どうもこんにちは、ポケマスでリーリエを愛でるのが楽しみ*1なひやしうめです。
今回紹介するのは、スタグレエルフーンです。変な名前つけてますけど、要は電気玉です*2。
電気玉は毎シーズン何人か使用者がいるみたいなのですが、どのような型を使っているのか不明だったので、自分で考察してみました。なるべく変態型エルフニストらしさを残せるように考えています。それでは紹介へどうぞ!
スタングレネードってスネークの手榴弾みたいに球状だと思ってました() 意外と見た目ゴツいんですね...
エルフーン@電気玉
性格:呑気
特性:すり抜け
努力値:H252 B124 D132
実数値:167-87-133-97-112-121 (S個体値29)
技:ムンフォ 投げつける 蜻蛉帰り 我武者羅
調整:
HD ゲコの変幻れいびを最高乱数切り耐え
B 余り
S 準速ガッサ抜かれ 麻痺した臆病スカーフテテフ抜き
麻痺撒きと蜻蛉によるサイクル性能を活かした型です。すり抜けにより身代わりゲッコウガにも麻痺を撒けます*3。また、テテフに対しても麻痺撒き+αの仕事ができるようにしました。
考察経緯
電気玉を投げつけることを前提とした時に、まず考察のアイデアとして上がってきたのは、火炎瓶エルフーン *4。こちらは火炎玉投げつけるによる火傷撒き+身ががむの削りが仕事だったが、電気玉では火傷の自傷がないためこの方向性は一旦断念。
次に電気玉による麻痺撒きと悪戯置き土産による起点作り型を考えた。
持ち物:電気玉
性格:陽気
特性:悪戯心
努力値:H252 A4 B4 D116 S132
実数値:167-88-106-*-110-168
技:投げつける 置き土産 挑発 アンコ
調整:
HB 陽気ミミッキュのミミZを最高乱数切り耐え
HD ゲコの変幻れいびを14/16耐え
S 最速リザ抜き
普通にいそうな麻痺撒きからの起点作り型である。技の候補は嘘泣きや我武者羅なんかもあった。しかしこの型にはある欠点があった。
・・・そう、このシリーズを見てくれている方ならお分かりだろう*5
この型、私らしさが一切ないのだ
攻撃技を切ったフル補助の起点作りエルフーンなんて私の使うエルフーンじゃない!!*6 そう思ってしまったので、一旦考察を保留に...
そして、復讐エルフ改二 だのヤチェエルフーン だの変なのを考えている間に、ふと思いついた。
電気玉投げつけるなら、準速ガッサ抜かれと臆病スカーフテテフ抜きを両立できるのでは?
実はこの考え自体は鉢巻エルフーン(詳しくは脚注で紹介します*7 )を考察しているときに思いついていた葉緑素を用いたS逆転ギミックの亜種である。よって電気玉の利点を活かすならこれしかない!!と思いこの方向性で考察を再開した。
スカーフテテフやゲッコウガなど面倒いポケモンに麻痺を撒きたかったD振りは確定。その他大勢のポケモンに麻痺撒きしやすいように残りはB方面に割くことにした。
Sは鉢巻エルフーンと同じく準速ガッサ抜かれかつ臆病スカーフテテフを抜ける121ラインに。
特性は悪戯痺れ粉との差別化を図るためにすり抜けに。これで身代わりゲッコウガやポイヒガッサにも強くなった。
技は、コンセプトの投げつけるとガッサ対面で安定技となる蜻蛉帰りは確定。後は汎用打点かつなるべくなら抜きたくないムンフォと、麻痺を撒いた後もっともお手軽に削りが行える我武者羅とした。こうして型が完成した。
特性
今回は補助技がないのですり抜け。一応身代わり持ちにも麻痺を撒けるといった長所がある。ただ、補助技を採用したい場合には悪戯にするのもありだと思う。また、裏に身代わり持ちエースを据えるなら、トレース対策の葉緑素もあり。
調整
Sは準速ガッサ抜かれとなる下降補正個体値28~29に。
総合耐久意識でHはぶっぱ。Dラインはゲコのれいびを最低乱数切って耐えるラインの132振り(確定耐えしたいなら148振り)
残りは地面タイプやガッサ等の物理アタッカーへのクッション性を高める*8ためにB振りとした。性格補正もBにかけた。
よって
性格:呑気
努力値:H252 B124 D132
実数値:167-87-133-97-112-121(S個体値28~29)
となった。
持ち物
麻痺を撒くための電気玉。痺れ粉との差別化を求められそうだが、痺れ粉は無効が多く*9そもそも当たらないので信用していない。
電気玉は一匹にしか麻痺を撒けないが、襷を潰せたり挑発されても打てる、命中が100といった安定感があり、個人的には痺れ粉よりも有用だと考えている。
技
おなじみメインウェポン。今回は切りかけたが、やっぱり切れなかった。この技があるとないとでは動きやすさが段違いなので、やはり必須だと思っている。
(というかどう考えてもエルフーンの覚える技の中でいちばんの壊れ技でしょ)
- 投げつける
久しぶりの投げつける。すり抜け投げつけるはエルフーン系統とカラマネロ系統のみ。
電気玉を投げることで、S関係を逆転させたり、高速アタッカーの足を奪って後続のサポートをしたりできる。また、すり抜けなら身代わりゲッコウガやメンヘラミミッキュにも麻痺撒きが可能。
電気玉をぶつける以外にも、地味にこだわりトリックを解除したりすることもできる*10
- とんぼ返り
ガッサ対面安定技。襷を潰しながら後続の高速アタッカーにつなげることができる。
ガッサ以外にも有利対面なら積極的に打つことができ、エルフーンをサイクルに入れやすくなる。
- 我武者羅
電気玉を投げる時、相手から被弾することになるので、エルフーンのHPが少ないという状況に陥りやすい。
そこで、その時に光る最強の削り技としての採用。テテフを麻痺+HPミリまで削ったり、耐久ポケモンに繰り出して無理やり削りを入れに行くこともできる。
ただ、身代わりのスペースがない関係上、能動的に削りに行くことが難しいことには注意。
補助技等他の技を入れたいならこの枠を変えるのがいいと思う。
ダメージ計算
ポケモンの横についている数字は実数値です。
Cに振ってないので、耐久のラインだけ示しておきます。
被ダメ(A or C)
・ガッサ(A200)の岩石
51~61(30.5~36.5%) 乱数3(59.6%)
・ランド(A216)の地震
46~54(27.5~32.3%) 確定4
・ミミッキュ(A156)のじゃれ
60~72(35.9~43.3%) 確定3
・メガギャラ(A207)の氷の牙
78~92(46.7~55.0%) 乱数2(58.9%)
・メガラグ(A222)のれんち
96~114(57.4~68.2) 確定2
・テテフ(C200)のサイキネ
136~162(81.4~97.0%) 確定2
・ゲコ(C155)の変幻れいび
140~168(83.8~100.5%) 乱数1(6.2%)
・レヒレ(C161)のムンフォ
78~93(46.7~55.6%) 乱数2(69.5%)
・コケコ(C147)のめざ氷
60~72(35.9~43.1%) 確定3
・レボルト(C216)のめざ氷
88~104(52.6~62.2%) 確定2
運用方法
蜻蛉ル系のサイクルに入れて、ガッサやジャラランガ、その他水電気地面あたりのクッションとなりつつ、高速アタッカーに麻痺を入れるのが仕事。
また、スカーフテテフ等が先発にくるのが見える時は、先発に合わせて対面的に処理することもある。他にも、サイクル中に麻痺を撒いて、麻痺を生かせる積みアタッカー*11の起点作りをすることも可能。
相性のいいポケモン
麻痺と相性がいいポケモンや、後攻蜻蛉から繰り出せる高速エースと相性がいい。
- メガゲン
いつもの。後攻蜻蛉+影踏みの相性が抜群。苦手な高速アタッカーの足を麻痺で奪ってもらえる他、祟り目の威力を上げられるなど様々なところでシナジーがある。
ゲンガーの苦手な地面へのクッションとしてエルフーンが使えるので、補完も悪くない。
- UB(
など)
後攻蜻蛉から展開して、ブーストにより一気に全抜きが狙えるポケモン。苦手なスカーフ持ちも電気玉で足を奪える。また、我武者羅などの削り技と相性がよくブーストをかけやすい。
- リザY
後攻蜻蛉から有利対面を作り超火力をお見舞いできる。中途半端なSと電気玉の相性がよく、苦手な地面へのクッションとしてエルフーンを使うことができる。
また、我武者羅とニトチャの相性もいい。
使用感
最初は積み構築の起点作りとして採用していたが、あまりにも出す機会がなく弱かったのでサイクルパに変更。チョッキエルフーンの時に使用していたWゴキブリ構築で使用した。
使用感としては、やはり耐久が低く回復ソースもないためクッションになれるのはほんの1~2回ではあったが、その数回で繰り出される相手の足を奪ったり、蜻蛉で有利対面を作ったりと、それなりに動いて後続のサポートをすることができた。
また、クッションでありながら不利対面でもゲコ程度の火力なら強気に麻痺撒きをしに行けるのも利点だった*12。
ただ、やはり低耐久*13ゆえに動かせる回数が少ないのはデメリットで、こちらのサイクルが早々に崩れてしまうことも多々あった。そのため、なるべく裏には高火力のエースを置き、相手よりも早く崩しに行けるようにする必要がある。
あとがき
ここまでお読みいただきありがとうございました。スタグレエルフーンいかがだったでしょうか。何らかの参考になれば幸いです。
何か質問やコメント等ありましたら、コメントやtwitter(@elfugenger_poke)までお願いします。
それでは今回はこの辺で失礼します。
試運転で15反復横跳び(ぴょんぴょん)しかしてなくて萎え。誰かポケモン勝つ方法教えてくれ()
てか8月から31でポケモンコラボするらしいですね。行かなくては...
*1:なんか噂だと初期の65人にはいないらしい...早く出て欲しいなぁ...
*2:似たような言い回しあったなと思った人は正解。実はスタングレネード自体は火炎瓶エルフーン で言及している。実に一年以上ぶりの伏線回収である。これ気づいた人いたら相当このシリーズ読み込んでますね、嬉しい
*3:悪戯痺れ粉との大きな差別化点。痺れ粉は悪には無効化されてしまう。そもそも当たらない
*4:記念すべき変態型エルフーン考察シリーズの第一回目。ちなみにこの型自体はあんまり強くなかった()
*5:本当にお分りいただけたんですかね...?
*6:私はムンフォを切ったフル補助エルフーンが嫌いである。スカーフテテフより嫌いである。理由は、もともとノーウェポンが使いづらくて手に馴染まない、というのもあるが、何よりフル補助を使ったらなんか負けた気がするからだ。基本的に私は人と違うことをすることに喜びを感じる変態()なので、みんなが使ってるような起点作り型エルフーンは使いたくないのである... 後は単純に数的不利とられるのが嫌いだからですね、エルフーンが死ぬだけで仕事終わりなのはかわいそうですし
性格:勇敢
特性:葉緑素
技:ギガインパクト 蜻蛉 すり替え 叩きorタネ爆弾
調整:
S 準速ガッサ抜かれ、葉緑素発動時臆病スカーフテテフ抜き
リザミミガッサが流行っていた時にガッサ+リザYの並びをメタるために開発していた型。ガッサ対面を蜻蛉で安定させつつ、サイクル中にリザYと対面した場合でも葉緑素により上からステロ+鉢巻ギガインパクトで縛ることができる。耐久型にも鉢巻すり替えで仕事が可能。
ただ、このS逆転ギミックはあまりにも机上論すぎて実戦では決まる気がしなかったのと、すり替えの通りの悪さ、メインウェポンが鉢巻ギガインパクト()の動かしづらさからボツになった。
しかし、今になってこのような形で発想が活きて来ているのは感慨深い。興味がある人がいたら考察してみてください。
*8:水や電気タイプへの行動回数を稼ぐならD振りの方がいいが、基本的にはゲコのれいび耐え程度でも事足りやすい。(コケコ等にはこの程度で十分であり、レボルトレベルの火力になるとHD252クラスじゃないと2耐えすら怪しいため) また、エルフーンはガッサやランド、ガブ相手には複数回行動しやすい。B振りはこいつらへの行動回数を増やすことに繋がるのでBになるべく割いた方がクッション性が高くなると考えている。
*9:電気、草に無効。悪戯ならさらにテテフや悪にも無効化される。とてもじゃないけど通りが悪い
*10:身代わりあるエルフーンに対してトリックしてくるやつが果たしているのかが問題...(ロトムとか意外としてくる。カモなんですけどそれ...)
*11:これ見て真っ先にオニゴーリが思いついた方がいるかもしれませんが、私はオニゴーリガチアンチなので、使うのは絶対に許しません。そもそもオニゴーリ使いは人間じゃな(ry 分身バトンは起点作るのが大変そうな割に簡単に運負けしたりしてかわいそうなのでギリ許します
*12:なお、肝心のゲコにはやたらゴミ箱を打たれた() 頼むから命中安定のれいびを打ってくれ(n回目)
*13:なんとなく硬いイメージを持たれてそうなエルフーンだが、なんとHBDの種族値はたったの60-85-75。これはカプ・コケコの70-85-75よりも低い。硬いのはコットンガードした時だけなのだ...