初めましての方は以下略、ひやしうめです。
懲りずにゲンガーの型紹介です。
今回はHD眼鏡ゲンガーです。
は?って思うかもですが結構強かったです。
それではどうぞ。
ゲンガー@拘り眼鏡
性格:臆病
特性:呪われボディ
テラスタイプ:草
努力値:H156 D252 S100
実数値:155-*-80-150-127-157*1
技:シャドボ ヘド爆 エナボ トリック
調整:
C:シャドボで無振りハバタクカミ確定、ヘド爆で無振りツツミ確定
HD:ハバタクカミのシャドボを87.5%耐え(草テラス時96.9%の高乱数2耐え)、ツツミの眼鏡イドンプ耐え
S:最速コノヨ抜き
Cに振らないで耐久にガッツリ割いた眼鏡ゲンガー。
眼鏡ゲンガーは自分より遅いポケモンに強い型だが、110族の同速ミラーや100族付近のそもそも勝てるか怪しいラインを無視すると、コノヨザル抜きくらいでいいんじゃね?って思ったことからスタート。
また、前に考察したHDカムラゲンガーより、耐久にガッツリ振れば対面性能上がるんじゃね?ということで残りを全て耐久に割いてみた。
すると、HDに全て努力値を割くことでハバタクカミにワンチャン勝てることが判明(詳細は後述)。
ついでにテツノツツミにも勝ち目があることがわかった。
以上より、耐久振り+眼鏡により、本来なら負け濃厚の相手に勝ち筋を残せるようになった。
また、自分より遅い相手にはそもそもCに振って火力を上げるよりも、耐久に振って2回攻撃できるようにした方が実質的な火力が増加する。
よって、Cに振らない眼鏡ゲンガー*2が完成した。
テラスタイプは対地面で有利になる&キョジオーンやヘイラッシャに一致弱点をつけるようになる草にしてみた。まあ、ここは対地面考えなければ毒とかでもいいかも。
技については、以下の4つにしてみた。エナボの枠はテラス次第で要検討。
- シャドーボール
通りがいい。が、火力は割と微妙。対鋼とかに打ちたいので必要っちゃ必要。 - ヘドロ爆弾
メインウェポン。等倍ならH振りセグレイブが大体2発で落ちる程度の火力がある*3。
ツツミのテラスに関わらず大体確定取れるのも偉い。 - エナボ
眼鏡ということで耐久ポケモンを崩したいと思うので入れた。キョジオーンやヘイラッシャに強くなれる。ただ、これでこだわると若干リスキー。どちらかというとトリックした後に打ちたい。
この枠は、気合玉や10万ボルト、各テラバーストとかでもいいと思う。 - トリック
眼鏡トリック。受けポケモンの崩し用。対受けはどうせ一貫する技ないのでさっさとトリックしちゃっていいと思う。
この技があるだけで受け崩しという明確な役割が増えるので、技範囲を広げるよりも優先したいところ。
対ハバタクカミは、以下の条件を満たしていれば*4そのままシャドボで大体勝てます(まあ、大体ブーストエナジー相手に限定されるけど)。
- 眼鏡、襷、チョッキ以外
- C補正なし
- テラスを切ってこない
また、テラスについてもフェアリーテラスを既に切っているならヘドロ爆弾で勝てます。
とはいえ、対面しても勝ち筋がある程度で、基本的には不利寄りと思った方がいい。
カミを見ても選出を渋る必要がない、ということが大切。
対ツツミについては眼鏡イドンプまで耐えてこちらのヘド爆が確1。よってヘド爆安定。
まあ、相手視点もクイックターン打ちたいだろうから、積極的に合わせるよりは偶発対面狙う方が良さげ。
動き方の補足については以上。
で、実際に使った感想。従来の眼鏡ゲンガーより明らかに選出しやすかった。
かなり特殊耐久に厚く割いたことにより、ハバタクカミやツツミを見ても臆することなく選出できるのが何より大きい。
Sラインについてもこれで不足してると感じることはなかった。
実践不足で受け構築には当たってないが、まあトリックすれば大体活躍してくれるでしょとは思う。対受けの拘りトリックの強さは既にスカーフゲンガーで実証済みだし。
ただ、まあドドゲザンがいると出しづらい。これに関してはそもそもドゲザ入りには出さず、それ以外の構築に出せるようにすることがコンセプトだったので、想定内ではある。
テラスについては一回も切らなかったので諸説。毒テラスだと対カミがもう少し安定するので、要検討な気はする。草は草で多分強いと思うけど。
で、耐久ゲンガーを使う上で気づいたことだが、相手視点でどう見えているかが大事。
例えば、ゲンガーのHPが6割くらいで眼鏡のハバタクカミと対面したとする。この時、こちらはシャドボが怖いので交代したくなるだろう。
だが、相手視点ではゲンガーは耐久無振りを想定する。すると、フェアリーテラス眼鏡ムンフォが安定だったりするのだ。
つまり、こちらとしてはテラスを切らずにヘド爆が正解、という場面なのである。
もちろん、相手の特殊技を食らっていればD振りがバレて色々変わるが、このように相手が耐久無振りを想定して動く、ということは常に頭に入れておく必要がある*5。
以上より、受け崩し性能+そこそこの対面性能を併せ持った型という感じ。
もっと色々開拓進められそうな型なので、興味あればぜひ試してみてください。
あとがき
ここまでお読みいただきありがとうございました。
HD眼鏡ゲンガーいかがだったでしょうか。
今期はもっと面白い型を思いついたのでそちらを使っていましたが、この型も選択肢に入るレベルには優秀でした。興味がありましたら是非使っていただければと思います。
何か質問やコメント等ありましたら、コメントやtwitter(@elfugenger_poke)までお願いします。
それでは今回はこの辺で失礼します。
18行ったらモチベ下がっちゃった。というか、下手にロム動かしたくなくなったので、また来期に色々型試していけたらなあと思う。
*1:ちなみに、同じ調整をしたムウマージにB実数値1だけ負けます。流石に草
左:ゲンガー、右:ムウマージ
まあ、毒タイプ+ヘドロ爆弾のおかげで完全劣化なわけではないですけど、普段ゲンガーの劣化って言われてるポケモンに数値負けるのは結構面白いですよね。
ちなみに、ゲンガーとムウマージはAを除いた種族値合計は全く同じで、Aはムウマージの方が低いので、実はマージの劣化説ある()
*2:ちなみに、火力指数の目安としては実はC252メガゲンガーが近い。C実数値150×1.5=225、C252メガゲンガー=222なので。
また、特殊耐久のラインも実はH159-D124のメガゲンガーとほぼ同じくらい。この調整は、無振りメガゲンのシャドボを87.5%で耐えるという、6世代の時に流行していた振り方である。
だから、このゲンガーは実質的にHCメガゲンガーみたいな感じ(弱そう)
6~7世代でメガゲンガー触ってた人はなんとなくダメージ感覚とかわかりやすいかも
*3:チョッキは無理
*4:カシブとかみたいな環境にいない型で揚げ足取るのはやめてね?
*5:実際、先の例でカミのテラスムンフォで負けたり、逆にHP5割からツツミのフリドラ耐えて勝った試合などもある。こういう変態型は、常に相手からどう見えているかを脳内に叩き込んでおくことが大事だと思った。