ひやしうめです。
この記事は、私がSV環境で考察したタギングルの型について好き勝手語るだけの記事です。
せっかく考えた型が実用性微妙だったとかでボツになったのもアイデアとして残しときたいなぁと思って、書いた次第です。
なお、評価として使用時環境での選出のしやすさ・強さを★で表してますが、なんとなくつけたのでそんなに参考にしないでください><
それではどうぞ
お盆軽業剣舞
持ち物:お盆
性格:意地
特性:軽業
テラスタイプ:悪
努力値:H236 A196 B4 D36 S36
実数値:168-154-86-*-97-135
技:ダストシュート 叩き落とす 身代わり 剣舞
調整:
H:4n
A:11n(A+2叩きでH振りサフゴ確定程度)
B:意地鉢巻ドラパのドラゴンアローを77.4%耐え
D:特化サフゴのゴルラを最高乱数切り耐え
S:最速ガッサ抜き
選出しやすさ:★★☆☆☆
強さ:★★☆☆☆
解説:↓これ
最初に育成した型。下手に補助技入れたメタ思考の型よりは爆発力のある型の方が使いやすいと思い、剣舞軽業型に。
当時環境に多かったサフゴ、ドラパ、ミミッキュのゴーストタイプ共に勝てるような調整を加えた感じ。
で、実際に使ってみた感じは毒/悪の技範囲が狭くて予想以上に選出できない。特に、硬い地面や鋼に簡単に止まるのが致命的だった。
また、対サフゴも型が多様化したせいで全対応とはいかず、相手の行動に左右されがちだった。結果としては失敗かな。
多分、風船の方がまだ活躍させやすかったような気がする。
毒手お盆
持ち物:お盆
性格:腕白
特性:毒手
テラスタイプ:毒(別のタイプ推奨)
努力値:H244 B228 D36
実数値:169-115-125-*-97-130
技:毒突き 叩き落とす 挑発 怒りの前歯
調整:
H:4n+1
B:余り(塩ラッシャアマガあたり意識)
D:特化サフゴのゴルラ耐え
選出しやすさ:★☆☆☆☆
強さ:★★☆☆☆
解説:HB毒手タギングル。毒手+毒突きによる51%毒、毒手+前歯による5割削り+30%毒の削り性能に目をつけた。
クッションとして運用するために耐久に全振り。当時の耐久ポケモンが物理に偏っていたので、ほぼHBぶっぱ。
技は、コンセプトの毒突き、残飯等を落とす叩き、耐久ポケモンを崩すための挑発+前歯とした。
で、使ってみたらまあ選出できない。というのも、出したところで鋼や地面に大した仕事ができず、選出に組み込むことができなかったから。また、対耐久ポケモンも大して強いわけでもない。というか、毒にならない受けが多すぎる() 塩、アマガ、ドオー、お前らだよ
ということでお蔵入りしたため記事にはなってません。でも、最近使ってるHBタギングルの片鱗は既に出ている気がする。
お盆悪戯捨て台詞
持ち物:お盆
性格:腕白
特性:悪戯心
テラスタイプ:ノーマル(別のタイプ推奨)
努力値:H244 B228 D36
実数値:169-115-125-*-97-130
技:叩き落とす 挑発 怒りの前歯 捨て台詞
調整:
H:4n+1
B:余り(塩ラッシャアマガあたり意識)
D:特化サフゴのゴルラ耐え
選出しやすさ:★☆☆☆☆
強さ:★★☆☆☆
解説:上のHB毒手タギングルの特性を悪戯心、毒突きを捨て台詞に変えた型。挑発+前歯の受け崩しと、捨て台詞によるサイクルの潤滑油になることが仕事。
こいつも、使ってみたら選出機会がほぼなかった。一番の原因はドドゲザンに何もできないこと。環境にめちゃくちゃ多かったドドゲザンに対して捨て台詞が無効化され、前歯で削っても剣舞の基点にされるだけで余り意味がない。
そのため、ドドゲザンがいるだけで選出する気にならなかった。ほぼ選出できてないので、使用感も正直よくわからん()
ということでこれもお蔵入り。
毒みが前歯
持ち物:黒いヘドロ
性格:腕白
特性:悪戯心
テラスタイプ:毒(適当)
努力値:H196 B244 D68
実数値:163-115-127-*-101-130
技:叩き落とす 怒りの前歯 毒々 身代わり
調整:
H:16n+3
B:余り(ラッシャのウェブタ2耐え)
D:特化サフゴのゴルラ耐え
選出しやすさ:★☆☆☆☆
強さ:★★☆☆☆
解説:毒々+身代わりに加えて、怒りの前歯を加えた削り特化構成。
使ってみたところ、選出機会ほぼ無し。嵌められる相手が当時の環境(レギュA)には存在しなかった。
悪戯毒々も効く相手がほぼいないし、使い勝手が悪すぎる。ここまで3連で耐久振り+前歯の型を使ってみて、この系統は選出できない木偶の坊だということを悟った。お蔵入り
襷アタッカー
持ち物:気合の襷
性格:陽気
特性:悪戯心
テラスタイプ:毒(別のタイプ推奨)
努力値:H4 A252 B28 D4 S220
実数値:139-147-89-*-93-173
技:ダストシュート 叩き落とす けたぐり 真似っこ
調整:
H:奇数
A:ぶっぱ
B:特化ドラパのドラゴンアローを約9割耐え
D:端数
S:最速105族抜き
選出しやすさ:★☆☆☆☆
強さ:★★☆☆☆
解説:当時、変なゲンガー(チョッキ、眼鏡等)にハマっていたので、余った襷を持たせてみた。
襷を持たせる上で、悪戯心真似っこに着目。この技は前ターンの最後に撃たれた技が攻撃技なら事実上の先制技に変化する。よって、毒/悪/格闘の攻撃範囲+先制技で対面を制してみようというコンセプトで育成してみた。
これも選出機会ほぼ無し。お蔵入り。
まあ、薄々わかりそうだけどこんなのでタイマンして勝てる相手が思いつかなかった()
環境に強いポケモン多すぎなんだよな。どう考えてもゲンガーに襷持たせて道連れアンコした方が1000万倍有意義だった。
毒手HBスカーフ
持ち物:拘りスカーフ
性格:腕白
特性:毒手
テラスタイプ:悪
努力値:H228 B220 S60
実数値:167-115-124-*-92-138
技:イカサマ 蜻蛉返り 蹴た繰り すり替え
調整:
H:8n-1
B:余り
S:最速パオジアン、ツツミ抜き
選出しやすさ:★★☆☆☆
強さ:★★☆☆☆
解説:こいつ特有の仕事が見出せなかったため、対受けにスカーフすり替えを差してみようと思い考案。
考案当初(レギュA)はドラパ抜きまでSを上げており、イカサマでドラパを狩る仕事も担当させていた。
また、蜻蛉で回すだけで3割毒の負荷をかけられるのも面白そうだと思っていた。
実際レギュAで使ってみたところ、マスカとドラパがスカーフを持って不毛なSライン争いをしており、こいつのスカーフは全く生きなかった...。また、耐久ポケモンも絡め手主体なタギングルを見ると不穏を感じるのかサフゴ等に引いてしまい、何もできないということが多出。お蔵入りとなった。
その後、レギュCで現在の調整で使用。パオジアンに投げつつ上から蹴た繰りを入れればいいじゃないの寸法。襷も3割で貫通。すごい!!
実際は蹴た繰りで拘る行為自体が弱すぎて普通に負け筋だった。サフゴに何もできないのも相変わらず。つまりは弱い()
あと蜻蛉についてだが、こいつは有利不利がはっきりしておらず相手が引くか否かの判断が難しい。そのため蜻蛉を打っても得しない場面が多く余り必要を感じなかった。これは今後も意識しておきたいところ。エルフーンの蜻蛉とはだいぶ勝手が違う*1。
毒手前歯
持ち物:風船
性格:陽気
特性:毒手
テラスタイプ:悪
努力値:H252 A4 B12 D44 S196
実数値:170-116-87-*-98-170
技:叩き落とす 蹴た繰り 怒りの前歯 挑発
調整:
H:ぶっぱ
A:端数
B:陽気ドラパの珠ドラゴンアローを95%耐え
D:サザンの特化流星を最高乱数切り耐え
S:最速ガブ抜き
選出しやすさ:★★★★☆
強さ:★★★★☆
解説:↓これ。
やっとその2が出てきたあたり、型開拓に相当苦悩したことが窺える。一応レギュA。
長きにわたる考察の結果、タギングルに固有の仕事を与えることは無理だと判断した*2ため、浅く広く役割を持たせることを意識した。
具体的には、このポケモンの苦手を洗いざらい書き出し、それらに対する最低限の対抗策を入れる。これにより、とりあえず先発に出して後続圏内まで削りを入れることができるようにした。
詳細は元記事を見てほしいが、上がった欠点は地面・悪・鋼に何もできない、といったところ。
そこで、風船+蹴た繰りの採用でその欠点を解決。毒手+怒りの前歯で相手への削りも完璧。
結果としてまさかのタイプ一致技不採用となったが、実際これまで毒突きを打った回数が数えるほどもなかったので躊躇いなく切ることができた。
こんな感じで考察したが、実際に使ってみたらかなり強さを感じた。
選出のしやすさが一気に跳ね上がり、多くの相手に削りを入れる仕事ができた。
この考察は自分の中でかなり大きな転機だったなと今でも思う。
HD毒身がアンコ
持ち物:黒いヘドロ
性格:臆病
特性:悪戯心
テラスタイプ:毒(ヘドロ考えなかったら他のタイプでもいい)
努力値:H180 D252 S76
実数値:161-*-85-*-124-154
技:イカサマ 毒々 身代わり アンコール
調整:
H:16n+1
D:ぶっぱ
S:最速85族+4
選出しやすさ:★★★☆☆
強さ:★★★★☆
解説:↓これ。
ここからレギュB、いわゆるパラドックス環境。
ハバタクカミという明確な仮想敵がやっと出てきたので、それに後投げしつつハメれるHD毒身が型。
後投げされる物理型を押せるようにイカサマを採用し、悪戯心アンコールが強力だったのでアンコも採用。
この時期はドドゲザンが少なくアンコールがかなり刺さった印象。相手の積み技をアンコールして何度も世界を救った。
だが、やはり仮想敵がハバタクカミくらいであり選出はしにくかった。というか、こいつを出す選出パターンがうまくまとまらなかった。
この時期は久々にレート1800まで行ったりしたが、その時もこいつはほぼお荷物状態。ハバタクカミは襷セグレやミミッキュ、HDゲンガーなんかで対応できてしまっていた。
ということで個人的にはちょっと評価低め。世の中的には一番オーソドックスなタギングルだと思うけどね。
軽業前歯
持ち物:風船
性格:腕白
特性:軽業
テラスタイプ:毒(別のタイプ推奨)
努力値:H228 B236 D44
実数値:167-115-126-*-98-130
技:叩き落とす 蹴た繰り 怒りの前歯 挑発
調整:
H:8n-1
B:ドゲザの土下座+不意を約97%耐え
D:特化サフゴのゴルラ耐え
選出しやすさ:★★★★☆
強さ:★★★★☆
解説:↓これ。
使ったのはレギュBだが、考察は上の毒手前歯と同時期(レギュA)。
というかコンセプトは全く同じで、どちらを使おうか迷った結果毒手の方を使っていたという経緯がある。
で、せっかくなのでレギュBでこちらを使ってみた。
結論としては、思ったよりだいぶ強い。環境の変化で毒手型は正直微妙だと思っていたが、HB軽業にすることでかなり動かしやすくなった印象。
反面、挑発+前歯が強いかというとそうでもなく、あまり崩しとしては生きてなかった印象がある。
とはいえ、ここから先はこの型がベースになっていくくらいには強力な型だと感じた。
HAチョッキ
持ち物:突撃チョッキ
性格:意地
特性:毒手
テラスタイプ:毒(別のタイプ推奨)
努力値:H228 A172 D108
実数値:167-150-85-*-106-130
技:毒突き 叩き落とす 蹴た繰り 蜻蛉
調整:
H:8n-1
A:余り
D:眼鏡カミのムンフォをほぼ3耐え(最大ダメージ56)
選出しやすさ:★★☆☆☆
強さ:★★☆☆☆
解説:ここからレギュC。上記の軽業前歯タギングルの使用感はかなり良かったが、一方で当時HD風船ゲンガーを使っていたこともあり、風船を取り合うという謎の事象が発生していた。
そこで、新しい役割を与えられないかということで考案したのがチョッキ型。とは言っても、チョッキのアイデア自体はSV発売当初から既にあり、その調整をここにきてやっと考察したといったところである。
役割としては、ハバタクカミに後投げしつつ蜻蛉で回していく、というもの。
特性は変化技が使えないことから悪戯は不要、アイテムを失うこともほぼないので軽業も不要。必然的に毒手となる。
技は毒手と相性のいい毒突き、サフゴへの打点の叩き、繰り出される悪への打点となる蹴た繰り、役割上必須の蜻蛉とした。
で使ってみた結果だが、ハバタクカミにしか役割がない。特に、チョッキでありながら環境の特殊アタッカーであるイーユイやドクガに投げられない数値の低さがとにかく気になった。
ツツミに対しても投げるのはいけそうだけど、その後にやることがない。
チョッキ枠としてのあまりの信用のなさにほとんど選出できませんでしたとさ。
軽業毒アンコ
持ち物:風船
性格:腕白
特性:軽業
テラスタイプ:悪
努力値:H228 B236 D44
実数値:167-115-126-*-98-130
技:叩き 蹴た繰り 毒々 アンコール
調整:
H:8n-1
B:特化鉢巻パオジアンの氷柱を87.5%耐え
D:特化サフゴのゴルラ耐え
選出しやすさ:★★★★☆
強さ:★★★★★
解説:↓これ。
軽業前歯型の怒りの前歯に疑問視しており、そこから生まれた型。
というのも、前歯ではお盆ディンルーに25%しかダメージが入らない、チオンジェンに前歯したところで宿木残飯でモリモリ回復されて意味がない、と言ったことが起きたためである。
そこで思いついたのが毒々という技。本来なら悪タイプの四凶には入れられないが、軽業にすることでそれを可能とする。
また、ディンルーに対し風船+アンコールを完備することで行動を制限しつつ毒ダメを稼ぐ、ということを思いついた。
よって、挑発/前歯→毒/アンコに変更。
実際に使ってみたところかなり使い勝手が良く、ディンルー入りに先発から出してカモれるのが非常に偉かった。
また、気づいた点としてパオジアンに対面から大体勝てるのも偉い。前歯型では対応不可だった氷柱→不意の動きに対して、蹴た繰り→毒で良くなったのは大きい。
この型は令和相棒自慢杯でも絶対選出枠で使用していたが、それでもなお強いことがわかったのは大きな収穫だった。
ハマった時の爆発力なら随一だと思う。
お盆毒前歯(アグロタギングル)
持ち物:お盆
性格:腕白
特性:軽業
テラスタイプ:悪
努力値:H252 B228 D28
実数値:170-115-125-*-96-130
技:叩き落とす 蹴た繰り 毒々 怒りの前歯
調整:
H:2n(カタストロフィ意識)
B:陽気パオの氷柱をお盆込み2耐え
D:特化サフゴのゴルラ耐え
選出しやすさ:★★★★★
強さ:★★★★★
解説:↓これ。
レギュCでは地面枠がディンルー一強であり、風船でなくてもいいのでは?と思ったとこからスタート。
ベースは上の軽業毒アンコと同じだが、風船でないならアンコが不要だと思い、怒りの前歯を再び採用してみた。
実際に使ったところ、使用感は最高クラス。何が大きいかというと、パオジアンを後投げから処理できるという点に尽きる。
襷以外のパオジアンは氷柱確定耐え→軽業蹴た繰りで上から処理できるので後投げ可能。襷の場合は陽気ならお盆込みで2耐えするので蹴た繰り→毒の動きで大体処理可能である。意地の場合だけ怪しいが、襷までは削れる。
また、対面なら一回までの怯みを許容できるのも大きい。
このパオジアンを処理できる、という一点だけで圧倒的な選出の汎用性を手に入れた。レギュCは勿論、この記事を執筆時のレギュDでも文句ない活躍をしてくれている。
また、パオジアンを処理した後も、叩き/毒/前歯とできることが沢山あり腐りにくい。相手が起点にしようものなら毒と前歯でターンを掛けるごとにジワジワ削れていく悪循環の完成。なかなかに凶悪。
以上より、文句なしの星5。
風船イカサマ
持ち物:風船
性格:腕白
特性:軽業
テラスタイプ:悪
努力値:H252 B252 D4
実数値:170-115-128-*-93-130
技:イカサマ 蹴た繰り 毒々 怒りの前歯
調整:
HBぶっぱ
選出しやすさ:★★★☆☆
強さ:★★★☆☆
解説:レギュDで使用。環境の地面がランドやガチグマといった火力の高いポケモンが多くなるので叩きよりイカサマの方が刺さるのでは?と思い考案。
ベースは上のアグロタギングルだが、対地面を考えて風船に戻してみた。
使ってみたが、中途半端さが目立つ。というかイカサマが弱く、テラスしないと大した火力にならないのがマイナスすぎた。カイリューとか2発で処理できたら大きかったのに...。
またお盆ではなくなったことにより、パオジアンを対面からしか処理できなくなったのも歯痒い。
叩きがないことによるサフゴへの打点のなさも×
結果として、むしろ使いづらくなってしまった。よって、選出しやすさも強さも大幅に下げた。
(サムネ用)