イバンエルフーンまとめ&比較
どうもこんにちは、剣盾にエルフーン内定で大喜びのひやしうめです。これでエルゲンが剣盾でも使えますね!*1
はてさて今回は、私がここ数シーズンずっと考察し続けていたイバンエルフーンについて、以前変態型エルフーン考察シリーズで紹介した3つの型の比較をしていこうと思います。
まずは、イバンエルフーンについて軽く説明していきます。
以下常態*2
イバンの実とは?
まずはイバンの実について軽くおさらいする。
持たせると、HPが1/4以下になった時に次に出すわざを先制で使用できる。ただし、わざの優先度は変わらない。
HPが1/4以下になったら1ターンだけSが実質999になるというアイテム。*3
気をつけたいのは優先度が変わらないというところ。このため、相手の先制技に縛られてしまうが、サイコフィールドの影響は受けない。
イバンエルフーンとは
イバンエルフーンについては変態型エルフーン考察シリーズにて、3つの型を紹介した。
まずはその3つの型について以下の記事に目を通していただきたい。
まあ、どうしても読めない忙しい人のためにまとめておくと、
穏やかイバン
持ち物:イバンの実
性格:穏やか
特性:悪戯心
努力値:H108 C156 D244
実数値:149-*-105-117-138-136
技:ムンフォ 我武者羅 身代わり 自然の力
調整:身代わり後ライボの放射耐え(目安), 臆病テテフをがむムンフォで倒せるH-C-Dライン
蜻蛉イバン
持ち物:イバンの実
性格:呑気
特性:悪戯心
努力値:H236 B140 D132
実数値:165-87-135-97-112-108(S個体値0)
技:ムンフォ 蜻蛉返り 我武者羅 身代わり
調整:H4n+1, 109ランド抜かれ, ゲコのれいび15/16耐え, 臆病テテフを我武者羅+ムンフォでだいたい落とせるライン, 残りB
毒みがイバン
持ち物:イバンの実
性格:穏やか
特性:悪戯心
努力値:H108 C156 D244
実数値:149-*-105-117-138-136
技:ムンフォ 我武者羅 身代わり 毒
調整:身代わり後ライボの放射耐え(目安), 臆病テテフをがむムンフォで倒せるH-C-Dライン
といった感じ。せめて名前と技の違いだけ覚えておいてください()
イバンエルフーンの主な仕事
イバンエルフーンがどんな型なのかざっくりまとめたところで、なんでイバンを持つか、具体的にはどんなことができるのかについて軽くおさらいする。
- 後攻我武者羅+イバンムンフォ(or自然の力)の対面処理
- 我武者羅による崩し
- イバンによるストッパー
- 先制身代わり+イバン我武者羅による絶対先制我武者羅コンボ
- 後攻我武者羅→引き→イバン我武者羅による相手二匹の削り
- クッションとして投げた後の身ががむによる削り
1.はイバンを利用した対面処理である。後攻我武者羅からのイバンムンフォにより、高い対面性能を実現させる。
特にテテフやゲコといった苦手なポケモンも攻撃を耐えられれば、対面から倒すことができる*4。通常、イバンだけでは先制技に上を取られてしまうが、エルフーンはイバン自然によりそのさらに上から攻撃することができるので、先制技持ちにも弱くない。
他にも、対電気などこちらへの有効打が貧弱なポケモンに対しても身代わりを絡めてイバンを発動させることによって対面勝ちすることができる。
2.はイバンというよりは我武者羅を持つことによる副産物だが、相手の高耐久ポケモンを大きく削り擬似的に崩すことができる。特にエルフーンの我武者羅は相手から見えづらいので、相手の想定外から大きなダメージを入れて崩すことができる。
3.はイバンにより積みアタッカーや高速アタッカーのストッパーをすることができる。
火力が低いので他のポケモンで圏内に削ってもらう必要はあるものの、どれだけ相手がSを上げていようと、先制身代わりでイバン圏内まで調整してからのイバンムンフォで殴ることが可能。
4.はこのポケモンの最大の魅力にして特権。悪戯身代わりとイバン我武者羅による絶対先制我武者羅コンボができる。
裏に先制技持ちを入れておくことで擬似的な1-1交換が可能。
このコンボの凄いところは、相手のSに関係なく確実に我武者羅が入るところである。初ターンに猫騙しされようが、加速されようがニトチャされようが、先制技さえなければ確実に我武者羅で先制技圏内まで削ることが可能。高い対面性能、誤魔化し性能を実現することができる。
5.はイバンによって相手二匹への我武者羅を可能としている。
これにより、上を取られている相手なら二匹のHPをミリまで削ることが可能。非常に高い崩し性能を得ることができる。
6.はクッションとしても活躍することができる。
通常遅いエルフーンはクッションとして投げた後、あまり仕事ができずに倒されてしまう。しかし、イバンによって少ないHPの時に先制我武者羅をすることができるので、相手の後続を一気に削ることができる。
我武者羅のためにHPを削る関係上、クッションになれる回数は1~2回が限度であることには注意。
これらの要素より、イバンエルフーンのできる主な仕事をまとめると
①高速アタッカーの対面処理
②身ががむによる高耐久ポケモンの崩し
③絶対先制我武者羅+後続の先制技による擬似1-1交換
よって、イバンエルフーンは
対面性能と崩し性能に優れたポケモンであると言える。
ちなみに、イバンエルフーンは非常に選出がしやすいことが売りの1つである。
というのも、実質的な不利対面が我武者羅させてくれないやつ()くらいだからである。こいつらがいないパーティには大体我武者羅を刺せるので、選出が可能である。
しかし注意点として、イバンエルフーンはできる仕事こそ豊富であるものの、実際にこなせるのは1~2つ程度である。そのため、選出画面からどの役割をさせるのかを慎重に考えてから選出することが大切である。
それぞれの型の比較
ここで、やっと本題に入ることができる。紹介した3種類のイバンエルフーンがどのように違うか、それぞれのメリットデメリットを比較していく。
穏やかイバン
メリット
・先制技(自然の力)を持つことによる対面性能の高さ
特に、対ゲコのような先制技もちとのタイマンに優位に立てるのが自然の力の長所。下から我武者羅した後、相手の先制技の上からイバン自然で叩けるのが大きい。
また、イバンエルフーンの入りやすい対面構築は先制技を使うことが多いので、そういう点でも頼りになる。
・スイープ性能の高さ
先制技により、味方の刈り残しを倒したり、イバン消費後にも我武者羅した相手にトドメを刺せる。特に、たまにいるエルフーンの前で悠長なことをしてくる馬車やリザを、我武者羅+自然で倒せてしまうのが大きい。
・自然の力(トラアタ)による状態異常引き
試行回数を稼ぐことにより、能動的に火傷、麻痺、氷を狙いに行くことができるのでワンチャン性能がある。狙い目は身代わりで試行回数が稼ぎやすいドヒドイデなど。
火傷を引ければ、我武者羅で1-1交換も狙える。
デメリット
・蜻蛉ほどのサイクル性能はない
蜻蛉持ちと違い、役割遂行のためにHPを減らす必要があるので、クッションになれる回数は1~2回が限度。そのため、サイクル性能は高くない。
・毒みがよりは崩し性能が低い
特に、混乱実持ちに弱め。回復技持ちに我武者羅を枯らされても実はきつい。
・瞑想コケコにあまり強くない
対電気に強めと謳っておきながら、Cを削ってDに割いた瞑想コケコには我武者羅のダメージが足りなくて勝てない。毒みがと違い、身代わりが残っても有効打が我武者羅しかないのがネック。
まとめ
先制技持ちに対する対面性能とスイープ能力に長けるスタンダード型
蜻蛉イバン
メリット
・クッション性能、サイクル性能が高い
蜻蛉を持つことにより、クッションからの対面操作ができるので、他の型よりサイクル性能が高い。耐久もDを最低限まで落としてBに厚くしているので、繰り出せる相手が多い。
削れてクッションにならなくなった後も、イバン我武者羅で最期のお仕事ができるので無駄にならない。
・ガッサに安定する
他の型と比べてBがかなり高いのでガッサへの繰り出しがかなり安定する。そのあとの後攻蜻蛉で対面操作も完璧。
デメリット
・対面性能の低下
先制技がないことにより、相手の先制技に打ち勝つすべがない。また、Dラインが下がっているので対面から勝てる相手が減ってしまっているのもネック。
・Sが遅い
クッションとして後攻蜻蛉するためにSを下げているが、そのせいでイバン消費後に上から我武者羅できる相手が減ってしまっている。
まとめ
対面性能を下げた代わりに、クッションとしてサイクルに介入しやすく、浅く広く仕事ができる汎用型
毒みがイバン
メリット
・崩し性能が高い
混乱実持ちや回復技もちには毒から入ることでスリップダメを入れつつ我武者羅展開に持っていけるので、崩し性能が非常に高い。
・1-1交換に優れる
攻撃を耐えられる相手であれば、毒+イバン我武者羅による強制1-1交換をすることができる。そのため、誤魔化し性能が高い。
・対電気に強い
めざ氷程度なら余裕で耐えるので、毒みがと我武者羅やムンフォを駆使することで優位に立てる。特に、穏やかイバンでは怪しい瞑想コケコにも強い。
・隙を見せた相手をハメに持っていける
ボルチェン等に対して身代わりが残れば、そのまま裏を毒みがでハメられる。なんならそのままイバン我武者羅で1-1交換も可能。
デメリット
・クッション性能、サイクル性能は蜻蛉ほど高くない
毒があるので穏やかイバンよりはサイクル適性があるものの、無効化されやすいのであまりサイクルで負担をかけられない。負担をかけるには我武者羅をする必要があるので、クッションになれるのは1~2回が限度。
・先制技もちへの対面性能は低め
毒が擬似先制技となるので蜻蛉イバンよりは対面性能が高いが、穏やかイバンよりは低い。1-1交換は比較的取りやすいが、対面で勝てる相手は多少減る。
まとめ
対面性能を少し落とした代わりに、崩し性能、誤魔化し性能、ハメ性能に長ける役割特化型
まとめ
対面性能:穏やかイバン>毒みがイバン>>蜻蛉イバン
クッション性能:蜻蛉イバン>>>毒みがイバン>=穏やかイバン
崩し性能:毒みがイバン>穏やかイバン>蜻蛉イバン
選出のしやすさ:蜻蛉イバン>穏やかイバン>毒みがイバン>>>他の型(笑)*5
役割遂行のしやすさ:毒みがイバン>穏やかイバン>蜻蛉イバン
対面構築に入れるスタンダードなイバンエルフーンが使いたいなら、穏やかイバン
サイクルに入れて役割を広く持たせるなら、蜻蛉イバン
崩し枠として採用するなら、毒みがイバン
あとがき
以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。
イバンエルフーンの比較でしたが、いかがだったでしょうか。ぜひ自分にあったイバンエルフーンを選んで、使ってみてください。また、イバン型はカスタマイズ性が高いので、ぜひ使いやすいようにカスタマイズしてみてください。(あとなんかいい案があったら私にもこっそり教えてください><) イバンエルフーンの使用者が増えてくれることを願っています。
何か質問やコメント等ありましたら、コメントやtwitter(@elfugenger_poke)で受け付けますので気軽にご相談ください。
それでは今回はこの辺で失礼します。
サムネ用
追記
毒みがの方でレート1800達成しました。よければ見てください。
*1:正直ブログのネタが切れずに済んでホッとしている() 変態型エルフーン考察シリーズの未来は安泰やなぁ...(なおネタ切れ) ちなみにエルフーンが内定しなかったら切れながらマホイップ使うつもりだったので、変態型マホイップ考察シリーズが爆誕してた可能性があった。まあ、エルフーンが無事内定したので、マホイップ考察はおそらく無いでしょう...
*2:最近この表現が少ないらしいんで入れといた。言われてみれば最近はめんどくさくて省略していた気がする...
*3:ちなみにS999と書いたが、トリル下でもPF下でも先制できるのでS999でも優先度+0.5でもなんか違和感がある
*4:もちろん調整によって、火力upアイテムのないテテフやゲコなら倒せるようにしてある
*5:個人の感想です