冷やした梅はただの梅

変態エルフニスト全一を目指して

自己紹介

初めましての方は初めまして、そうでない方はお久しぶりです、ひやしうめと申すものです。

記事を閲覧頂きありがとうございます。

そういえば自己紹介記事を書いていなかったなぁ、と思ったので書いてみることにしました。

 

-----以下SM時代の話です-----

私は普段、好きなポケモンであるエルフーンとゲンガーを使った構築、エルフゲンガー軸を使ってシングルレートに潜っています。(ちなみに好きなキャラはリーリエです!リーリエにガチ恋ヲタク)

とは言っても、毎シーズン20戦も潜っていればいい方で、レート1500~1600帯で主に遊んでいる所謂ライト勢です。なので、ガチなレート記事を見にきた方からしたらあまり参考にならないかもしれません。申し訳有りません<(_ _)>

 

ブログでは主に、たまたまうまく行った時の構築記事や面白い型のポケモンの考察記事などを載せていきたいなと考えています。

最近は変な型のエルフーンを使って紹介していく謎のシリーズをメインに投稿しています。

(変態型エルフーン考察 カテゴリーの記事一覧 - 冷やした梅はただの梅)

 ------

 

剣盾でもライト勢として面白い記事が書けたらなと思っています。

こんな感じでゆるい雰囲気でブログを書いていこうかなと考えているので、よろしくお願いします。

あと、ツイッター(@elfugenger_poke)もやっているので興味があったらフォローしてくれると嬉しいです。

 

それでは

f:id:elfugenger252:20180709221405j:plain

 

2019 11/21 追記

変態型エルフーン考察 SV編 その11 ジャポ鋼テラバエルフーン

どうも、ひやしうめです。GW企画第4弾になります。

今回紹介するのは、ジャポ鋼テラバエルフーンです。

はい、なんか頭傾げたくなるような単語が羅列された型が来ましたね()
でも、今回のエルフーンはかつてのHBカムラエルフーンの次点に来るくらい強い型だと思います!

それでは紹介へどうぞ。

 

 

サムネWhimsicott
どうでもいいけどエルフーンの英名訳すと「変な綿」とからしい。草


 

 

エルフーン@ジャポの実

性格:臆病
特性:悪戯心
テラスタイプ:
努力値:H220 B60 C172 D4 S52 
実数値:163-*-113-119-96-157
技:ムンフォ テラバースト 追い風 アンコール
調整:
 H:鋼テラス時に臆病カミのムンフォ+シャドボを約95%耐え
 B:鋼テラス時に意地パオジアンの氷柱+不意を約91%耐え
 C:余り
 D:端数
 S:最速コノヨザル抜き(>追い風下でブーストツツミ抜き)

 

鋼テラスでパオカミに強い追い風エルフーン

パオジアンには鋼テラス+ジャポ+追い風、ハバタクカミには鋼テラバーストで有利に戦うことができる。

一見ピンポメタのように見えるが、よく見ると追い風・アンコールを持った普通の追い風エルフーン
よって、追い風役が欲しい時に普通に選出できる。

つまり、一部ポケモンに殴り勝てる単体性能を確保した追い風要因というのがこの型の真の姿である。

 

詳細な説明は以下から。

 

 

  

考察経緯

私「エルフーンでパオジアン倒して気持ちよくなりたい!!」

 

ということで、エルフーンでパオを倒す方法*1を模索することに。

 

そこで思いついたのが、ジャポ+氷半減テラス+S逆転ギミック
以下の流れで、パオジアンを突破できるようになる

 パオジアン氷柱 エルフーンテラス切り&S逆転技(ジャポ発動)
→パオジアン不意 エルフーンムンフォ(ジャポで襷が割れているので確定)

このギミックの良いところは、エルフーンの耐久がパオの氷柱+不意耐え程度で良いため、コットンガードの技枠を必要としないところ。
よって、空いた技枠に色々仕込める。

 

当初は、S逆転ギミックに日本晴れ+葉緑素を採用した以下の型を試した。

 

持ち物:ジャポの実
性格:臆病
特性:葉緑素
テラスタイプ:
努力値:H220 B60 C172 D4 S52 
実数値:163-*-113-119-96-157
技:ムンフォ テラバースト 日本晴れ アンコール
調整:
 H:鋼テラス時に臆病カミのムンフォ+シャドボを約95%耐え
 B:鋼テラス時に意地パオジアンの氷柱+不意を約91%耐え
 C:余り
 D:端数
 S:最速コノヨザル抜き(>追い風下でブーストツツミ抜き)

 

炎テラス+日本晴れ+ジャポ→ムンフォの流れでパオジアンを狩る。
炎テラバでサフゴも大きく削れる。
また、日本晴れにより後続に水ラオスの水流連打耐性をつけたり、古代活性組を強化する。

などなど色々考えていたが、実際に使ってみたところ

・弱くはないけど、選出時のパワーの低さが気になるから出さない方が良くない?
・同じ晴れなら、手動日本晴れカミ+ウガツホムラの方が強いな...
そもそも日本晴れするターンにパオに怯みまされたら勝てなくない...?

という問題が発生した。
この型も全然使えなくはなかったし活躍した試合もあったけど、流石に他のポケモン使った方が強いなって感じだった()

 

そこで考え直したところ、悪戯心+追い風なら怯まずにS逆転できることに気がついた。
よって、

 特性:葉緑素  → 悪戯心
 技 :日本晴れ → 追い風

に変更。

追い風を採用したことにより、ただのパオジアンピンポメタではなく、後続の補助役として汎用的に動かせる型となった。

 

また、サフゴの数が減少している&晴れ下でないなら炎テラバする意義が薄い、という点からテラスタイプを変更。
当時、筆者が鋼テラスのエルフーンについて考察していたこともあり、鋼テラスを採用することにした。
鋼テラスの大きな利点は、数の多いハバタクカミに対して比較的有利になれること。
とはいえ、攻撃を耐える回数を増やすだけなら光の壁採用で良くなるため、よりアグレッシブにいくために鋼テラバーストを採用。
これにより、エルフーンでもカミを確定2発に持っていくことができた。

 

以上より、パオカミと殴り合えて、追い風で後続のサポートもできるという、「単体性能を確保した追い風要因」というコンセプトの型に仕上げることができた。

 

 

余談だが、「単体性能を確保した追い風要因」というコンセプトは以前考察した妖精の羽エルフーンで開拓したものである。
ピンポメタ寄りな型に追い風を仕込むことで汎用的に仕上げられる、という研究成果がまた役に立ったのでとても嬉しい。

elfugenger.hatenablog.com

 

特性

追い風やアンコールを先制で打てる悪戯心

当初はS逆転のために日本晴れ+葉緑素だったが、パオの3割怯みに泣かされてしまうため、先制で追い風できる悪戯心の方がやっぱ強い。

 

調整/テラスタイプ

素早さラインは、
・追い風下でブーストツツミ抜き
・追い風なしで最速コノヨザル抜き
を満たす実数値157(臆病S52振り)。

続いて耐久面だが、今回耐えたいのは以下の技である。
・鋼テラス時に意地パオジアンの氷柱落とし+不意打ち
・鋼テラス時に臆病カミのムンフォ+シャドボ

両方のダメージ計算を回し、最終的にH-B-Dラインを163-113-96(H220振り、B60振り、D4振り)とした*2
これで、
・鋼テラス時に意地パオジアンの氷柱+不意を約91%耐え
・鋼テラス時に臆病カミのムンフォ+シャドボを約95%耐え
となる。

残りは削れた相手を仕留められる可能性を少しでも上げられるために、Cに最大限割り振った(C172振り)。

 

テラスタイプは、以下の理由から
・パオの氷技を半減、悪技を等倍で受けられる
・カミのフェアリー技を半減、ゴースト技を等倍で受けられる
・鋼テラバーストでカミの弱点をつける

エルフーンの鋼テラスが環境で多いことは知っていたものの、個人的には水のほうが強くない?*3と思っていたが、鋼テラバの存在により無事に和解することができた。

 

以上より、

性格:臆病
テラスタイプ:
努力値:H220 B60 C172 D4 S52 
実数値:163-*-113-119-96-157

となった。

 

持ち物

パオの襷を割るためのジャポの実。相手の物理技を受けた際に一度だけ1/8ダメージを与える。

基本的にはゴツメの方が優秀だが、非接触でも発動するのがポイント。
そのため、氷柱+礫パオのような非接触オンリーな型でも襷を割ることができる。

それ以外にも、カイリューの神速で倒される際にマルスケを剥がしたり、少し足りない火力の補強になったりと、細かい面で助けられる。
そんなに何度も発動するアイテムではないが、ないとないで困るな、といった感じのアイテムだった。

 

ちなみに、ジャポエルフーンも過去に考察したことがあります。
こちらはジャポ+身ががむの強制1-1交換ギミックですが大して決まりはしなかったです()
あと、イラストが過去1大変だった...()

elfugenger.hatenablog.com

 

いつものメインウェポン。高火力、命中100、3割Cダウンの最強技。
パオをジャポ込みで落とすために必須。
Cに振っているので火力もそれなり、偉い

 

  • テラバースト

鋼テラバースト。
対カミ用に採用。HP実数値143くらいまでのカミなら確定2発。
対カミピンポメタだがカミの数が多すぎるので腐る場面は少ない。
特殊なので瞑想に弱いように見えるが、そこは後述のアンコールで補強する。

 

  • 追い風

味方の素早さを4ターンの間2倍にする。
パオジアンとの素早さ逆転のために採用。
それだけでなく、後続の素早さも上げられるのが利点。
使う時のコツは、なるべく倒されるギリギリに撃つこと。それによって、味方に追い風ターンを最大限残すことができる。
が、場合によっては追い風に乗ったエルフーンが2タテ3タテをかますこともある。ウケる。

 

  • アンコール

最強技。アンコ透かしの補助技をされることが多いので、そのケアにほぼ必須。
また、なぜかカミがよく瞑想や身代わりをしてくるのでめちゃくちゃ刺さった。エルフーンのアンコってそんなに無視されるもんなんですかね...()
今回はエルフーンの火力が比較的高いので、補助技アンコした後にテキトーにムンフォ振っておけば相手が受からなくなってたりすることもある。強いね。

 

ダメージ計算

ポケモンの横についている数字は実数値です。

与ダメ(H-D)

・水ウーラオス(175-81)                  
 158~188(90.2~107.4%)        乱数1(43.7%  ジャポ込み確定)

・パオジアン(155-86)                 
 150~176(96.7~113.5%)        乱数1(75%  ジャポ込み確定)

・ブリジュラス(197-86)                  
 75~88(38.0~44.6%)            確定3

カイリュー(197-120)                 
 108~128(54.8~64.9%)        確定2(マルスケ非考慮)

 

  • 鋼テラバースト

・ハバタクカミ(131-155)                 
 72~86(54.9~65.6%)           確定2

 

被ダメ(A or C) 

・水ウーラオス(A200)の水流連打
 19~23(11.6~14.1%)×3     確定2耐え

・悪ウーラオス(A200)の暗黒強打    
 57~67(34.9~41.1%)        確定2耐え

・パオジアン(A187)の氷柱(鋼テラス時)    
 54~63(33.1~38.6%)       

・パオジアン(A187)の不意(鋼テラス時)    
 88~105(53.9~64.4%)       

 

・ハバタクカミ(C187)のムンフォ(鋼テラス時)    
 52~62(31.9~38.0%)      

・ハバタクカミ(C187)のシャドボ(鋼テラス時)    
 88~105(53.9~64.4%)      

  

運用方法  

基本は2番手出し。目の前のポケモンを撃破 or 削って裏の圏内に入れて死に際追い風で裏に繋ぐ。

追い風は強力な反面、裏のポケモンで3タテしようとするにはターン数が足りないため、そこを火力で補える今回のエルフーンは中々噛み合っている。

 

メタ対象としているパオジアン、ハバタクカミは以下の流れで倒す。

  • パオジアン
    追い風から入ることで、氷柱怯みをケアしながら殴り勝つことができる。
     こちら鋼テラス追い風 相手氷柱(ジャポ発動)
    →相手不意 こちらムンフォ(撃破)

  • ハバタクカミ
    ☆相手を倒すために追い風は不要なので打たないこと
     不用意に打つと追い風ターンを無駄に消費するだけになる

     相手ムンフォ こちら鋼テラステラバ
    →相手シャドボ こちら鋼テラバ(撃破)

    相手が瞑想や身代わりをしてきた時は、アンコールで縛れるので問題ない。
    テラスで耐性を変えてきた場合は、倒されるターンに追い風をして裏に託す

 

相性のいいポケモン

追い風下エースと相性がいい。
エルフーンにテラスを切りたい場面が多いので、テラスへの依存度が低いエースを選びたい。

 

  • トドロクツキ

エルフーンの苦手な炎ポン等の炎タイプに強く、テラスをそこまで必要としないポケモン
オススメはAブーストフルアタ型。
叩きや逆鱗の火力が高く技範囲も広いため、テラスなしでも相手を貫きやすい
もちろん、飛行テラスを切ることができれば高火力アクロバットも使えて強力。
パオジアンやハバタクカミが苦手だが、そこを今回のエルフーンがカバーしてくれるのが非常に大きい。
ただし、エルフーンにテラスを切ると格闘が一貫することに注意。

  • イーユイ

エルフーン入り追い風パといえば、なポケモン
テラスなしでも超火力で、エルフーンとの相性補完もかなりいい。
ただし、拘る場合は裏に一貫する技の選択が難しいのが欠点。

 

使用感

以下のパーティで使用。

Hearthflame MaskBloodmoon Form

でステロ撒いてテキトーに荒らし、削れた相手をでスイープしつつ追い風展開、残りのポケモンをフルアタで一掃する。

 

使用感は以下の通り。

  • パオやカミといった環境トップのポケモンにテラス込みで有利に戦えるので選出しやすい
  • ラオスやライコといった素のタイプで有利なポケモンも環境に多いので仕事しやすい
  • Cに振ったことによる火力やジャポの削り性能が、相手をエース圏内に入れた上で展開したい追い風軸と噛み合う
  • 鋼テラバ+アンコのおかげでハバタクカミに好きに行動させない
  • 追い風+アンコールの汎用性のおかげで、メタ対象がいなくとも選出できる
  • テラスは結構な頻度で切る(特にハバタクカミを見た時)
    追い風エースはテラスに依存しない」という条件がほぼ必須なように感じた

といった感じ。

だいぶ尖った型のエルフーンだったが、正直想像の100倍は強かった
エルフーンの型では最強と思っていたHBカムラエルフーンの次くらいには強いんじゃないかなと思う。

何が強かったかというと、やはり「パオカミに強い」という点。それだけでかなり選出がしやすくなった印象。
勿論、ただの追い風要因として選出する試合も多く、メタがハマらない試合でも十分活躍できた。

また、エルフーン自体が舐められている*4ことも多く、エルフーンが2タテ3タテを決める試合もあった。

妖精の羽エルフーン考察の成果である「単体性能を確保した追い風要因は強い」というのは、やはり間違っていなかったことを改めて確認することができた。

 

ということで、ジャポ鋼テラバエルフーンはかなり強かったので、興味ある方は是非試してみてください。

 

ちなみに、伝説環境でも以下の構築で使ってみました。

Cornerstone Mask

追い風下でメテビルナアーラ*5を無双させる動きを意識して組みました。
純粋に追い風が強く、まだ活躍させられる可能性があるので、使ってみたい方はぜひ。

 

あとがき 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

ジャポ鋼テラバエルフーン、いかがだったでしょうか?
テラバあるし持ち物変だし振り方はHCと、だいぶキモい見た目ですがかなり強かったので、興味あれば是非使っていただきたいです。

質問や相談など何かありましたらコメントやX(@elfugenger_poke)までお願いします。
感想は、Xのハッシュタグ#変態型エルフーン考察」に入れてくれると嬉しいです。

 

それでは今回はこの辺で失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちな、この型でしぇいどさん主催の「令和相棒自慢杯2024」にも参加したんですが、自分のプレイングがイマイチだったのと、エルフーン絶対選出の関係上サフゴ入りに勝てなかったので成績はイマイチ奮いませんでした....。
まあ、それでもこの型が弱いってことはないと思います。本来ならサフゴ入りには出さなきゃいいだけの話ですし()
でもここで活躍させてブログにちゃんと書きたかったなぁ!!
(どうでもいいけど、こういうマイナー活躍させたい大会だとホントにサフゴきっついですね。あのポケモン、弱いものいじめに特化しすぎやろ...
)

 

*1:エルフーンでパオを倒す方法についてはこれまでいくつか考察してきた。
しかし、1つの方法に留まらずいくつもの対処ルートを考えることに損はない!という思考の元、今回も新しい方法を考えることにしてみた。
なお、これまでの自慢のパオジアンメタは以下記事あたりを参照。

変態型エルフーン考察 SV編 その3 HBカムラエルフーン - 冷やした梅はただの梅

変態型エルフーン考察 SV編 その8 コットン×電気玉エルフーン - 冷やした梅はただの梅

*2:これに関しては、異なる技を2回受けた時のダメージ計算ができるツールが見当たらなかったので、各乱数でのダメージを手動で設定してエクセルで計算回しました...。
めちゃくちゃ面倒だったが、おかげでいい調整に行き着けたと思う。

*3:鋼テラスだと炎弱点が一致してしまうため。炎ポンなどに行動回数を一回も稼ぐことができないのはイマイチでは?と思っていた。
また、格闘や地面といった元々有利なタイプが弱点になるのもマイナスで、テラスを切ると本来有利寄りなラオスやランドに不利を取るのは如何なものかと思っていた。聖剣も抜群になるからパオにも強くないし。
その点、水テラスならそれらに不利を取ることなく元の弱点を消せるため、圧倒的に水の方が優れているというのがこれまでの見解。
しかし、カミに有利になれるとかカイリューの神速半減とか鋼テラスにも偉い要素があることに気がつけたのが今回の新たな発見。
特に、テラバ採用時の対カミ性能はかなり自分好みで良かった。

*4:特にラオス入りサイクルは舐めた選出をしてくることが多い印象。
例えば、ブリジュ/ラオス/ライコ選出など。エルフーンのムンフォが一貫しすぎていて、少し削りを入れたらエルフーンで一掃して終わり!みたいな試合展開になる。

*5:ルナアーラを選んだ理由は、僕のお嫁さんであるリーリエがポケモンマスターズEXでバディとして使っているから。
伝説一発目はアニバリーリエたそと同じルナアーラを使わないとなぁ!?と思ってました。
どうでもいいけど、ポケマスのリーリエの衣装の中でアリーリエのやつが一番好き

変態型エルフーン考察 SV編 その10 NEOハイブリッドゴツメエルフーン

どうも、ひやしうめです。
GW企画第3弾ですね。執筆頑張ってます。

早いもので、なんと当シリーズもSV編その10まで来ました。
ちなみに、私の2024年の目標が変態型エルフーン考察をその10まで上げることだったので、見事目標達成です。あれ?まだ2024年になって半年も経ってないんですけど...()

そんな今回紹介するのは、NEOハイブリッドゴツメエルフーンです。

NEOって何?そう思った方もいるでしょう。
実は、当シリーズのその7で「SV式ハイブリッドゴツメエルフーン」なるものを紹介しています。
今回は、そちらの改良版となります。

elfugenger.hatenablog.com

上記の考察から地続きになっていますので、ぜひその7の方も目を通していただけるとより楽しめるかと思います!

それでは紹介へどうぞ。

 

 

サムネもこもこ
こんなもこもこしてる癖にゴツゴツメットなんて被って果たしてダメージがあるものなのか...


 

 

エルフーン@ゴツゴツメット

性格:臆病
特性:悪戯心
テラスタイプ:フェアリー
努力値:H252 B156 C4 D84 S12 
実数値:167-*-125-98-106-151
技:ムンフォ コットンガード 光の壁 我武者羅
調整:
 H:ぶっぱ
 B:余り
 C:端数
 D:臆病眼鏡カミのムンフォを壁込み99.7%で2耐え
 S:最速ブリジュラス抜き

 

物理にはコットンガード、特殊には光の壁で対応するエルフーン、というのが従来のSV式ハイブリッドゴツメエルフーン
だが、今回は宿木による詰ませを諦めて、より削りに特化させた。

ゴツメ我武者羅の削り光の壁による後続補助、その両方をこなすからNEOハイブリッドゴツメエルフーン

 

詳細な説明は以下から。

 

 

  

考察経緯

※本考察は、その7で紹介した「SV式ハイブリッドゴツメエルフーン」の改良版となります。
↓SV式ハイブリッドゴツメエルフーンの概要

持ち物:ゴツゴツメット
性格:臆病
特性:悪戯心
テラスタイプ:
努力値:H252 B92 C4 D148 S12 
実数値:167-*-117-98-114-151
技:ムンフォ コットンガード 宿木の種 光の壁
調整:
 H:ぶっぱ
 B:余り
 C:端数
 D:控えめ眼鏡カミのムンフォを壁込み96.1%で2耐え
 S:最速ブリジュラス抜き

詳細は以下考察記事を参照してください。

elfugenger.hatenablog.com

 

上記の「SV式ハイブリッドゴツメエルフーン」を実際に使った結果、以下のような課題があった。

  • 欲張ってD方面を確保した結果、ゴツメエルフーンでありながらB方面が薄く物理でゴリ押される
  • テラスを切って詰ませにいくタイミングを判断するのが死ぬほど難しい
  • 死に際の宿木が相手のHPを1/8削っただけになったりして、後続補助として安定しない
  • 壁のサポートとゴツメコットンの詰ませを同時にやらせようとするせいで、ゴツメで詰めようとする頃には体力が足りてないことが多い

 

そこで、受けて詰めるのではなく目の前の敵をとにかく削って後続圏内に入れる方向性にシフトした。

そのために以下の点を変更。

  1. 調整をB寄りに変更
  2. テラスをフェアリーに変更
  3. 宿木我武者羅に変更

1.について、B92振り D148振りだったところを、B156振り D84振りに変更している。
これは、SV式ハイブリッドゴツメエルフーンを使っていた際にB方面の不足&D方面が過剰だと感じていたため。
そこで、Dラインを壁込み控えめ眼鏡カミのムンフォ2耐え→壁込み臆病眼鏡カミのムンフォ2耐えまで落とした。
削った分をBに回すことで対ランドやラオスに安定するようになった。

 

2.について、テラスをエルフーンに切る判断を1ターンでも間違えると、その低耐久ゆえ詰ませる動きが不可能になってしまうパターンが多かった。
しかし、相手の裏が見えていないのにエルフーンにテラスを切ってしまっていいものかと悩むことも多く、非常に難しかった。
そこで、詰めるのを止める方向にシフトしたのに合わせて、テラスも基本的に切らない方向性に変更。
テラスは一部のポケモンにピンポイントで勝つためだけに切る。
そのためのフェアリー。メタ対象はパオジアン。
対パオにおいてフェアリーテラスすることで、ムンフォでパオを一撃で倒せるようになる。そのため、テラスコットン→ムンフォの流れが比較的安定する。
それ以外でもテラスの火力上昇は意外と汎用性が高く、削りを優先するという今回のコンセプトとも噛み合っている。

3.について、宿木があったところで体力管理が難しく*1、あまり有効に活用できていないように感じていた。
また、後続の補助用に打つにしても、相手にすぐ交代されてしまい結果1/8しか削っていないということがままあった。
そこで、いっそ宿木を切って最強の削り技である我武者羅に変更。「体力管理が難しいなら我武者羅しちゃえばいいじゃない」という発想の転換である。
これにより、
・コットンで無理やり物理を削り倒した後、裏から出てきたポケモンを我武者羅で大幅に削る
・壁を貼ってサポート後、我武者羅で削りつつ退場
・HPミリ時の我武者羅+ゴツメで、接触相手に擬似1-1交換を狙う
等の動きができるようになり、よりアグレッシブに動けるようになった。

 

以上より、

  • ゴツメ+コットン+ムンフォで物理と殴り合う
  • 光の壁で後続の補助をする
  • 我武者羅で削りを入れる

という3点の仕事をこなせる、まさに新時代のハイブリッドなゴツメエルフーンとなった。

 

 

ちなみに、ゴツメエルフーンに我武者羅を入れるアイデア自体は'8世代'のハイブリッドゴツメエルフーン*2でやっています。

elfugenger.hatenablog.com

8世代の時は余り我武者羅は活躍しなかったが、こうして3年越しに当時のアイデアが役に立ったと思うと感慨深い。
例えその時はダメだったとしても、考察したことはいつか役に立つんだなって...。

 

特性

コットンガード/光の壁を先制で打てる悪戯心

これらの技は先制で打てなければ価値がないため、悪戯確定。

 

調整/テラスタイプ

まず素早さラインの設定から。最速ブリジュラス(>準速ラオス)を抜きたいので実数値151(臆病S12振り)。

HPは、物理特殊両方の耐久が欲しかったのでH252振り

D方面は、前述の通り壁込み控えめ眼鏡カミのムンフォ2耐えだと過剰気味だったため、壁込み臆病眼鏡カミのムンフォをほぼ2耐えするD実数値106(D84振り)。

Cは端数

残りはBに割いた(B156振り)。エルフーンは物理を受ける機会の方が多めなので、できる限り努力値を多めに割いた。

 

テラスタイプは、前述の通り氷等倍&火力上昇でパオに強めに出られるフェアリー
聖剣が半減なのもコットンガードと相性いい。
まあ、ほとんどテラス切らないけどね()

 

以上より、

性格:臆病
テラスタイプ:フェアリー
努力値:H252 B156 C4 D84 S12 
実数値:167-*-125-98-106-151

となった。

 

持ち物

接触主体の物理アタッカーを削るゴツゴツメット。繰り出すだけで水ラオスとかを削れるのが偉いポイント高い。
あとラオスやランドの初手脳死蜻蛉に刺さるのが気持ちいい。

また、接触物理相手であれば我武者羅+ゴツメダメージで相打ちを狙うことも理論上可能*3

 

メインウェポン。対ラオスに削りたいので必須。
無振りなので火力がう○ちだが、フェアリーテラスすることでそこそこマシな火力になる。指数的には大体C252エルフーンと同じくらい。比較対象が分かりづらい

 

  • コットンガード

防御を3段階上げるチート積み技。物理をゴツメとムンフォで削り倒すために採用。
場合によっては、我武者羅のためのHP調整に使ったりもできる。綿密なダメージ計算が大事。

 

  • 光の壁

特殊耐久を2倍にする技。
コットンガードと違い、味方にも効果があるのがキモ。
受け出ししづらい眼鏡ハバタクカミや暁ガチグマと対面した際の中間択として役に立つ。
SV式ハイブリッドゴツメエルフーンと違い相手を詰ませる必要がないので、あくまで後続補助として使える。サイクル回したい時にも便利。

 

  • 我武者羅

最強の削り技。元祖変態型エルフーンといえばな技。宿木は肌に合わなかった...。
コットンや壁と相性悪そうに見えて、中途半端にHPが削られた状態に結構なるので、その時の削り技として中々便利。
SV環境レギュFのエルフーンの仕事は目の前の敵を後続圏内に入れつつ、後続の補助をすることだと思っているので、削りの役割を遂行しやすい我武者羅は偉いと思う。

 

ダメージ計算

ポケモンの横についている数字は実数値です。

与ダメ(H-D)

・水ウーラオス(175-81)                  
132~156(75.4~89.1%)  確定2(ゴツメ2回から確定)

・ブリジュラス(197-86)                  
61~73(30.9~37.0%)     乱数3(79.7%)

・パオジアン(155-86)   ※フェアリーテラス時               
164~196(105.8~126.4%)     確定1

 

被ダメ(A or C) 

・水ウーラオス(A200)のテラス水流連打
 23~28(13.7~16.7%)×3    乱数2耐え(最高乱数を5回以上引かなければ2耐え)

・悪ウーラオス(A200)の暗黒強打    
 51~60(30.5~35.9%)       乱数3耐え(50.0%)

 

・ハバタクカミ(C187)の眼鏡ムンフォ(壁込み)    
 71~84(42.5~50.2%)      乱数2耐え(99.7%)

・暁ガチグマ(C205)のブラッドムーン(壁込み)    
 76~90(45.5~53.8%)     乱数2耐え(50.8%)

  

運用方法  

基本はラオス等の物理に投げてゴツメで削りを入れる

相手が物理エルフーンを突破しようとする場合は、コットンガードを積んでゴツメ+ムンフォで突破
相手が特殊エルフーンを突破しようとする場合は、光の壁を使って交代する。

エルフーンの体力が少なくなってきたら、我武者羅を入れて退場 or 光の壁を貼って後続に託す

やることが結構曖昧なのでその場のアドリブ力が求められることに注意。
その代わり、やれることの幅はそれなりに広い。

 

相性のいいポケモン

壁のサポートができるので積みアタッカーと相性がいい、......がそこまでサポートに固執した型ではないので組み合わせるポケモンは正直なんでもいい。
削り能力が高いので対面的な動きとの相性もいいし、ゴツメをラオスに入れつつ壁貼って、サフゴやカミのダメージ軽減しながら裏の炎枠に引く、みたいなサイクル的な動きもできる。

とりあえず炎枠と相性がいいのは間違いないので、候補をいくつか挙げておく。

 

タイプ相性最強。エルフーンの苦手な炎鋼毒飛行氷全てに強く、ドランの苦手な水地面格闘にエルフーンが強い。
ドランの苦手筆頭の水ラオスに対してエルフーンを繰り出すだけでリスクつけられるのは強力。
だが、火力が低いので遂行速度が遅く、また素早さも低いため、削りに優れた今回のエルフーンとは少し噛み合いが悪い節がある
あと、炎ポンに後投げしにくいのもダメ。

  • 炎オーガポン

耐久が低めな代わりに超火力を持つ。素早さも高く、削りに適した今回のエルフーンとは相性がいい。低めな耐久も壁である程度カバーできる。
エルフーンの苦手なサフゴやカミなどに強めなのも偉い。のだが、問題はエルフーンの得意な相手に対して炎ポンは別に苦手じゃないこと。つまり、エルフーンいらない子になる()
そのため、炎ポンと合わせるなら対面的な動きが強く求められる。
あとあれだ、相手の炎ポンに対してミラー勝負させられることになるのがしょうもない()

 

耐久は高い&聖なる炎の火傷は強力だが、火力がイマイチ。
しかし、強力な先制技の神速を持つので、削りに特化した今回のエルフーンとの相性は中々。
ただ、炎技以外の火力がgmすぎるのがだいぶネック。テラスしたサフゴに有効打がないのはいかがなものか..

 

  • イーユイ

火力の鬼。耐久も特殊方面はそこそこ。
ただ、素早さが微妙なのと炎ポンに強くないのが厳しめ。
エルフーンとの相性自体はいいが、イーユイと組ませるなら追い風の方が強くない?って気がする。

 

  • テツノドクガ

真の相棒。ドランの次くらいにエルフーンとのタイプ相性が良い。
それでいて、高素早さ、高火力、型の豊富さ、毒菱回収、毒菱パ偽装etc.と長所を上げたらキリがない。
また、メテオビームの存在で炎ポンに強いのも偉い。
今回のエルフーンとも、対面的にもサイクル的にも回せる、削れた相手を炎の舞の起点にする等できるので相性良さげ。
最速炎ポンだけ流行ると終わる。S17は最速オーガポンが多かったので終わってた() 南無三

 

使用感

以下のパーティで使用。

Hearthflame Mask

この時期は、SV式ハイブリッドゴツメエルフーンが失敗して迷走していたため、構築コンセプトはテキトー。

基本はHearthflame Maskorで荒らしてで削り&サポート、剣舞して全抜きとかだった気がする。
相手の炎ポンが重すぎるので、パオの上を取れる削り役が欲しくてSブーストの

 

使用感は以下の通り。

  • 「ゴツメで物理を削りつつ壁を貼って後続のサポート」や「ゴツメコットンで物理を倒して裏に我武者羅削り」、みたいな当初想定した動きはちゃんと決まった
  • 従来のハイブリッドゴツメエルフーンと違い、我武者羅のおかげで瞬間的に火力を出せるので選出時のパワーを落とさない → 選出しやすい
  • ゴツメを当てるだけで削りの仕事を全うできる
    それにプラスして、壁による後続の補助ができる上に、我武者羅の大幅な削りのおかげで起点にもされにくい

といった感じ。

正直使う前は「宿木切って我武者羅とか削りに特化しすぎててネタ*4では...?」と思っていたが、全然そんなことはなかった。
寧ろ、ゴツメコットンによる単体の性能だけで完結せず、壁による後続の補助や我武者羅の削りで試合の流れを作りやすいので、前のハイブリッドゴツメエルフーンよりも扱いやすかった。
なんか思ったよりだいぶ強くて考案者の私自身もびっくりです()

 

ということで、中々変な型でしたが想像よりだいぶ強かったので、興味あれば使ってみてください。

 

あとがき 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

NEOハイブリッドゴツメエルフーン、いかがだったでしょうか?
失敗に終わった「SV式ハイブリッドゴツメエルフーン」の反省を活かして、無事新たな可能性を開拓することができて嬉しいです。
過去の考察も無駄にはならない、ということを証明できたんじゃないかなと思います。
興味あれば、使っていただけると嬉しいです。

質問や相談など何かありましたらコメントやX(@elfugenger_poke)までお願いします。
感想は、Xのハッシュタグ#変態型エルフーン考察」に入れてくれると嬉しいです。

 

それでは今回はこの辺で失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とうとうレギュF終わって伝説環境始まっちゃいましたね。
私は5/1時点でだいしゅきなお嫁さんのリーリエたそ*5の相棒であるルナアーラ*6を使ってマスターまで上げましたが、これ以上はもうランクマやらない気がします...。伝説環境あまり好きではないので...。
変態型エルフーン考察シリーズについては、ひとまず今持ってるネタ分は全て書き切ろうと思っています。後少しの間ですがお付き合いしていただけると幸いです。

 

*1:よくあるゴツメエルフーンと違い、物理も特殊も相手にするため。そのため被弾回数が多く、宿木程度の回復量では焼け石に水である。

*2:イバンエルフーン、カムラエルフーンに次いで、ハイブリッドゴツメエルフーンもシリーズお馴染みになりつつある...。

*3:'理論上可能'と書いているのは、実際に狙うのはなかなか難しいため。
筆者も7世代で身ががむ+ジャポ、8世代で我武者羅仕込んだゴツメエルフーンでこの相打ち戦法を狙ったが、一度も決まらなかったという経緯がある。
というのも、こちらがミリで我武者羅を入れた後に相手に触れてもらわないといけないので中々難しいんですよね。先制技とかあるとアウトだし。
だが、今作は別の型ですが一回だけこの相打ち戦法成功しました!そのうち記事にもあげたいですね。

*4:ネタだと思ったので寧ろウッキウキで使ってました()
使って楽しいか、というのは私の中でもかなり大事にしている基準なので。
なんか普通に使えそうな型よりは意味不明でネタにしか見えない型使う方が楽しいよなぁ!?

*5:♡♡♡

*6:ポケモンマスターズEXのアニバーサリーのリーリエ参照。すこ

変態型エルフーン考察 SV編 その9 SV式火炎瓶エルフーン

どうも、ひやしうめです。GW企画第2弾です。
今回紹介するのは、SV式火炎瓶エルフーンです。

お待たせしました。以下の構築記事で使用した型です。

elfugenger.hatenablog.com

今回は結構強い型だと思っているので、読んでいただけると嬉しいです。

それでは紹介へどうぞ。

 

 

サムネ用のわた
火炎瓶持たせたらよく燃えそう()

 

 

エルフーン@火炎玉

性格:臆病
特性:悪戯心
テラスタイプ:
努力値:H188 B20 C4 D188 S108 
実数値:159-*-108-98-119-165
技:ムンフォ 投げつける 光の壁 アンコール
調整:
 H:16n-1
 B:余り
 C:端数
 D:控えめ眼鏡カミのムンフォを壁込みで95.2%の高乱数2耐え
 S:最速ラオス抜き

 

火炎玉を投げつけて起点を作るエルフーン、通称火炎瓶エルフーン
なんか火炎玉投げてること以外は、割と普通目の補助エルフーン

基本は火炎玉投げつける or 光の壁で起点を作成する。
特に、初手のラオスやランドの蜻蛉展開に対して負荷を与えやすいのが利点。

 

詳細な説明は以下から。

 

 

  

考察経緯

 私「そろそろ火炎瓶投げたくね???

→投げるべ(火炎玉&投げつける採用)

→火炎瓶だと特殊が鬱陶しいんだよなぁ

光の壁採用

→相手の補助技うざいからアンコ採用

→完成!!!

 

 

真面目に解説すると、自分がよく使う構築は初手によくラオス/ランドロス/ハッサム等が投げられ、蜻蛉返りからゲームメイクされることが多かった。
そこで、それらに対して火炎玉投げつけるが一貫するのでは?と考え採用。

・対ラオス  → スカーフ蜻蛉なら裏に火傷が入る、それ以外は上から火傷を入れられる

・対ランドロス → チョッキ等の耐久振りの後攻蜻蛉に対して火傷でアド取れる、スカーフ蜻蛉はアイテム確認&裏に火傷入れられる

・対ハッサム  → バレパンは耐えて火傷入れられる、剣舞されたらアンコで縛れる

 

しかし、ブリジュラスや暁ガチグマ等の初手に来やすい特殊枠がいると選出択になる。
そこで、択を緩和するために光の壁も採用。
物理には火炎玉投げつける、特殊には光の壁で起点を作れるようになった。

 

なお、火炎玉エルフーンと聞くと真っ先にすり替えの方を思い浮かべる方もいると思う。
しかし、以下の理由から投げつけるの方が有用だと個人的に考えている。

  • 火傷の即時性が高い
    (投げつけるは投げた直後に火傷、すり替えはターン終わりに火傷)
  • 悪戯心でも悪タイプに無効化されない
  • 攻撃技なので挑発されても使える&化けの皮や黄金の体などにも強い
  • 拘りトリックを投げつけて無効化できる
    (すり替えだとお互いに押し付け合う択が発生する)

すり替えだと先制で使えたり、敵の道具を奪えたりするメリットはあるが、上記のように投げつけるのメリットがかなり大きい。
特に、火傷の即時性の高さ無効化されにくさに優れる。

 

また、火炎玉採用の地味な利点として欠伸耐性が挙げられる。
自ら炎上することで、欠伸ループを自然にカットできるのだ。
その性能上、欠伸ガチグマにやたら耐性があるのがこの型の面白いところ。

  • ブラッドムーン → 光の壁でダメージ大幅カット、アンコして裏の起点にしてもいいし、直引きしてもいい
  • 大地 真空波  → 元から半減なので痛くない
  • 欠伸      → 自ら炎上することで無効(炎上芸w)
  • 月の光     → アンコで縛れる(瞑想等の他の補助技も同様)
  • 残飯      → 火炎玉を投げて火傷させることで実質回復無効

 

以上の考察により、環境上位のポケモンに刺していける起点作成型*1となった。

 

 

余談だが、火炎瓶エルフーンは「変態型エルフーン考察」シリーズの第1弾のネタだったりする。だからSV式なんですねぇ
こうして再び考察することになったのを思うと感慨深い*2

elfugenger.hatenablog.com

 

なお、上記は7世代の考察だが、なぜか8世代の火炎玉エルフーン考察もある。
私は書いた記憶ない*3のにね、不思議だね()

popocckoitazuragokoro.hatenablog.com

 

特性

アンコール/光の壁を先制で打てる悪戯心

すり抜けも選択肢に入らない訳ではない*4のだが、眼鏡カミの上から光の壁を打ったり、エナジーカミの壁枯らし身代わりをケアするためにも、悪戯心の方が優れる場面が多かった。

 

調整/テラスタイプ

まず素早さラインから。
いつもは準速ラオス抜きにさらに+1した最速ブリジュラス抜き*5で抑えるところだが、最速ラオスの上から火傷を入れられることが大事だと思ったのでS実数値165(臆病S108振り)まで確保。

HPは火炎玉を持つ関係上、炎上でスリップダメージが入るので16n-1となるH実数値159(H188振り)。

D方面は、眼鏡カミやブリジュラスに対して行動回数を確保したかったので、光の壁込みで控えめカミの眼鏡ムンフォを高乱数で2耐えするD実数値119(D188振り)。

Cは端数振り

余りはBに振った(B20振り)

 

テラスタイプは、対パオで氷技を半減しつつ火傷を入れたいこと、テラス後も水ラオスの水流連打耐性を確保したいことからテラス。

場合によっては他テラスも視野だが、基本耐性テラスでいいと思う。

 

以上より、

性格:臆病
テラスタイプ:
努力値:H188 B20 C4 D188 S108 
実数値:159-*-108-98-119-165

となった。

 

持ち物

コンセプトより、火炎玉
前回電気玉(変態型エルフーン考察 SV編 その8 コットン×電気玉エルフーン)だったし、変な玉投げるの大好きとか思われてそう()

基本的に物理相手なら即ぶん投げるが、特殊相手だと投げないのでよく炎上している()

だが、投げる以外に役に立たない電気玉と違い、

  • 欠伸耐性がつく
  • 炎上ダメージで自主退場できる場合がある
  • トリックしてきた相手を火傷させる

等、意外と生きる場面があったりする。

 

メインウェポン。殴れないエルフーンはgmksという自分の中にある理論に従って採用している。
なお、今回はCに振ってないので火力がゴミ。嫌い*6

 

  • 投げつける

火炎玉を投げつける。相手は火傷する。威力は30。
火炎玉を相手に投げつけるから火炎瓶エルフーン火炎瓶はやっぱ投げてこそだよなぁ!?
すり替えと比較した際のメリットは前述した通りなので考察経緯参照。
悪やらサフゴやらに無効化されないのは偉い。
あと、今回の型も拘りトリック相手に大活躍してくれた() 意外とトリックされるんだね...

 

  • 光の壁

火炎玉投げつけるだと物理には対抗できるが、ブリジュラスや暁ガチグマ、ハバタクカミといった特殊ポケモンに何もできない。
よって、その欠点を克服するための光の壁。
やることは壁貼って交代だが、それだけで後続に50%の特殊ダメージカットを付与できるためかなりゲームメイクしやすくなる。
少なくとも、起点作成エルフーンを初手投げするなら欲しい技だなと思う。

 

  • アンコール

今作最強技。エルフーンの技に困ったらとりあえず入れといていいレベル。
火炎玉投げつける型も電気玉同様相手の身代わりに弱いので、ケアできるアンコールはほぼ必須。
用途もめちゃくちゃ多いのであって困らない技。

 

ダメージ計算

ポケモンの横についている数字は実数値です。

与ダメ(H-D)

・水ウーラオス(175-81)                  
132~156(75.4~89.1%)     確定2

・ブリジュラス(197-86)                  
61~73(30.9~37.0%)        乱数3(79.7%)

 

被ダメ(A or C) 

・水ウーラオス(A200)の水流連打
 21~24(13.2~15.0%)×3    確定2耐え

・悪ウーラオス(A200)の暗黒強打    
 59~70(37.1~44.0%)       確定2耐え

ハッサム(A200)のバレパン    
 126~150(79.2~94.3%)   確定耐え

・水ウーラオス(A200)の蜻蛉返り
 50~59(31.4~37.1%)       乱数3耐え(22.1%) ※蜻蛉された時のダメージの参考程度

ランドロス(A216)の蜻蛉返り
 53~63(33.3~39.6%)     確定2耐え ※蜻蛉された時のダメージの参考程度

 

・ハバタクカミ(C205)の眼鏡ムンフォ(壁込み)    
 69~81(43.3~50.9%)      乱数2耐え(95.4%)

・暁ガチグマ(C205)のブラッドムーン(壁込み)   
 68~81(42.7~50.9%)      乱数2耐え(97.3%)

・ブリジュラス(C177)のラスカ(壁込み)    
 67~81(42.1~50.9%)       乱数2耐え(97.3%)

  

運用方法  

基本的に、物理には火炎玉投げつける特殊には光の壁で起点作成を行う。

その後は後続に引くなり、アンコールで起点作成の役を最後まで遂行するなり自由。

後ろに置いておいても先制光の壁やアンコールなどで立て直しに使えたりするので損はない。

 

相性のいいポケモン

火傷や壁を起点に積めるポケモン。サフゴがいると面倒なので、サフゴに強いとなお良し。

 

鉄壁ボディプレをする実質積みエース型ドラン。
火傷+鉄壁まで積めてしまえば、無振りランドの地震がテラスなしでも3割程度しか入らない超耐久を得られる。
ランド入りに対して、初手エルフーンランド対面で
 エルフーン投げつける ランド蜻蛉(特殊ポケモンバック)
エルフーン光の壁   相手なんか攻撃
→ドランバック     相手なんか攻撃
→相手の特殊ポケモン起点に鉄壁......
みたいな流れで、相手の裏ごと詰ませる展開が多くて強力だった。
エルフーンとのタイプの相性補完も神なので、アンコールからの起点作成と相性いいのもgood

  • パオジアン

電気テラス剣舞。サフゴを起点にできる積みエース。剣舞を詰めた後の抜き性能は随一。
テラス権がほぼ必須なのが難点。結構動きが窮屈になる。

 

  • トドロクツキ

サフゴを起点にできるエース。テラス権をあまり必要としないのが偉い。
エルフーンの苦手なオーガポンに強いのも偉い。
パオだけクッソ重いのがダメ。

 

使用感

最初は、以下のパーティで使用。

Wellspring Mask

のサポートからで詰ませ、でスイープ*7

 

その後、以下のパーティでも使用。

Hearthflame Mask

こちらは、目標のレート1800を達成できました。

詳細は以下から。

elfugenger.hatenablog.com

 

使用感は以下の通り。

  • 火傷と壁で後続の起点にしていく動きが順当に強い
  • 初手ランドやラオス、ブリジュラスあたりが流行っていた頃は先発がかなり安定した
    初手炎ポンが増えてからはイマイチになったが、後続から展開させる動きも普通につよい
  • 暁ガチグマに邪魔されにくいのは地味ながら強い
  • スカーフ蜻蛉から特殊アタッカーや炎タイプに引かれる動きには弱め

といった感じ。

正直、かなり強かったです。
まあ、レート1800も達成できてるし、一定の強さはあることを証明できたんじゃないかなと思う。

 

ちなみに、同じように投げるなら火炎玉じゃなくて電気玉でもいいんじゃないかと思ってそちらも使ってみました。

持ち物:電気玉
性格:臆病
特性:悪戯心
テラスタイプ:
努力値:H252 B116 C4 D84 S52
実数値:167-*-120-98-106-157
技:ムンフォ 投げつける 光の壁 アンコール
調整*8
 H:ぶっぱ
 B:余り
 C:端数
 D:臆病眼鏡カミのムンフォを壁込みで99.7%の高乱数2耐え
 S:最速コノヨ抜き(>麻痺したブーストツツミ抜き)

電気玉の場合は、初手スカーフラオス蜻蛉→サフゴ引き、みたいな動きされた時に火炎玉よりも相手に負荷がかかるのがメリット。

こちらはこちらでそこそこ回してみたのですが、電気玉でも無難に強かったです。
が、流石に補助に寄りすぎ&あまりに無難 of 無難すぎて使っててあんまり楽しくなかったのがナンセンスポイント。
まあ、調整とかはかなり使いやすかったので、興味持ったら参考にしてみてください。

 

以上、今回の火炎瓶エルフーン補助型エルフーンとしてはかなり特有の動きができる偉い型なので、興味あれば是非使ってみてください。

 

あとがき 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

SV式火炎瓶エルフーン、いかがだったでしょうか?
私としては珍しくかなり補助寄りのエルフーンでしたが、かなり完成度の高い型に仕上げられたので個人的には満足しています。
変態型エルフーン考察シリーズのはじまりの型というのもあって思い入れも深いですしね。
興味の出た方がいらっしゃいましたら、是非使っていただけると嬉しいです。

質問や相談など何かありましたらコメントやX(@elfugenger_poke)までお願いします。
感想は、Xのハッシュタグ#変態型エルフーン考察」に入れてくれると嬉しいです。

 

それでは今回はこの辺で失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この怒涛の執筆速度褒めてくれ()
1記事あたり2日くらいで執筆しています

 

*1:ちなみに、炎テラスして火炎玉の火傷無効&テラバ採用でサフゴ処理!wとかも考えたが、普通に汎用性なさそうなのでやめた経緯がある()
炎テラスした後に有利に戦えるビジョンが全く見えなかったのよね...。あと、サフゴは後続の起点なので無理にエルフーンで倒さない方がいいという結論になったのもある。

*2:ちなみに、肝心の中身については今見ると文体がだいぶ痛々しいのであまり見たくない。まあ、5年以上前の記事だからね、仕方ないね。

*3:私じゃなくてポポッコさんという方がパクった執筆した記事。
ちなポポッコさんに許諾とってないんで無断転載です><
まあでも、FFの中でも関わりの深いポポッコさんだし、向こうも僕の記事載せまくってるから怒られるこたぁないでしょ()
あ、あとポポッコさんの「変態型エルフーン考察その2」、私はまだ待ってますからね!!(鮮烈なラブコール)

*4:実はすり抜けで身代わり貫通投げつけるできるのは、エルフーンワタッコ系統、カラマネロ系統の3種のみ。いつの間にワタッコが投げつける新規習得していてビビった(7世代ではワタッコは投げつけるを覚えない)

*5:個人的今作エルフーンの素早さ調整黄金ライン。とりあえずこのラインキープしておけば抜きたいポケモンは大体抜けるイメージ。

*6:C振らないと無振りツキすら乱数とかマジ!? っぱ時代はC振りエルフーンだよなぁ!?

*7:大体電気玉の時と一緒。まあ、起点作成って時点で役割似てるしそら構築も同じになるわな

*8:細かい調整の説明
まず、Sラインは必ずしも最速ラオスの上を取らなくてもいい&麻痺時ツツミは抜きたい&追加でコノヨまで抜いておきたかったので実数値157。
次に耐久面だが、火傷スリップがないので総合耐久意識でHぶっぱ。
火炎玉型を使った際にD方面が少し過剰な気がしたので、臆病カミの眼鏡ムンフォ2耐えまでDラインを下げた。
代わりに、火傷での物理耐久補助がない&物理攻撃を受ける機会が多いと感じたことから、余りは全てBに振った。
こんな感じ。

変態型エルフーン考察 SV編 その8 コットン×電気玉エルフーン

どうも、ひやしうめです。
GWですね。せっかくの連休なので執筆頑張りたいです。
今回紹介するのは、コットン×電気玉エルフーンです。

ただの電気玉投げつける型*1ではなく、一捻り加えた型となっています。

それでは紹介へどうぞ。

 

 

綿サムネ
かわいいね

 

 

エルフーン@電気玉

性格:臆病
特性:悪戯心
テラスタイプ:フェアリー
努力値:H188 B4 C140 D124 S52 
実数値:159-*-106-115-111-157
技:ムンフォ 投げつける コットンガード アンコール
調整:
 H:16n-1
 B:意地鉢巻パオジアンの氷柱落としをテラス+コットン1積みで約92.2%の高乱数2耐え
 C:余り(なるべく高く)
 D:臆病眼鏡カミのムンフォを最高乱数切り耐え
 S:最速コノヨザル抜き (>麻痺した最速ブエナツツミ抜き)

 

起点作り役......、と見せかけて電気玉とコットンガードを駆使してパオジアンを屠るエルフーン

基本は電気玉投げつける + アンコールの起点作成要因だが、対物理に関してはコットンガードを駆使して殴り合う。
ただの起点作成要因に留まらず、殴り合い要素も持ち合わせるのがこの型の長所。

 

詳細な説明は以下から。

 

 

  

考察経緯

エルフーンでパオジアンを処理する術は、過去のHBカムラエルフーンで考察した。

elfugenger.hatenablog.com

 

しかし、そこで考察を終えてしまうのは変態型使いとして二流である

 

何通りもの方法で敵を撃破する術を持ってこそ一流の変態型使いだ!!

 

という今テキトーに考えた格言のもと、別の方向性も模索してみることに。
ここでHBカムラエルフーンの考察から、パオに勝つために必要な要素として以下の3要素が必要なことに気がついた。

悪戯コットンガードによる物理耐久向上

ラスタルによる耐性変化

S逆転ギミック

 

HBカムラエルフーンでは、S逆転ギミックとして「カムラの実」を使用している。
ここに考察の余地があるのでは?と思い、電気玉投げつけるを採用してみた。

テラスコットン電気玉投げつけるムンフォの流れにより、襷パオだろうと倒すことが可能になる。

電気玉投げつけるを採用する利点は以下3点。

  1. 倒せなくても麻痺による後続の起点作成ができる
  2. 攻撃技なので、襷を潰せる&挑発されても打てる
  3. 拘りトリックに強い

このことから、ただパオジアンを倒す一発ネタだけでなく、相手の妨害に強い起点作成役としての役割も持たせることができた。

 

また、コットンガードを起点作成役に持たせた副産物で、行動回数を無理やり増やすことができるというメリットを得た。

例えば、本調整のエルフーンカイリューアイアンヘッド神速とされると倒されてしまう。そのため、実質的な行動回数は1回しかない。
しかし、コットンガードを使うことでアイアンヘッドアイアンヘッド神速まで確定で耐えるので、コットン→投げつける→アンコールと行動することが可能。
つまり、コットンガードを使うターンを抜きにしても実質的な行動回数を2回に増やすことができている

 

以上の考察より、ある程度の単体性能を併せ持ち、かつ妨害に強い起点作成役といった型となった。

ただ補助をするだけで終わるエルフーンが個人的に嫌いなので、いい感じに単体性能を持たせることができてよかったと思う。

 

なお、電気玉を持たせたエルフーンについては過去(SM時代)にも考察しているので是非。
こちらも、ただの起点作成役には留まらないように考察しているので結構面白いと思う。

elfugenger.hatenablog.com

 

特性

コットンガード/アンコールを先制で打てる悪戯心

コットンが先制で発動できないとパオジアンに勝てないので、他の選択肢はなし。

 

調整/テラスタイプ

まず素早さラインだが、麻痺込みで最低限ブーストツツミ抜き(実数値155)までは確保したい。
そこからもう少し上げるとコノヨザルまで抜けるので、実数値157(臆病S52振り)に設定*2

HBについては、最低限パオに勝てる程度でOKと判断。
H実数値159(H188振り)、B実数値106(B4振り)で鉢巻パオの氷柱まで大体2耐えできることがわかったので、このラインに設定した。

D方面は、眼鏡カミに対して麻痺を入れたかったので、臆病カミの眼鏡ムンフォを大体耐えるD実数値111(D124振り)。

余りは全てCに振った(C140振り)
今回の型は補助だけでなくアタッカー色も強いため、できる限りCは高くしたいのが理由*3

 

テラスタイプは、対パオで氷タイプは等倍であれば十分だったため、聖剣半減・火力上昇とメリットの大きいフェアリー
鋼技を食らうことも多いので水テラスや鋼テラスも候補ではあるが、コットン採用の場合は聖剣半減が偉すぎるので個人的にはフェアリー一択。

 

以上より、

性格:臆病
テラスタイプ:フェアリー
努力値:H188 B4 C140 D124 S52 
実数値:159-*-106-115-111-157

となった。

 

持ち物

コンセプトより、電気玉
基本、投げる以外に役立つことはない。

火炎玉と違い自分は麻痺にならないので、相手にバレづらいメリットはある。

 

メインウェポン。対パオ用に必須。
C振ってるので火力結構出る。好き。

 

  • 投げつける

電気玉を投げつける。相手は麻痺する。威力は30。
痺れ粉でも麻痺させられるが、以下の点で投げつけるの方が優れている。
・悪タイプ/草タイプに無効化されない
・命中100
・挑発されても打てる
・襷を削れる
・マント以外のサフゴを麻痺させられる
・拘りトリックに強い

この拘りトリックに強いという点が地味に優秀で、試運転中も相手が押し付けてきたスカーフを何度かポイ捨てしてやった()

 

  • コットンガード

防御を3段階上げるチート積み技。対パオにおいて、フェアリーテラスと掛け合わせることで氷柱への物理耐久を実質5倍まで跳ね上げる。
また、物理に対して無理やり行動回数を増やすことも可能。本来なら電気玉を投げて終わりのところを、コットンを絡めることでプラスαの行動まで取れるようになる。

 

  • アンコール

今作最強技。エルフーンの技に困ったらとりあえず入れといていいレベル。
特に、電気玉投げつける型は相手の身代わりに弱いので、ケアできるアンコールはほぼ必須なように感じた。
それ以外でも、撃たれる技を縛って後続で起点にしたり、ドラゴン技に後投げして縛ったりと用途は多彩。
悪に無効、PF貼られていると設置しているやつには無効なことに注意*4

 

ダメージ計算

ポケモンの横についている数字は実数値です。

与ダメ(H-D)

・パオジアン(155-86)                  
144~170(92.9~109.6%)  乱数1(56.2%) → 1撃で倒すにはフェアリーテラス必須

・水ウーラオス(175-81)                  
152~182(86.8~104.0%)  乱数1(25%)

・ブリジュラス(197-86)                  
72~85(36.5~43.1%)        確定3

 

被ダメ(A or C) 

・水ウーラオス(A200)の水流連打
 21~24(13.2~15.0%)×3    確定2耐え

・悪ウーラオス(A200)の暗黒強打    
 60~72(37.7~45.2%)       確定2耐え

・パオジアン(A187)の鉢巻氷柱(フェアリーテラス&B3↑時)
 69~82(43.3~51.5%)      乱数2耐え(92.2%)

 

・ハバタクカミ(C187)の眼鏡ムンフォ    
 135~160(84.9~100.6%) 乱数1耐え(93.8%)

・テツノツツミ(C176)のフリドラ   
 126~150(79.2~94.3%)   確定1耐え

  

運用方法  

基本は初手出しで、電気玉投げつける+アンコール等で起点作成を行う。

パオ等の殴り勝てる相手が来た場合は、テラスを切って電気玉投げつける+ムンフォで倒す。

また、それ以外でもコットンガードで行動回数を増やせそうな時はコットンを積極的に押していく。

 

相性のいいポケモン

麻痺でSを下げた相手の上から積めるポケモンと相性がいい。
痺れとのシナジーも考えると、耐久を上げられる積みポケモンは特に相性いいかも。

 

鉄壁ボディプレをする実質積みエース型ドラン。
麻痺でSの下がった相手の手前で強引にBを上げていくのが強力だった。
また、エルフドランのタイプ相性の良さからサイクルチックな動きも取りやすい。

  • ハバタクカミ

麻痺と瞑想の相性がいい。コットンガードのあるエルフーンは特殊で突破されがちなので、そこを瞑想の起点にしていける点が偉い。
タイプ相性の補完はそんなにないけど、こいつより強い瞑想使いを私は知らない()

 

使用感

以下のパーティで使用。

Wellspring Mask

のサポートからで詰ませ、でスイープといった感じ。

 

使用感は以下の通り。

  • パオに勝てるように単体性能を確保したが、基本は起点作成ベースで動かすことが多かった
  • コットガードは殴り合いに使うよりも行動回数を稼ぐ目的で使うこと多め
    サポートに徹するなら宿木や光の壁に変えても良さそうだが、単体性能確保したり行動回数稼いだりと色々用途あるのでコットンガード自体は悪くない
  • 身代わりやらステロやら色々されるので、それらを固定するアンコールはほぼ必須と感じた
  • 投げつけるを採用した副次効果である拘りトリック耐性は思ったより優秀
  • 初手ラオスやランドが流行っていた時は初手出しが強かった*5が、ブリジュラスが流行ってからは初手出しが微妙寄り
    後続に置いてサイクルチックに動かすのも一考の余地がありそう

といった感じ。

まあ、面白いけど使いやすいかは結構環境に左右されるかなって感じ。

すごく強いかと言われると首を傾げる所ではあるが、コットンガードの新たな使い方を開拓できたという点ではよかったかなと思う。

 

あとがき 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

コットン×電気玉エルフーン、いかがだったでしょうか?
電気玉投げつける型をただの補助要員で終わらせず、そこから一歩先に進んだ考察ができた点は個人的によかったんじゃないかなと思ってます。
興味の出た方がいらっしゃいましたら、ここからさらに型を発展させていただけると幸いです。

質問や相談など何かありましたらコメントやX(@elfugenger_poke)までお願いします。
感想は、Xのハッシュタグ#変態型エルフーン考察」に入れてくれると嬉しいです。

 

それでは今回はこの辺で失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事忙しくて4月中はほぼポケモン触れてませんでした。
やっぱ仕事ってカスだわ

 

*1:前回記事が火炎玉エルフーンの構築記事だったのに、そっちの考察記事書いてなくてごめんなさい。時系列的にこっちの方が先なので電気玉型を先に執筆した所存です。火炎瓶は次回辺り執筆予定です。

*2:個人的に、麻痺や追い風といったSに2倍の補正が乗る場合は、ブーストツツミ抜き(実数値155)が最低ラインだと考えている。ただ、ここまで振るならコノヨザル抜いておきたいよね、ってことで実数値157まで上げることが多い。
さらに実数値をもう1上げると最速ランドロス抜きになるが、環境のランドのほとんどがHDチョッキ or お盆の耐久振り、それより速いのはほぼスカーフ持ちのため、最速ランド抜きにする意義を見出せなかった。一方、コノヨはHS襷型が一定数いるので抜いておく価値は高い。

*3:特に、エルフーンは元のCが低いためCに振った時の火力の伸びが結構高い。
例えば、今回の調整では無振りの場合の1.17倍ほどの火力が出る。つまり、実質プレートに近い倍率が出せるのだ。
ちなみに、ハバタクカミが今回のエルフーンと同様に無振りの1.17倍の火力を出すためには、努力値が204必要になる。こう聞くとエルフーンのC振りがお得なのが結構わかるのでは?

*4:アローラで鍛えられたた屈強なエルフニストなら無意識でケアしてると思うけど、最近は新規も多いと思うので一応......ねw

*5:相手の雑な初手蜻蛉に、電気玉の麻痺による負荷を押し付けられるため
レギュFの序盤では特にこの動きが安定していた

【SVシーズン16 シングル】火炎瓶エルフーンが使いたかった【最高レート1833】

初めての方は初めまして、そうでない方はいつもありがとうございます。ひやしうめです。
普段は、変なエルフーンの型開発(変態型エルフーン考察)をしているものです。

今回も自分の中の目標レート1800*1を達成したので、構築記事を書きました。

ちょっと変わったエルフーンを使っていたので、興味がありましたら読んでいただけると幸いです。

 

↑今回はお茶会のリーリエちゃん。ポケマスのリーリエ、とうとう2年以上新規衣装が実装されてないのでそろそろ新しいのが欲しい...

 

 

 

↑証拠(3/24時点)。これより後は1回負けてその後忙しくて放置です()
最終は1813(シーズン終了後に追記します)

追記:最終は2927位でしたね。

 

 

↑忙しい人用の構築簡易まとめ

 

 

 以下常体

 

構築経緯

とりあえず使いたいのでは確定。

相方枠のも確定。型は使い勝手の良かった控えめ襷型。

エルフーン入りで必須の炎枠として、使ってみたかったHearthflame Maskを採用。

 エルフーンの誘うサーフゴーを起点にできる積みアタッカーとしてを採用。

トドロクツキでは戯れつくのある炎ポンがきつかったので、そこに強くついでに初手の選出誘導力の高い採用。型はクッション的な運用になりそうだったのでチョッキ型。

 第2の積みアタッカーとして、前期話題になっていた雫を採用。

 にはツキと水ラオスの積みの起点を作成する役割を持たせたかったので、裏で考察していた火炎玉投げつける型を採用。

以上より、Hearthflame Maskとなった。

見た目が好きなポケモンであるHearthflame Mask、筆者の嫁ポケモンであるウツロイド*2と同じタイプのを使うことができたので、見た目は結構好き。
ただ、結論から言うとエルフーンの選出率が控えめになってしまい、そこはあまり気に入っていない。

 

その他詳しいことは、以下単体紹介で説明する。
(今回は割と成り行きで目標まで行けてしまったので解説は軽め)

 

単体紹介

エルフーン@火炎玉

Normal Sprite

性格:臆病
特性:悪戯心
テラスタイプ:
努力値:H188 B20 C4 D188 S108
実数値:159-*-108-98-119-165
技:ムンフォ 投げつける 光の壁 アンコール
調整:
H: 16n-1
B: 余り
C: 端数
HD: 控えめ眼鏡カミのムンフォを壁込み95.2%で2耐え
S: 最速ラオス抜き

 

精神安定剤枠。
火炎玉投げつける型、通称"火炎瓶エルフーン"*3

基本的に2番手で投げ、火炎玉投げつけると光の壁で後続の起点を作る。

投げつけるはすり替えと違い、悪戯心でもパオジアンやディンルーといった悪タイプを火傷させることができる。そのため、悪戯アンコールとの共存が可能。
対物理は火炎玉投げつけるで遂行できるので、仕事先を増やすために対特殊にも光の壁で起点を作れるようにした。

残りの技は、ラオスへの遂行技であるムンフォと、積み対策のアンコール。
テラスは、パオ対面で火炎玉投げるために切れる水テラス。テラス後も水流連打耐性を維持できるのが偉い。

またこの型の地味な強みとして、欠伸ガチグマへの耐性が妙に高い点が挙げられる。

  • ブラッドムーン  → 壁で半減
  • 大地・真空波   → 元々半減
  • 欠伸       → 火炎玉で自ら炎上することで無効
  • 相手の残飯    → 火傷で実質無効
  • 月の光等の変化技 → アンコール

このため、欠伸ガチグマ入りっぽい並びにも投げていけるのは偉かった。

なお、本構築では選出率は低め。
というのも、積みエースの雫ラオスが起点作りをあまり必要としておらず、相手にテラスを切らせるためにカミや炎ポンの選出を優先することになったため。
それでも、この型自体は結構やれる寄りなので選択自体は間違ってなかったはず。

 

この型はその内本編の「変態型エルフーン考察」シリーズでも出します。是非見てね

↓変態型エルフーン考察シリーズはこちら

elfugenger.hatenablog.com

 

追記:今更ですが単体考察書きました

elfugenger.hatenablog.com

 

 

ハバタクカミ@気合いの襷

Normal Sprite

性格:控えめ
特性:古代活性
テラスタイプ:ゴースト
努力値:H4 C252 S252
実数値:131-*-75-205-155-187
技:ムンフォ シャドボ マジフレ 挑発
調整:
C: 特化(H振り炎ポンをシャドボ+テラスシャドボで最低乱数×2以外落とせる)
S: 準速

 

エルフーンの相方枠。可愛い。

Sブースト瞑想カミが余り刺さらないなと思って他の型を試していたところ、かもねぎなべさんのC特化襷カミが非常に手に馴染んだのでそのまま続投した。

blog.livedoor.jp

(無断リンクですので、問題ありましたら削除します)

 

この型の強みとして、相手の炎枠後投げに強い点が挙げられる。
Cに特化することでシャドボ+テラスシャドボで炎ポンレベルの耐久のポケモンを落とせるようになり、非常に動かしやすかった。

技は原案通りのムンフォ/シャドボ/挑発/痛み分けで使用していたが、

  • 初手ガチグマのノーマルテラスブラッドムーン+真空波で落とされる動きが面倒
  • イバンブリジュラスに勝てない

という点が気になったので、痛み分け→マジフレに変更。ガチグマ/ブリジュラスに対してマジフレから入る事で問題なく対応できるようになった。
ついでに、構築で面倒なハッサムへの打点を持てたのも偉い。

この型はめちゃくちゃ強かったので、選出もいっぱいした。
先発ガチグマかブリジュラスっぽい時は大体こいつ初手投げ。

 

キラフロル@突撃チョッキ

Normal Sprite

性格:控えめ
特性:毒化粧
テラスタイプ:
努力値:H228 B4 C236 D36 S4
実数値:187-*-111-198-106-107
技:パワージェム エナボ 大地の力 キラースピン
調整:
B: 端数
C: 11n
HD: 臆病カミの眼鏡シャドボを98.9%の超高乱数2耐え
S: 無振り同族抜き

 

よくあるチョッキフロル。筆者の嫁ポケのウツロイドと同じタイプなのでちょっと思い入れがある。

役割としては対炎ポン、炎ポンを出さない時の対ハバカミ枠。また、チョッキ込みで特殊耐久がかなり高いので、テラスを切ってライコやアシレなんかも無理やり相手にさせることもあった。

エルフーンやカミとは鋼弱点が一貫してしまうものの、その独自の耐性により炎ポンに強いのがかなり偉い。
特に、今回はこちらの炎枠が炎耐性を持っていないことから、炎対策枠としてこいつが手放せなかった。

また、初手の起点作りの印象が強いので初手の選出誘導能力がかなり強い。
高確率で初手に特殊ポケモンや地面タイプなどがくるので、そこを炎ポンやカミで初手有利を取る動きが強かった。

毒化粧は積極的には使わないものの、発動したらそれはそれで便利でいい。キラースピンと合わせることで受け系の構築にも強く出やすいのが偉かった。

 

オーガポン@かまどの面

Normal Sprite

性格:意地
特性:型破り→面影やどし
テラスタイプ:
努力値:H252 A4 B84 D4 S164
実数値:187-155-115-*-117-151
技:蔦棍棒 ウッドホーン 戯れつく 剣舞
調整:
H: ぶっぱ
A: +2じゃれでH振りライコが87.5%の高乱数1
HB: 余り(特化カイリューのテラス神速を94.6%で2耐えする程度)
HD: 控えめ眼鏡カミのジェムを最高乱数切り耐え
S: 最速ブリジュラス抜き

 

構築で重い耐鋼用の炎枠。特に、エルフーン軸ではサフゴ対策に炎枠が必須。
その中でも、今回は見た目が可愛くてパワーが高い炎ポンをチョイス。

炎ポンのいいところは、

  • テラス込みで対面性能が高い
  • 炎枠でありながら水ラオスに弱くない
  • 優秀な補助技が多い

一方で、以下のような欠点もある。

  • 耐久面の数値がギリギリで、少し削られるだけで厳しくなる
  • 炎耐性がない

今回は、殴り合いながら崩しもできる剣舞型で採用。
カイリューやライコの後投げが面倒だったので、負荷をかけられるじゃれつくも採用した。

使った感じは火力の高さと技範囲の広さで使いやすく、よく初手に投げて活躍してくれた。
テラス時の火力が特性もあって強力なので、テラスを使える時は裏のエースに温存せずに積極的に切っていた。
なお、なんか毎回カイリューに後投げされて電磁波を入れられていて可哀想だった...、いつも過労死寸前にさせててごめん()

 

非常に強いポケモンだったが、問題点が一つある。
それは、こいつが強すぎてエルフーンの枠を食っていることである。

元々、エルフーンは炎枠の苦手な水ラオスに対して投げる事で食っているポケモンだったが、炎ポンはあろうことか対面で水ラオスに勝ててしまう
そのため、

エルフーン 炎ポン エース枠

と投げるよりも、

炎ポン フロル エース枠

カミ 炎ポン エース枠

とかみたいな選出の方が強いのである。
これが今回の構築の反省点。
これからは、エルフーン軸には炎ポンを入れないようにしよう...(戒め*4

 

 

トドロクツキ@ブーストエナジー

Normal Sprite

性格:意地
特性:古代活性
テラスタイプ:飛行
努力値:H4 A252 B52 D4 S196
実数値:181-210-98-*-122-164
技:叩き落とす アクロバット 竜舞 身代わり
調整:
H: 端数
A: 特化
B: 余り
D: 端数
S: 最速ラオス抜き

 

まさかのA特化ツキ。

エルフーン軸のエース枠として、サフゴを起点にできることから採用。
ついでに炎ポンに耐性があるのが偉いところ。
なお、当初はメインのエース予定だったが、後述の雫ラオスが強すぎたので途中からサブエースになった。

サフゴを起点にできるポケモンとして電気テラス剣舞パオがいるが、あちらと違ってテラスを必ずしも必要としないのがトドロクツキの特徴。
おかげで、他のポケモンにもテラスを切りやすくなる。エルフーンにテラスを切りたい時は、エース枠をツキにしたい。

なお、舞わずに勝つケースが比較的あったのでAを特化させてみた。
ブーストがあれば無理に積まなくても火力が出るので、かなり使いやすくなった。
調整は以下を参考にしている。

gara4poke.hatenablog.com

(無断リンクですので問題があれば削除します)

 

技はお馴染みの叩き/アクロ/竜舞と、電磁波カイリューがあまりにも多かったので身代わりを採用した。
羽より拾える試合が多かったので間違ってはないと思う。

なお、対パオがきついのと、体力管理の難しさが欠点。でも舞えたらマジ強ポケモン

 

連撃ウーラオス@神秘の雫

Normal Sprite

性格:意地
特性:不可視の拳
テラスタイプ:
努力値:H156 A196 B100 D4 S52
実数値:195-192-133-*-81-124
技:水流連打 ドレインパンチ 剣舞 アクジェ
調整:
H: カミのテラスムンフォをテラス時に最高乱数切り耐え
A: 余り
B: A187パオの電気テラバーストを87.5%の高乱数耐え
D: 端数
S: 準速ガッサ+2

 

最近流行りの雫ラオス
最初は使い方がよくわかっておらず選出していなかったが、相手にテラスを切らせる動きを意識してみたら化けた。

テラスを切らせればカイリューだろうが容赦なく破壊できる。強すぎ。

当初はエルフーンの火炎玉投げつけるから起点にする動きを目指していたが、それよりもカミや炎ポンで圧をかけて相手にテラスを切らせる方が強いことに気が付き、途中から無起点で舞っていた()

パオジアンに強いのも偉かったが、電気テラスが流行っていたことと、A+2のテラスアクジェでは落とせないことから結構シビア。
パオ入りにはなるべく2回舞う動きを心がけていた。

1800行けたのは確実にこのポケモンのおかげ。でもエルフーンをほとんど必要としていないのはいかがなものか()

 

選出

基本的には、先発枠・中継役・エースから一匹ずつ選んで戦う。

  • 先発枠:Hearthflame Mask
  • 中継役:(Hearthflame Maskも場合によっては選択に入る)
  • エース:

 

とはいえ選出は結構雰囲気()

一応、ブリジュラス/ガチグマがいたら先発、パオジアンがいたら選出、というのは意識していた。

よくした選出は以下。

ウーラ軸:Hearthflame Mask

ツキ軸 :Hearthflame Mask

エルフーン出す時:orHearthflame Mask++or

 

苦手な相手

  • 鉄壁ブリジュラス

先発のブリジュラスは先発カミでほぼ全対応なのだが、裏から来るブリジュラスがきつい。
特に、Hearthflame Maskと出しているときは、カミが倒された後だと鉄壁ブリジュラスの突破が不可能になる。
なので、なるべく特殊ポケモンを2体以上選出したいところだが、それも選出のパワーが落ちるので難しいところ...。
結構流行ってる型っぽかったので何かしらの正解を見つけたかった。

 

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました。

今回はエルフーンもあまり活躍させられず、構築もカミくらいにしか地雷を仕込めませんでしたが、なんかキャラパワーでゴリ押して目標のレート1800までいけてしまいました()
とはいえ、自分で考えた変な型のエルフーンで1800までは行けることを証明できたのは嬉しく思います。今回は仕事の都合でそれより上を目指すことができませんでしたが、今後はもう少し上まで頑張ってみたいところですね。

記事について、疑問、質問、誤字等ありましたら気軽にコメントやX(@elfugenger_poke)までご連絡ください。

それでは今回はこの辺で、失礼します。

 

 

 

あと、そのうち上げる変態型エルフーンシリーズについてもよろしくお願いします><
多分、火炎瓶エルフーンは次の次くらいに上がります()

 

 

 

*1:体質の関係で長時間できないため。とはいえ、今季は体調優れない割にはそこそこできた。

*2:エルフーンじゃないの?ってツッコミ入りそうなので補足。
あくまで筆者の嫁は"リーリエ"です。なので、嫁の擬ポケ化であるウツロイドが嫁ポケモンになるのは当然ですね。
ちなみに、エルフーン精神安定剤枠。結局こいついないとポケモン楽しくないんだよなぁ...(依存)

*3:実は、最初の変態型エルフーン考察のネタが火炎瓶エルフーン

変態型エルフーン考察その1 火炎瓶エルフーン - 冷やした梅はただの梅

まさか、この型で1800行ける日が来るとは正直思ってなかった()

*4:エルフーン軸の炎枠は色々試したけど、やっぱりドクガが頭3つくらい抜けて強い気がする。
炎ポンも結構惜しいんだけど、炎耐性がないのがダメ。
その点、ドクガは対炎ポンもメテオビームで解決できるの本当に優秀すぎる。これでしかも毒菱回収できて選出誘導もできるとか天才か???

変態型エルフーン考察 SV編 その7 SV式ハイブリッドゴツメエルフーン

どうも、ひやしうめです。
今回紹介するのは、SV式ハイブリッドゴツメエルフーンです。

普通のゴツメエルフーンと違い、ちょっと一捻り加えた型となっています。

それでは紹介へどうぞ。

 

 

サムネcotton
そういえば最近なんかエルフーン人気ですね。流石に前期2桁順位にエルフーン入りが2つもあったのがかなり影響してるっぽい。*1

 

 

エルフーン@ゴツゴツメット

性格:臆病
特性:悪戯心
テラスタイプ:
努力値:H252 B92 C4 D148 S12 
実数値:167-*-117-98-114-151
技:ムンフォ コットンガード 宿木の種 光の壁
調整:
 H:ぶっぱ
 B:余り
 C:端数
 D:控えめ眼鏡カミのムンフォを壁込み96.1%で2耐え
 S:最速ブリジュラス抜き

 

物理にはコットンガード、特殊には光の壁で対応するエルフーン
壁を仕込んで特殊にも対応できるようにしたからハイブリッドゴツメエルフーン

とはいえ、基本的な役割は以下の2点。

  1. 先発の蜻蛉返りしてくるスカーフラオスやチョッキランドにゴツメで負荷をかける
  2. 光の壁+宿木で後続の積みのサポートをする。

だが、相手が物理のみと分かればそのまま従来のゴツメエルフーンのようにコットンガード/ゴツメ/宿木を駆使して詰めていく

要は、サポート役詰ませ役をスイッチできるのがこの型のポイント。

 

※「ゴツメエルフーン」については以下を参照(ちょっと崩した型だけど)

elfugenger.hatenablog.com

 

詳細な説明は以下から。

 

 

  

考察経緯

※この型の考察は、レギュレーションF S14終盤〜S15初期(2024年1月〜2024年2月)に行われたものです。考察の主軸が環境メタ寄りですが、現環境と若干ズレている所があるのをご了承ください*2

 

さて、SV環境におけるエルフーンの最強技はなんだろうか?
その問いに対して、S14(2024年1月)頃の筆者の回答は以下の二つだった*3

  • コットンガード
  • 光の壁

これら二つに共通するのは、耐久力を底上げできる点。
テラスの耐性変化と合わせることで、実質的な耐久力を4倍〜10倍などまで伸ばすことができる*4、この点がエルフーンの行動回数を増やすと言う意味で非常に強力だと感じていた。

 

じゃあ両方とも持たせたエルフーンなら最強なんじゃない???

ということで考察してみることに。

 

当初は、残飯持ちのムンフォ/宿木/コットン/というシンプルなものだった。
しかし、環境に宿木の刺さりが悪く、あまりにも使い道が思いつかないという理由で使うまでもなくボツにしていた。

 

それから、HBカムラエルフーンやら妖精の羽エルフーン やらで遊んでいたのだが、あることに気がついた。
それが以下の2点

エルフーンが舐められすぎて、初手にラオスやランドを投げて蜻蛉してくる
本来エルフーンの苦手な暁ガチグマやハバタクカミに対して光の壁が刺さる

そこでの対策を考えた結果、初手のゴツメエルフーンが思考停止蜻蛉にリスクをつけられることに気がついた*5

またの経験から、裏から出される特殊アタッカーに対して光の壁→交代の動きが強いのでは?と思った。

以上の考察より、光の壁を持たせたゴツメエルフーンが刺さるのでは?と思った。

 

すると、先ほどの残飯をもったムンフォ/宿木/コットン/の型と目があった。

私「......あれ、こいつの持ち物をゴツメに変えればいけるのでは???」

ということで、光の壁/宿木によるサポートコットンガード/ゴツメ/宿木による詰ませの両方を併せ持つハイブリッドゴツメエルフーンが生まれたのだった。

 

※ちなみに、なぜ"SV式"かというと、ハイブリッドゴツメエルフーンは剣盾時代に一度考察しているからです。こちらは壁ではなく我武者羅を合わせたハイブリッドとなっています。興味あればどうぞ。

elfugenger.hatenablog.com

 

特性

コットンガード/光の壁を先制で打てる悪戯心

今回は先制で打ちたい補助技が多すぎるので確定

 

調整/テラスタイプ

まず素早さラインの設定から。最低限準速ラオスは抜きたい+なんか増えてた最速ブリジュラスも抜きたいということから、実数値151(臆病S12振り)。

HPは、物理特殊両方の耐久が欲しかったのでH252振り

D方面は、眼鏡カミに対して壁込みで体力を半分残したかったのでD実数値114(D148振り)。

Cは端数

残りはBに割いた(B92振り)。

 

テラスタイプは、エルフーンの弱点である炎/鋼/氷を半減にできてラオスの連打耐性を維持できるテラス。

 

以上より、

性格:臆病
テラスタイプ:
努力値:H252 B92 C4 D148 S12 
実数値:167-*-117-98-114-151

となった。

 

持ち物

ラオスやランドの蜻蛉にリスクをつけるためのゴツゴツメット
ラオスを削って後続の圏内に入れる動きが優秀。

また、接触物理相手であればコットンガードと宿木を絡めてハメ殺すことも可能。

 

メインウェポン。対ラオスに削りたいので必須。

 

  • コットンガード

防御を3段階上げるチート積み技。いきなり耐久を2.5倍、テラスの耐性変化も合わせれば5倍や10倍にも跳ね上げる変態。
エルフーンに詰め筋としての勝ちルートを残すために採用。
ゴツメと相性がいい。

 

  • 宿木の種

エルフーンといえばな技。
コットンガードと合わせて物理ポケモンをハメ殺すために採用。貴重な回復ソースでもある。
ちなみに、変態型エルフニストはこの技を使うのが苦手() チマチマ削るのが性に合わないんじゃぁ...

 

  • 光の壁

特殊耐久を2倍にする技。
コットンガードと違い、味方にも効果があるのがキモ。
受け出ししづらい眼鏡ハバタクカミや暁ガチグマと対面した際の中間択として役に立つ。
一方で、コットンガードと違い2倍までしか耐久を上げられないので、宿木で嵌める動きには向かない。あくまで後続のダメージカット用。

 

ダメージ計算

ポケモンの横についている数字は実数値です。

与ダメ(H-D)

・水ウーラオス(175-81)                  
132~156(75.4~89.1%)  確定2(ゴツメ2回から確定)

・ブリジュラス(165-86)                  
61~73(36.9~44.2%)     確定3

 

被ダメ(A or C) 

・水ウーラオス(A200)のテラス水流連打
 25~30(14.9~17.9%)×3    乱数2耐え

・悪ウーラオス(A200)の暗黒強打    
 54~65(32.3~38.9%)       乱数2耐え(1.1%)

 

・ハバタクカミ(C205)の眼鏡ムンフォ(壁込み)    
 72~85(43.1~50.8%)      乱数2耐え(96.1%)

・暁ガチグマ(C205)のブラッドムーン(壁込み)    
 71~84(42.5~50.2%)      乱数2耐え(99.7%)

・ブリジュラス(C177)のラスカ(壁込み)    
 70~84(41.9~50.2%)      乱数2耐え(99.7%)

 

  

運用方法  

基本は初手出しで、初手に来るスカーフラオスやチョッキランドに合わせる。
蜻蛉に対してゴツメで削りを入れつつ、壁や宿木で後続のサポートをしていく。

この時、相手が物理ポケモンを繰り出してくるようであれば、テラスを切ってコットン宿木で嵌めていく

なお、先発読みが外れてカミやブリジュラス、暁ガチグマなどが来てもケアが効くのが偉いところ。
いずれも光の壁から入り、交代なり宿木で削りを入れるなりしていきたい。

 

相性のいいポケモン

壁+宿木で後続に託すことができるので、積みポケモンと相性が良さげ。

 

試したのはHB鉄壁ドラン。壁と宿木で耐久面をサポートしつつ鉄壁を積んで要塞化する動きが強力。
また、古来より伝わるエルフドランのタイプ相性の良さがかなり偉い。エルフーンの苦手な炎や鋼にドランが強く、ドランの苦手な水ラオスエルフーンが強い。

  • トドロクツキ

エルフドランで一貫する霊に強い。炎ポンにも強い。
エルフーンのサポートから竜舞を積んで無双ができる。
試運転で霊対策に試したのはパオジアンだったが、正直こちらの方が良かったのでは?と今更ながらに思う。テラス切らなくても強いし。

 

使用感

以下のパーティで使用。

Wellspring Mask

のサポートからで詰ませ、剣舞電気でスイープといった感じ。
全員がそれなりにテラス権を欲しがるので、今となっては正直構築ミスった感ある()

 

使用感は以下の通り(この型は結構回したので、使用感のメモ多めです)。

  • ゴツメによる削り壁宿木のサポートを両方こなせるのが強く、初手にラオスやランドが出てきた時はかなり荒らせる
  • ブリジュラスやカミと対面してしまった場合でも、壁があるので不利展開になりにくい
  • コットンガードのおかげで単体性能もそこそこある
  • D方面はかなりいいが、B方面がかなり薄く物理でゴリ押される
  • 対暁ガチグマや対ブリジュラスで宿木は欲しくなるが、それ以外の場面だと結局1/8削っただけになったりしてあまり強みを感じない
  • アンコの枠がないので積み技に弱い
  • テラスを切って詰ませにいくタイミングを図るのが死ぬほど難しい
  • 壁のサポートとゴツメコットンの詰ませを同時にやらせようとするせいで、ゴツメで詰めようとする頃には体力が足りてないことが多い

といった感じ。

要は、「各要素(ゴツメによる初手蜻蛉へのリスク付与、壁のサポート、ゴツメコットン宿木の詰め)は強いが、それらを全てこなすにはスペックが不足している」というのが正直な感想。

壁貼りのサポート役にするにはアンコールがないので補助が薄くて起点になりやすく、コットンガードの詰ませ役にするには体力の消耗の激しさやB方面の耐久の低さが気になる。
結果としてどっちつかずな印象が否めない

 

また、環境が変わって刺さりが悪くなったのも微妙に感じた一つの要因である。
というのも、レギュF初期は初手スカーフラオスの蜻蛉展開が非常に多かった。そのため、そこをカモった動きが刺さると信じてゴツメ型を投入した。
しかし、S14でタケルライコが流行った結果、S15ではスカーフラオスがかなり数を減らしてしまった。そのせいで、初手ラオスを誘えずこちらのやりたいゲームメイクが行えなかった。

もう一つの誤算が、環境の鋼枠がサフゴからブリジュラスになったこと。
元々、私はエルフーンでサフゴを誘い、それを起点に後続で積んで勝つ動きを軸にしていた。しかし、サフゴが起点になりやすいことが周知されたのかサフゴが減って、代わりにブリジュラスが台頭してきた。

これで困ったことは2点。
1つ目は勝ち筋としていた起点先がいなくなったことである。
2つ目はブリジュラスは初手に来やすいポケモンという事。つまり、初手に出すエルフーンとかち合う確率が激増したのである。ブリジュラスというポケモンは型が非常に多く受けづらい。そのためエルフーン側は一度光の壁から入らざるを得ないのだが、ここでラスカ等で体力を半分削られてしまう。このせいで、コットンガードで詰ませられそうな展開になっても、その頃には体力が足りてない...みたいなことになってしまった。

 

以上より、机上論では強そうだったが実際にはスペック不足&環境に置いて行かれた型、というのが現状の評価である。

しかし、ゴツゴツメットによる対ラオスの削りや、壁による初手出しの安定化など評価できる点も多い。
解決策としては、もっとBに厚くして耐物理性能を高める、技を変えて削りorサポートにより特化させる、といったところか。

型としてはイマイチな感じになってしまったが、アイデアとしてはかなり良かったと感じる。
というか、ここから改善案出して実際に新たな型の開拓もできた*6。なので、考察の方向性としては悪くなかったのかなと思った。

ということで、この記事を叩き台に皆さんも新しい型を考えてみてください。

 

あとがき 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

SV式ハイブリッドゴツメエルフーン、いかがだったでしょうか?
今回は不幸にも活躍時期に恵まれませんでしたが、考察のタネとしてはかなり面白いものになったんじゃないかと思っています。
興味あれば、ここからさらに発展させていただけると幸いです。

質問や相談など何かありましたらコメントやX(@elfugenger_poke)までお願いします。
感想は、Xのハッシュタグ#変態型エルフーン考察」に入れてくれると嬉しいです。

 

それでは今回はこの辺で失礼します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年入ってから暫く毎週のように記事上げてたけど、今月は仕事を鬼のように振られていたのでペース落としてました。
でも、環境の変化と自分の考察速度に対して執筆速度が追いついていないので、できる限り頑張りたいです。

 

*1:個人的には舐められてる環境の方がエルフーン動かしやすいので困ってはいるけど、単体スペック低いポケモンだからそのうち流行落ち着きそう()
正直、youtuberに散々サフゴに何もできないとか言って貶されていたのに、ここにきて急に手のひら返しされるのはあまり気分は良くない。貶したままにしておけ(逆張り)

*2:実は本考察がその9か10くらいになる予定だったが、環境とのズレが大きくなったせいで執筆時期を前倒しにした経緯がある。つまるところ、実際に使ってみたら想定した環境と変わっていてあまり刺さらなかったというお話ですね()

*3:過去形からわかるとおり、今の回答は変わってます。まあ、アンコールがぶっちぎりで強いわな()

*4:テラスによる耐性変化で、弱点→等倍なら実質耐久値2倍、弱点→半減なら実質耐久値4倍となる。それにコットンの2.5倍や壁の2倍を合わせることで、実質耐久値を1ターンで4~10倍まで跳ね上げることができる。

*5:ちなみに、S15初期はこの初手の思考停止蜻蛉対策にかなり思考を費やしてました。例えば、脱出ボタンを持たせることで、相手のスカーフラオスを蜻蛉で拘らせたまま眼鏡カミを展開するなど。この思考停止蜻蛉対策シリーズは後々の考察でちょいちょい出てくると思います。

*6:これについては、そのうちまた記事に出します