初めての方は初めまして、そうでない方はお久しぶり(?)です。ひやしうめです。
初見の方に軽く自己紹介しますと、普段は変なエルフーン(変態型エルフーン考察)やゲンガー(今まで使ったゲンガーまとめ)、マホイップ(マホイップ 考察 )の型開発をしているものです。以後お見知り置きを...
今回は久しぶりの構築記事となります*1。
と言うのも、これまで剣盾環境ではずっと最終5桁常連()と言う酷い有様だったのですが、やっと自分の中の低い目標である最終4桁前半を達成したからですね。強者の方々からしたら大した結果ではないとは思いますが、自分の中では一区切りつけることができたので記事を書くことにしました。変なポケモンも何匹か使っているので、読んでいただければ幸いです。
(なお、普段愛用しているマスコット枠のエルフーンが出禁になった今シーズンで一番結果を出せてしまったのがなんとも歯痒い...)
↑GOTCHAのリーリエちゃん最高に可愛かったですね!!やっぱリーリエのゼンリョクといえばノーマルZのポーズだよなぁ!?
↑最終順位 ラストチキらないであと1戦潜って勝ててたら1800だったかもと思うとなんとも言えない。ただ、最終日は体調悪くて潜れなかったししゃーなし
というか、こういうことがあるからライト勢こそレート表示して欲しいんですけどねぇ...
順位じゃどこ目標にすればいいかわかんねぇよ...
↑忙しい人用の構築簡易まとめ
以下常体
構築コンセプト
相手を事故らせる
対戦をしていると、「いやその型は読めないわぁ、これは事故と割り切ろう...」という場面が少なからずあると思う。
本構築は、この「事故」を全試合で起こす、すなわち「全対戦相手を無理やり事故らせる」がコンセプト。(当たり屋かな??)
再戦を度外視した、対戦ライト勢によるとりあえずそこそこのレートまでは行くことを目標とした構築である。
事故らせるために、”相手からは読まれないこと”を構築内にふんだんに盛り込んでいる。
ちなみに、タイトルの"事故対面構築"の由来もこれです。絶望から始まっているのはエルフーンを出禁にされたからです。ゲーフリを赦すな
構築経緯
まずはじめに言っておくと、本構築は負けが込んでどうしようもなかった時に組んだ、5秒でできた構築です。なのであんまりちゃんと考察して組んだ構築ではないことをあらかじめご了承ください()
まず、好きなポケモンである、は確定。
使ってみたかったので@チョッキ。この型を軸にすると言うことで、チョッキをダイマエースとする対面構築にすることにした。事故ポイント①
は相手視点襷に見えるはずなので、とりあえず襷以外に。型はメンツが決まってから決めたが、マホで相手するのが面倒な受け系やチョッキ持ちを縛るために@スカーフで採用。事故ポイント②
襷枠は、使用した中で最も使用感の良かった連撃@襷。
また、攻撃的な構築に受け駒が入ってる構築を相手にするのが個人的に嫌だったので、相手にも同じ苦痛を味わってもらうために@輝石採用。型は対面性能が比較的あるミラコ型。事故ポイント③
そして、襷やダイマなしに対面性能が高そうな駒として、@長ネギを採用。ここは半分以上お遊びだが、水フェアリー+地面の並びや、下の方で流行ってた壁パへのメタとしての採用でもある。事故ポイント④
最後に余った枠に、見た目だけ電気の一貫を切るために見せポケの@珠採用。相手視点ではエースに見えるように、マホゲンの下に配置した。相手視点ではエース枠がこいつだけに見えるが、こちらからはこいつを選出することはない。選出率驚異の0%。事故ポイント⑤
構築の動きとしては、
1. orで荒らす
2. ダイマックスの火力で相手を事故らせる。ダイマを相手に誘発させる。
3. ダイマが切れた相手をorで詰める
と言った感じ。マホイップはこの構築を使ってから選出率100%である。
単体紹介
マホイップ@突撃チョッキ(キョダイ個体)
性格:控えめ
特性:スイートベール
努力値:H4 B196 C252 D4 S52
実数値:141-*-120-178-142-91
技:マジシャ マジフレ ギガドレ サイキネ
調整:
HB:陽気珠パッチの電撃嘴をダイマで確定耐え
C:特化 (珠ダメの入ったダイマパッチがダンエンで56.2%程度の火力)
D:端数 (チョッキ込みでHD特化の0.92倍ほどの特殊耐久)
S:4振りアマガ+3
エルフーンがいなくなった現在における、私の構築の新たなマスコット枠。
こんな変な型だが、これでも構築の軸。相手をほぼ確実に事故らせる生粋の当たり屋。
役割としてはダイマエース。ダイマした際の数値の高さに惚れたのでチョッキ採用。
チョッキを持てばD方面は十分そうだったので、HCではなくBCベース(パッチラゴンに対面撃ち勝ちやすくなる)。
技は、キョダイマックス時の技が強力な一致技マジカルシャイン*2、鋼への有効打かつCダウンが強力なマジカルフレイム、水フェアリー+地面の並びに一貫し回復もできるギガドレイン、ドヒド・マタドガス・バレルといった毒や、技が半減以下になる炎タイプへの打点としてサイキネとした。
この4ウェポンの刺さりが強烈で、何十戦か回したが選出できない構築はなかった。
チョッキアタッカーにするならニンフやピクシーの方がいいのでは?と思われそうだが、
- キョダイダンエンの回復により、ダイマ時の打ち合いに強い
- スイートベールにより、バレルやバタフリー等の催眠技が無効(むしろ積極的に繰り出せる)
- ギガドレにより流行りの水フェアリー+地面の並びに強い。また、回復により非ダイマ時にも粘れる
と言う点から差別化は十分、むしろこちらの方が環境的に強いまであると思った。
選出率は本構築において100%。出した試合のほぼ全てでダイマックスした。
相手が事故ってる様子がよく見られて、使っててとても楽しかった()
詳細は以下の記事にまとめてあるのでそちらを参照。
ゲンガー@こだわりスカーフ(通常個体)
性格:控えめ
特性:呪われボディ*3
努力値:H12 B172 C68 D4 S252
実数値:137-*-102-174-96-162
技:シャドボ ヘドウェ 鬼火 トリック
調整:
HB:陽気ルカリオのコメット+バレットを98%耐え
C:余り
D:端数
S:最速ダルマ抜き
BSスカーフゲンガー。マホイップを通す上で面倒な特殊受けやチョッキ持ちをスカトリで機能停止にするのが主なお仕事。
型はボックスにいた中で最も信頼している耐久振りのものを流用した。スカーフゲンガーはその低耐久ゆえにスカトリしたターンにそのまま倒される、という展開が非常に多いため個人的には耐久振り一択。
(しかし、襷ルカリオは環境にいなかったのでもう少し特殊耐久を伸ばした調整でもよかったかもしれない。)
技は一致で通りのいいシャドボ、環境に多いフェアリーメタのヘドウェ 、ウーラオスやパッチ対面で誤魔化す鬼火、採用理由のトリック。
スカーフゲンガーの鬼火はめちゃくちゃ選出しやすくなるのでもう少し流行ってもいい気がする() イメージは鬼火トリックのスカーフロトム。
なお、キョダイマックス個体ではなく通常個体である。これは確かにただの妥協ではある()のだが、①ゲンガーをダイマックスさせる展開はほぼない、②構築に物理先制技持ちが2匹いるためダイホロウが比較的生きやすい、という2点から通常個体で問題ないと感じた。
選出率は本構築ではやや控えめだったが、スカトリの通る試合では非常に活躍してくれた。
なお、この型も以下の記事で紹介しているので気になった人は是非
ガマゲロゲ@命の珠
性格:意地っ張り
特性:すいすい
努力値:H4 A252 S252
実数値:181-161-95-*-95-126
技:アクブレ 地震 ウィップ 毒々
調整:ASぶっぱ
電気の一貫切り枠。相手から見たら多分エース枠に見える(はず)
相手にはエースだと思って欲しいので、固定枠のマホイップ・ゲンガーの下に配置するようにしていた。
この枠は見た目上パッチの嘴の一貫が切れていればいいのだが、
- 特殊型の可能性が高いため、ダイドラグーン持ちのパッチも出てきづらい
- 構築で処理が楽な草や水を呼びやすい
といった点からガマゲロゲの採用になった。しかし、適当に決めたので型はボックスにたまたまいた物理型となっている。
選出率は驚異の0。しかし、格闘が2体いるにも関わらず相手がナットを出してきたり、やたらバレルやアシレが出てきたりと、選出誘導はしっかり果たせていた。
ぶっちゃけパッチが苦手な本構築でなんやかんやここまでこれたのも、こいつが睨みを利かせてくれていたおかげ。(まあまあパッチ選出されてたけど笑)
サニーゴ@輝石
性格:図太い
特性:呪われボディ
努力値:H252 B252 S4
実数値:167-*-167-85-120-51
技:ナイトヘッド 鬼火 ちかすい ミラコ
調整:HBぶっぱ
詰ませ枠。攻撃的な構築にピン刺しされてる受けコマが個人的に非常に嫌だったので、自分も採用してみることにした。
型は、以下の記事において「対面構築におけるサニーゴが強い!!」とあったので同じものをそのまま採用してみた。
(無断ですので、問題がありましたら削除します)
実際に使った感じとしては、アシレーヌやピクシーといった対面で積まれてしまうポケモン、一撃ウーラオスのようなそもそも受かっていないポケモン、サンパワーリザなどの対面勝てるか怪しいポケモンが多くそこまでの選出率は見込めなかったが、対策していない構築は一瞬で崩壊させる強さがあった。また、相手視点でもちょくちょくサニーゴを意識した選出が見られ、選出せずとも相手を事故らせる要因となっていた。
ミラコは正直あまり決まらなかったが、特殊相手にも出せていけるので選出しやすさという点ではよかったと思う。
ネギガナイト@長ネギ
今はなきエルフーンの代わり...、な訳なかった()
性格:意地っ張り
特性:肝っ玉
努力値:A252 D84 S172
実数値:137-205-115-*-113-107
技:インファ リフブレ はたき フェイント
調整:
A:特化
HD:臆病サザンの流星耐え
S:無振りロトム抜き
現環境において襷もダイマもないポケモンの中では対面性能が高いと思い採用。長ネギ*4により50%で急所に当たるようになるので、想定外の火力を相手に押し付けられる。
最初はASぶっぱだったが、D方面の柔らかさが気になり調整を変更した。
環境ではあまり見ないポケモンだが、
・環境に多いウーラオスやホルードに対面から勝てる
・受け出してくる水フェアリーも確定急所リフブレで許さない
・流行ってた壁パに対して50%急所を押し付けられる
・叩きでアイテムを落とせる
といった強みがあり、環境にマッチしていると感じた。
とはいっても、やはりダイジェット持ちや単フェアリーあたりへの弱さは健在だったので注意したいところ。
よく先発で出したが非常に使い勝手が良かった。特に、水フェアリーで受けようとしてくる相手はいいカモだった。(進化前がカモネギだけにwww) 相手を事故らせるという面でかなり活躍をしてくれた。
連撃ウーラオス@襷
性格:陽気
特性:不可視の拳
努力値:A252 D4 S252
実数値:175-182-120-*-81-163
技:水流連打 インファ 毒づき アクジェ
調整:ASぶっぱ
環境で対面性能が高い襷連撃ウーラオス。相手視点ではゲンガーが襷に見えるはずなので、多分事故誘発してるはず()
このポケモンについては言うまでもないと思うが強かった。襷を持ったこいつでないと処理できないポケモン(パッチ、リザ等)がいるので慎重に扱った。
ラストに置いた時の対面性能が高く、マホイップで相手のダイマを誘発して枯らせればウーラオスでうまく詰めることができた。
性格は同族意識で最速、技は一致の水流連打とインファ、先制技のアクジェ、そしてラストは環境に多いフェアリーに交代読みで打てる毒づきとした。ドヒドイデのような雷パンが刺さる相手よりも、ピクシーやニンフの方が多かったのでこちらで良かった。追加効果の毒も強い。
基本的にラストはこいつで締めていたので、選出率は高め。こいつを受けにくる駒の大半はマホイップで押し切れるので、マホとの相性も良かった。
選出
構築経緯でも少し触れた通り、基本はor + + or。は出しても勝てるビジョンが見えなかったので出さなかった()
誰にするかは相手を見て決めるが、と出すことが多かった(格闘2枚選出ってマジ!?)
受け系の構築には、 と出し、スカトリや叩きで相手のアイテムを奪いながらマホイップの一貫を作ることを心がけていた。
苦手な相手
ダイマまで考えると勝てるポケモンがしかいない。そのため振り対面を作るとほぼ確実に1匹持ってかれる。
実戦ではどうしたかと言うと、でダイマしてターン稼いだり、で襷を盾に無理やり殴り合ってなんとか乗り切った。なんか意外と勝てた() 多分相手が勝手に事故ってくれたおかげですね...
- パッチラゴン
やで選出抑制しているが、逆に言えば抑制できなかったらヤバイ。詰まる所、選出されるととても困る。
対処法としては、で地下水、ダイマを切らせてのインファ+アクジェ+のフェイントで乗り切る、でEF嘴される前にダイマで突破する、で鬼火を入れとくなどがあるが、これらを乗り越えられてしまうと厳しい。実際選出の関係でと出していると、やばいなぁということが何度かあった。相手の深読みや外しでなんか勝った()
おまけ
この構築を使う前に使ってたちょっと面白い型について少し紹介
・マホイップ@珠
性格:控えめ
特性:スイートベール
努力値:H228 B164 C52 D4 S60
実数値:169-*-116-150-142-92
技:マジシャ マジフレ 瞑想 自己再生
調整:
H:10n-1
HB:残り(陽気ドリュのアイへを87.5%耐え)
C:+1キョダイダンエンでH4キッスが93.7%の高乱数1, H振りカバが確定1, HDポリ2が76.5%の高乱数2
+1ダイバーンでH振りチョッキジバコ確定, H振りガルド確定, HD特化アマガが62.5%の中乱数1
D:臆病眼鏡ドラパのシャドボを93.7%で2耐え
S:4振りアマガ+4, 4振り70族抜き
元祖ダイマ用マホイップ。ダイマした際の制圧力がなかなか高く優秀であった。しかし、構築を解体した際に「チョッキマホイップを使ってみたい」と言うただそれだけの理由で解雇。今の環境であればこの型も十分活躍できると思う。
詳細は以下の記事にあるので、気になる方は是非
・ゲンガー@チョッキ
性格:臆病
努力値:C212 D116 S180
実数値:135-*-80-177-110-168
技:シャドボ ヘド爆 ギガドレ 破壊光線
調整:187アシレの泡沫が96.5%で2耐え, 特化アシレの熱湯は火傷1回込み98,1%で2耐え, 特化珠リザのダイジェットを確定耐え, H振りチョッキアシレをヘド爆で89%の乱数2, 最速100族抜き
アシレにあと投げできるゲンガー。ギガドレを持たせることで複数回のサイクルが可能になるほか、地面枠の後投げも牽制できる。
めちゃめちゃ優秀だったが、サイクルの相方であったサザンドラが全く刺さらなくなってきたことと、マホイップにチョッキを奪われたことにより解雇。この型も普通に今の環境で活躍できると思う。ただ、バレルが増えすぎてアシレがサイキネ持ち始めたのはクソ()
こちらも詳細は以下の記事にまとめてあるので、興味ある方は是非
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました。今回の構築はいかがだったでしょうか。
大した順位ではないですが、初めて4桁前半まで来ることができて個人的に嬉しかったです。変なポケモンばかりのクソ構築ですが、何かしら参考になってくれたら幸いです。
疑問、質問、誤字等ありましたら気軽にコメントやツイッター(@elfugenger_poke)までご連絡ください。
それでは今回はこの辺で、失礼します。