上げる。
また、物理に対して無理やり行動回数を増やすことも可能。本来なら電気玉を投げて終わりのところを、コットンを絡めることでプラスαの行動まで取れるようになる。
- アンコール
今作最強技。エルフーンの技に困ったらとりあえず入れといていいレベル。
特に、電気玉投げつける型は相手の身代わりに弱いので、ケアできるアンコールはほぼ必須なように感じた。
それ以外でも、撃たれる技を縛って後続で起点にしたり、ドラゴン技に後投げして縛ったりと用途は多彩。
悪に無効、PF貼られていると設置しているやつには無効なことに注意*4。
ダメージ計算
ポケモンの横についている数字は実数値です。
与ダメ(H-D)
・パオジアン(155-86)
144~170(92.9~109.6%) 乱数1(56.2%) → 1撃で倒すにはフェアリーテラス必須
・水ウーラオス(175-81)
152~182(86.8~104.0%) 乱数1(25%)
・ブリジュラス(197-86)
72~85(36.5~43.1%) 確定3
被ダメ(A or C)
・水ウーラオス(A200)の水流連打
21~24(13.2~15.0%)×3 確定2耐え
・悪ウーラオス(A200)の暗黒強打
60~72(37.7~45.2%) 確定2耐え
・パオジアン(A187)の鉢巻氷柱(フェアリーテラス&B3↑時)
69~82(43.3~51.5%) 乱数2耐え(92.2%)
・ハバタクカミ(C187)の眼鏡ムンフォ
135~160(84.9~100.6%) 乱数1耐え(93.8%)
・テツノツツミ(C176)のフリドラ
126~150(79.2~94.3%) 確定1耐え
運用方法
基本は初手出しで、電気玉投げつける+アンコール等で起点作成を行う。
パオ等の殴り勝てる相手が来た場合は、テラスを切って電気玉投げつける+ムンフォで倒す。
また、それ以外でもコットンガードで行動回数を増やせそうな時はコットンを積極的に押していく。
相性のいいポケモン
麻痺でSを下げた相手の上から積めるポケモンと相性がいい。
痺れとのシナジーも考えると、耐久を上げられる積みポケモンは特に相性いいかも。
鉄壁ボディプレをする実質積みエース型ドラン。
麻痺でSの下がった相手の手前で強引にBを上げていくのが強力だった。
また、エルフドランのタイプ相性の良さからサイクルチックな動きも取りやすい。
- ハバタクカミ
麻痺と瞑想の相性がいい。コットンガードのあるエルフーンは特殊で突破されがちなので、そこを瞑想の起点にしていける点が偉い。
タイプ相性の補完はそんなにないけど、こいつより強い瞑想使いを私は知らない()
使用感
以下のパーティで使用。
のサポートからで詰ませ、でスイープといった感じ。
使用感は以下の通り。
- パオに勝てるように単体性能を確保したが、基本は起点作成ベースで動かすことが多かった
- コットガードは殴り合いに使うよりも行動回数を稼ぐ目的で使うこと多め
サポートに徹するなら宿木や光の壁に変えても良さそうだが、単体性能確保したり行動回数稼いだりと色々用途あるのでコットンガード自体は悪くない - 身代わりやらステロやら色々されるので、それらを固定するアンコールはほぼ必須と感じた
- 投げつけるを採用した副次効果である拘りトリック耐性は思ったより優秀
- 初手ラオスやランドが流行っていた時は初手出しが強かった*5が、ブリジュラスが流行ってからは初手出しが微妙寄り
後続に置いてサイクルチックに動かすのも一考の余地がありそう
といった感じ。
まあ、面白いけど使いやすいかは結構環境に左右されるかなって感じ。
すごく強いかと言われると首を傾げる所ではあるが、コットンガードの新たな使い方を開拓できたという点ではよかったかなと思う。
あとがき
ここまでお読みいただきありがとうございました。
コットン×電気玉エルフーン、いかがだったでしょうか?
電気玉投げつける型をただの補助要員で終わらせず、そこから一歩先に進んだ考察ができた点は個人的によかったんじゃないかなと思ってます。
興味の出た方がいらっしゃいましたら、ここからさらに型を発展させていただけると幸いです。
質問や相談など何かありましたらコメントやX(@elfugenger_poke)までお願いします。
感想は、Xのハッシュタグ「#変態型エルフーン考察」に入れてくれると嬉しいです。
それでは今回はこの辺で失礼します。
仕事忙しくて4月中はほぼポケモン触れてませんでした。
やっぱ仕事ってカスだわ
*1:前回記事が火炎玉エルフーンの構築記事だったのに、そっちの考察記事書いてなくてごめんなさい。時系列的にこっちの方が先なので電気玉型を先に執筆した所存です。火炎瓶は次回辺り執筆予定です。
*2:個人的に、麻痺や追い風といったSに2倍の補正が乗る場合は、ブーストツツミ抜き(実数値155)が最低ラインだと考えている。ただ、ここまで振るならコノヨザル抜いておきたいよね、ってことで実数値157まで上げることが多い。
さらに実数値をもう1上げると最速ランドロス抜きになるが、環境のランドのほとんどがHDチョッキ or お盆の耐久振り、それより速いのはほぼスカーフ持ちのため、最速ランド抜きにする意義を見出せなかった。一方、コノヨはHS襷型が一定数いるので抜いておく価値は高い。
*3:特に、エルフーンは元のCが低いためCに振った時の火力の伸びが結構高い。
例えば、今回の調整では無振りの場合の1.17倍ほどの火力が出る。つまり、実質プレートに近い倍率が出せるのだ。
ちなみに、ハバタクカミが今回のエルフーンと同様に無振りの1.17倍の火力を出すためには、努力値が204必要になる。こう聞くとエルフーンのC振りがお得なのが結構わかるのでは?
*4:アローラで鍛えられたた屈強なエルフニストなら無意識でケアしてると思うけど、最近は新規も多いと思うので一応......ねw
*5:相手の雑な初手蜻蛉に、電気玉の麻痺による負荷を押し付けられるため
レギュFの序盤では特にこの動きが安定していた